[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/25(14:35)]
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お名前: booktown
投稿日: 2003/2/8(01:27)
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まりあさん、こんばんは。アドバイスありがとうございます。 すごく参考になりました。 早速、『Hide and Seek』から読み聞かせを始めました。 〉 まず最初は絵を見せて、子どもにお話を想像して貰うのが 〉良いでしょう。本を読むときはストーリー展開を予測する力が 〉不可欠ですから。 〉 つぎに文字を目で追わせて、何度も読み聞かせるのが 〉良いのではないでしょうか? 読む前に「お父さんが英語の本を読んでやるからどんな話か考えてごらん」 といって絵を見せながらひととおり読んだ後で「『Hide and Seek』の意味 わかった?」と聞くと小1の弟のほうが「かくれんぼだ」と答えました。 〉 私は、この巻を見ていないので、想像になりますが、それは 〉かくれんぼをしていて、「もういいかい?」「まあだだよ」「もういいよ」 〉と声を掛け合うときの「もういいよ」に相当しているのではありませんか? 2回目を読み始めたところ、なんと弟のほうが「じゃあ、『Can you see us?』 は『もういいよ』っていうこと?」と言ったのでびっくりしました。 こどもの想像力や発想力は、本当におとな以上ですね。 「Hide and Seek」や「Can you see us?」を一つひとつの単語に分解して 考えるのではなく、「かくれんぼ」や「もういいよ」という意味だと 感覚的に理解できる能力が備わっているんですね。 〉 英文には意味があり、子どもが知りたがるのは当然ですから、その 〉ときは出来る限り、英文=私達の普通の言い方の日本文対応 で教えて 〉上げて下さい。Good Morning!を「良い朝」と教える人はいないでしょう? 〉おはようですよね。 すごく納得できるたとえですね。こどもの反応をみて実感しました。 よく考えたら、母国語である日本語をいちいち単語に分解して考えるなんて ことはしないのに、英語だと単語に分解して意味を理解しようとするなんて おかしな話ですよね。 構文だとか文法だとかに下手にとらわれてしまうおとなより、 こどものほうが自然な形で英語を理解できるのかもしれませんね。 〉 子どもが1人でCDを聞いて一生懸命反復練習 〉する姿を想像するのは、寒々しいと感じませんか?育児という観点 〉からは、お父様やお母様が子どもを膝に載せて読んで上げている方が 〉ずっと素晴らしいですよね? 〉 実際欧米ではアナウンサーなど特殊な人以外は、出身地域に 〉よる訛があるのが普通で、標準語という観念もあるかどうか? 〉日本人は少し発音にこだわりすぎるように感じます。 〉親子が楽しく過ごす団らんの一つのキーとして英語がある、と 〉いうような取り組み方が良いのではないでしょうか? 実は、私が英文を読み始めたところ、小1の弟のほうが私が読んだ後に続けて シャドウイングしだしました。 自分の発音の悪さもも、一種のなまりだと考えて、もっと気楽に こどもと英語でコミュニケーションをとりながら楽しみたいと思います。 今日は、小4のお兄ちゃんのほうはあまり乗ってこなかったのですが、 強制的にやらせてもかえってよくないと思うので、 あまりあせらず気長に親子で多読を続けたいと思います。 それでは、Happy Reading!
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/2/8(02:09)
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もうー、これはとってもすごい話ですね!
こういう例がたくさん集まると、「ゼロからの多読」を
どうやったいいか、はっきりしてきますね!
〉読む前に「お父さんが英語の本を読んでやるからどんな話か考えてごらん」
〉といって絵を見せながらひととおり読んだ後で「『Hide and Seek』の意味
〉わかった?」と聞くと小1の弟のほうが「かくれんぼだ」と答えました。
〉2回目を読み始めたところ、なんと弟のほうが「じゃあ、『Can you see us?』
〉は『もういいよ』っていうこと?」と言ったのでびっくりしました。
〉こどもの想像力や発想力は、本当におとな以上ですね。
本当にそうだと思います。
こういうことはいままで世界でもほとんど注目されてこなかった
のではないだろうか?「何か教えなければならない」って、
重いコンダラを抱えていたんですよね、ぼくたちみんな。
興味を持てばこどもは自分で何でも獲得していくわけだ!
