[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25677 // 時刻: 2024/11/27(13:51)]
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お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/7/25(00:43)
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"せきけん"さんは[url:kb:25328]で書きました:
〉皆さん、こんばんは。
〉せきけんです。
〉ここにスレッドを起こすのもこれが最後になりそうです。
〉ようやく、90万語を通過しました。
〉100万語まであと少しなのですが、相変わらず読むのが遅く、特に、今回は、時間がかかりました。
〉進歩しているはずなのですが、主観的にはさほど進歩しているようには感じられないものですね。
→ せきけんさん、こんばんは。90万語通過おめでとうございます。いよいよ100万語まであと少しですね。
〉これで、Marvin Redpostシリーズは全部読み終えてしまいました。もう一度読んでみたい本ですね。直ぐに読めますし。
〉この4冊の中では、"A Magic Crystal?"が一番面白かったです。この少年の初恋物語のようなお話、皆さん気に入っているのではないかと思います。ネタばれになるので余り書きませんが、消防署?だったところが普通の住宅に改装されて使われているとか、米国では普通にあるのでしょうか?小学校の中学年にしては、かなりおませな話と思います。今どきは、そうでもないのでしょうか?
→ 私は、Class President かな。A Magic Crystal への伏線がはられていると思います。Marvin Redopostシリーズは、作者にとっては思春期前の男の子って位置付けなんでしょう。だから、例え淡い恋でも、それを知ってしまえばこのシリーズはお終いってことじゃないでしょうか。
〉今回読んだ中で、一番理解できないというか消化不良だったのが、"A Flying Birthday Cake?"です。もちろん、Birthday Cakeが飛んでくるというのが、転校生のJoe Normalを象徴しているのだろうと思いましたが、彼の不思議なというか、正体不明な生活や家族というのが、理解できませんし、落ちはあるのですが、納得できない感じが残りました。米国の社会では、こういうことがあり得るのでしょうか。日本の社会よりも偏差が大きいでしょうから、「ぶっ飛んでいる」感じも半端じゃなくて、それでいじめにあったりする子も多いのでしょう。本当に、Marvinは優等生(であろうとする優等生)で、それを真っ直ぐにそれがいいと主張しているSacharもそれはそれで偉いと思います。日本では、そういうところには、もう少し屈折が入る気がします。
〉ともかく、異邦人を受け入れる。特に、そのルーツは問わないで、彼の地では色々当地とは違ったことがあるだろうとして、Marvinたちが遊んでいる遊びが、どこからどう発生してきたものか分からないながら、楽しめているように、一緒に遊べれば友達というような形で受け入れること、それが大切と言いたいのだろうと。
〉それは理解できるんですが、それでも…です。
→ 杏樹さんもコメントされていましたが、私も違和感を感じたひとりです。この作品だけが浮いている気がします。
〉Class Presidentは、ものぐさ父さんも書かれていたように、Marvinがクラスの大統領になる話ではなくて、大統領が教室にやって来る話です。Bush大統領が、9.11のときに、フロリダの小学校を視察していたように、本当にこういうことがあるのでしょう。あのときのブッシュ大統領より、こっちの大統領の方が、ずっとまともな気がしますが。
〉この中で、The Pledge of Allegianceというのが出てきます。国旗と国家に対する忠誠を誓うということなのでしょう。米国はこれがないとバラバラになってしまうということで、小学校からこれが叩き込まれるのだと理解しています。Presidentの話だから、これがここで登場しているんでしょうね。
〉しかし、Sacharは、本当に話の持って行きかたがうまいので、思わず知らず、あっと間に読めてしまいます。
〉昔は、日本でも、「末は博士か大臣か」という言葉があったのですが、今は言われなくなってしまいました。日本も、もっと政治家が尊敬されて、優秀な子供が政治家を目指す国になって欲しいと思います。Marvinが大統領を目指す?ように。
→ 前述の通り、私はこの作品が好きです。アメリカっぽいですよね。
〉Super Fast. Out of control!は、シリーズの前半でも登場したSuicide Hillを自転車で下る話です。これは、本当に大丈夫なのかなぁと、心配になる話です。何しろ、suicide hillですから、自殺行為ですよね。この本を読んでそのまま真似しないで、丘を下るときには十分注意して下さい。out of controlではまずいです。ただ、このタイトルのout of controlは違う意味のようにも受け取れます。それは、この本を読んでのお楽しみです。Sacharの本は、どの本もハラハラさせられて、楽しめる仕掛けがあります。
→ 同感です。それにしても Marvin の両親はよくできた親です。とても真似できませんw
〉では。
→ では、100万語到達のご報告を楽しみにしています♪
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ものぐさ父さん、こんばんは
励ましのお言葉ありがとうございます。
もう直ぐ100万語なので、何とか今月中にとは思っているのですが、仕事が忙しくなって、週末も色々と用事があったりして、ちょっと無理かなと言う感じです。今日の時点で95万ぐらいは来ていますが。
今は、The Giverを読んでいます。これは、何となく既視観のある物語です。何でなのか、一つには、Ray Bradberryの"Fahrenheit 451"にある意味似ている物語なのかと思います。451は、読書の禁じられた世界の話で、類似性はあると思います。先週の毎日新聞の読書欄・今週の本棚にブラッドベリの3冊が紹介してあって、近所の大きな本屋の洋書の棚にはブラッドベリの本が並んでいたので、どうしてかと思ったら、ブラッドベリは、この6月に亡くなられたそうで、92歳だったそうです。
ブラッドベリも短編集なら読めるのではないかと思って、次に読む候補に入れようかと思っています。
100万語は、SacharのHolesにしようか、それとも、DahlのBoyにしようか、などと考えています。
The giverの世界は、Samenessが貫徹した世界ですね。Fast food nationの行き着く果てなわけですね。
Modern timesやFord systemから始まる、America文明の病で、遠くはギリシア・ローマ、近代西欧に淵源する文明の病なのかな。
アメリカも病気は一杯抱えているけど、一方で、Sacharのような健全な感覚も持ち続けているところがあって、バランスしているのかと思います。
Risk takeをすべきところではきちんとするというのが、その一面でしょうか?
また、よろしくお願い致します。