〉構文だとか文法だとかに下手にとらわれてしまうおとなより、
〉こどものほうが自然な形で英語を理解できるのかもしれませんね。
そうなんです。だから外国語を身につけたいならば、
文法からはいるのではなく、「子どもになること」を心がけた方が
よさそうだと思うのです。
〉実は、私が英文を読み始めたところ、小1の弟のほうが私が読んだ後に続けて
〉シャドウイングしだしました。
最近千葉県の小学校でボランティアで読み聞かせをはじめた人が
やはり子どもたちが自然にシャドーイングをはじめたといって
おどろいていました。聞こえてくる言葉が楽しいと、自分でも
繰り返したくなるんでしょうね。
シャドーイング推進派としては千人力の応援を得た気がします。
〉自分の発音の悪さもも、一種のなまりだと考えて、もっと気楽に
〉こどもと英語でコミュニケーションをとりながら楽しみたいと思います。
〉今日は、小4のお兄ちゃんのほうはあまり乗ってこなかったのですが、
〉強制的にやらせてもかえってよくないと思うので、
〉あまりあせらず気長に親子で多読を続けたいと思います。
はい、どうか気長に、楽しくお続けください。
そのうちきっとお兄ちゃんも入ってきますよ。
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166. Re: 読み聞かせのコツは?−−酒井先生ありがとう
お名前: まりあ
投稿日: 2003/2/8(19:00)
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酒井先生、今晩は。 まりあです。
酒井先生がこの板にも目を通して下さってると知り、
大いに力強く感じています。ありがとうございます。
最近、こども英検とかも出来、幼い子に単語や反対語の
カード訓練、文法、穴埋め問題までやらせる塾が増えています。
英米では、絵本のやさしいものはストーリーがなくてrhymeですし、
児童書から仄聞する範囲では、低学年ではやはりrhymeを習い
学年が進むとスペルテストの様子です。それなのにrhymeを
教えます、という宣伝はまだ見たことがありません。大人の
英語学習システム以上に???なことがまかり通っています。
酒井先生の次著は「もっとどうして英語が使えない」とか
「どうして英語が使えない−中学生版」が必要となりかねない
勢いです。子ども英語の世界の方が、より一層酒井先生の
ご助言が必要とされているかも知れません。
〉もうー、これはとってもすごい話ですね!
〉こういう例がたくさん集まると、「ゼロからの多読」を
〉どうやったいいか、はっきりしてきますね!
うちの子は、こんな風に読んだ!という、子どもの
素晴らしい能力についての報告をどんどん寄せて頂きたいですね。
ちょっと嬉しい自慢、も兼ねて頂いて良いと思います。
「ゼロからの多読」の手法も構築できるし、大人の多読にも
大いに参考になるはずですから。
〉興味を持てばこどもは自分で何でも獲得していくわけだ!
でも、子どもがどんなことから興味を持つかは千差万別、
2歳なら動物とか3歳なら乗り物、というように順番が決まっては
いません。この子が何を覚えたがっているか、わかる人がいると
すれば親なんですよね。お父様、お母様はその点でプロの英語の
先生に勝るところがあるわけですから、お子さんが興味をもてる
もの楽しめるものを選んで、ご一緒に楽しく読んで頂きたいと
願っています。
Happy Family Reading!
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booktownさん、こんばんは。 まりあです。
〉早速、『Hide and Seek』から読み聞かせを始めました。
〉読む前に「お父さんが英語の本を読んでやるからどんな話か考えてごらん」
〉といって絵を見せながらひととおり読んだ後で「『Hide and Seek』の意味
〉わかった?」と聞くと小1の弟のほうが「かくれんぼだ」と答えました。
〉2回目を読み始めたところ、なんと弟のほうが「じゃあ、『Can you see us?』
〉は『もういいよ』っていうこと?」と言ったのでびっくりしました。
〉こどもの想像力や発想力は、本当におとな以上ですね。
〉「Hide and Seek」や「Can you see us?」を一つひとつの単語に分解して
〉考えるのではなく、「かくれんぼ」や「もういいよ」という意味だと
〉感覚的に理解できる能力が備わっているんですね。
ぱちぱちぱちぱち/~~~ 弟くんに拍手
小さい子どもは、文章を単語に分解せず理解できる力がある、という
ことが証明されましたね(^^*)。小さいときから外国語に触れさせる
意義は、この能力があるうちに学ばせることにあると思います。
ですから幼児にカードで単語やスペルを教え込むことは、折角の
能力を積んでしまう、とってももったいないことだと思います。
この子どもの能力にたんぽぽ読みとでも付けたいですね。
たんぽぽは、蒲公英と書きますが、蒲がたん、公がぽ、英もぽ
とか、蒲がた、で 公英が んぽぽ とかということは言えなくて、
とにかく蒲公英がたんぽぽ、ですよね?
〉〉 英文には意味があり、子どもが知りたがるのは当然ですから、その
〉〉ときは出来る限り、英文=私達の普通の言い方の日本文対応 で教えて
〉〉上げて下さい。Good Morning!を「良い朝」と教える人はいないでしょう?
〉〉おはようですよね。
〉実は、私が英文を読み始めたところ、小1の弟のほうが私が読んだ後に続けて
〉シャドウイングしだしました。
おお、これも大発見だ!
こどもはシャドウイングに抵抗感がないんですね?
〉今日は、小4のお兄ちゃんのほうはあまり乗ってこなかったのですが、
〉強制的にやらせてもかえってよくないと思うので、
〉あまりあせらず気長に親子で多読を続けたいと思います。
小4といえばもう10歳。少し大人に近づいているので、
6歳児とは別の取り組み方が必要かも知れませんね。たとえば
お父様が読み聞かせる間に絵と文字を追わせて、つぎにお子さんに
暗唱で読ませる(昔の漢文の素読の手法です)など試してご覧に
なったらどうでしょう?
Happy Reading all together!