Re: 英英辞典の使用は問題でしょうか?

[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25675 // 時刻: 2024/7/1(11:13)]

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24571. Re: 英英辞典の使用は問題でしょうか?

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/23(11:39)

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はじめまして、ドラちゃんさん。
お返事ありがとうございます。

〉 ブログの方を見させてもらいましたが、まだ多読を開始して1ヶ月ほどの
〉様ですね。

ブログを見て頂けたんですね。
ありがとうございます。(*^_^*)
多読のルールを知ってからが約1ケ月ですね。
ですが実際には数年なんです^_^;

〉# もし違ってたらごめんなさいね。
〉# ただ、こういう質問をいただく場合、
〉# 開始してどのくらいで、何万語くらい
〉# 読んだかを書いていただけると、
〉# 助言する方も楽です。

辞書をひかない。わからない単語は飛ばす…などを意識して実行し出したのは10年位前になると思います。多読はおろかGRなど知らずに、自分なりに試行錯誤して似たような方法を取っていました。今までに読んでいたのは(文芸書が難しかったので)旅行ガイドやハイキングのハウツーなど実用書が殆どでした。文字数はこれらを勘定に入れると数千万〜数億に成ると思います。1ヶ月に、購読している洋雑誌だけで3cmぐらいになるんです。現在、高さ180cmの書架2本が洋書・洋雑誌で埋まっている状態です。

〉 それでLV4の本を読んでほとんど知らない単語が出てこないのは、元々
〉Kenyさんご自身が英語の知識が豊富な方なのだと思います。GR(使用語彙を
〉絞って書かれた本)だけを読んでいる方だと、そういう方は結構いらっしゃい
〉ますが、Kenyさんの場合はLittle house in the woodsなどの児童書も読んで
〉らっしゃる様なので。

〉# あとHeartlandとかですか。
〉# こちらは読後録が見つからなかったので
〉# お読みになったか分からないですけども。

Little house in the big Woodsでてこずっていまして heartlandまで手が廻らないんです(T_T)
今まで実用書ばかり読んでいましたので、児童書と言うか文芸書が非常に読みにくくて四苦八苦です。別に単語が難しいわけでは無い、翻訳せずともきちんとイメージでき、読んで楽しいとは思う。しかし1回にせいぜい20分しか読み続けられない。それでも一ヶ月前に比べればだいぶ楽になっているので慣れの問題なんでしょうか?

〉 でしたら、しばらくの間は辞書は使用しないで、Kenyさんご自身が辞書無しで
〉楽しんで読める本だけを読まれるようにする事をお勧めします。

〉 あと、知らない単語が出てきたら、気にせずにどんどん読み飛ばしてしまって
〉ください。色々な本を楽しんで読んでいる内に、そのうち見慣れてくるように
〉なります。

〉 そういうやり方で、英語を英語のまま読める『英語脳』を育て上げていくのが、
〉私たちの多読のやり方なんです。

はい。
そのようにやってみます。

〉 読み飛ばす事に慣れない内は、どうしても、『この単語はなんだろう…?』
〉などと考えたりしてしまいがちです。しかし、どうも、そういう事をお考えに
〉ならないで、気にせずにドンドン読み飛ばす事が出来る方の方が予後が良いようです。

〉 多読を継続していると、100万語を通過し、その後もずっと色々な本を読んで
〉いるとそのうちに、

〉  『この単語、何回も見掛けるけど、意味がいまいち分からない…(汗)』

〉とか、

〉  『この単語、段々と意味が分かってきた!(嬉)』

〉といった違いが分かるようになる日が来ると思います。

〉 私の考えでは、そうした違いが認識出来るようになって来たら、辞書を使い
〉始めてもいいと思っています。

こういった場合はどうなんでしょう?
Little house…読んでいてなんですが"icicle"という言葉がわからなかったんです。発音を考えるとどうもアイシィクルらしい。するとアイス(氷)に関係する言葉かな?読み進めるとツララ(イメージ)に近いようだ。でもちょっと違う。
そこで「うむむ…(-_-;)」と考えこんでしまったんです。

「90%は間違いない。でもちょっと違う。なにが違うのだろう?」

結局、その章を読み終わった後で英英辞書を引いてしまいまして

「なるほど…(^。^)」

と違いは理解できたのですが…

日本語のツララと英語のicicleの概念の違いなんて読み進むのに支障にはならないんです。でも気に成りだすと違いが気になってしまって(T_T)
良くなかったのかな…と反省することしきりなんです。

〉 あと、もう一点。
〉 これは好き好きではあるのですが、YL4以上の本をたくさん読むよりも、
〉最初の頃は特に、YL2〜YL3くらいのレンジの易しい本をたくさん読んだ方が、
〉効果的だったりします。

〉# 多分、Kenyさんの場合、このレンジのGRだと
〉# 色々な意味で物足りなさそうなので、児童書
〉# やLRから探すのが良いのではないかと思います。

↑のような読書量ですので、不遜なようですが以前I、ROBOTを読んでもとっても簡単に感じられました。ですのでGRには心惹かれないんです。GRを読むのならオリジナルを読みたい。ところがLittle houseやGOOSEBUMPでじたばたしてます(T_T)。はっきり言って私には大統領就任演説よりも児童書の方が何倍も難しい!
児童書は侮れません。

〉 もちろん、そういう児童書などだと、内容的にご自身が面白くないと感じる
〉様であれば、無理にそちらの方に行かない方がいいと思います。

2だとちょっと厳しいので、1日に1冊読めるぐらいまで3〜4の児童書で楽しくじたばたしてみます。アドバイスありがとうございました。


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24574. Re: Little house に部分レス

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2009/3/23(18:01)

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Kenyさん、はじめまして。 まりあ@SSSです。

〉辞書をひかない。わからない単語は飛ばす…などを意識して実行し出したのは10年位前になると思います。多読はおろかGRなど知らずに、自分なりに試行錯誤して似たような方法を取っていました。今までに読んでいたのは(文芸書が難しかったので)旅行ガイドやハイキングのハウツーなど実用書が殆どでした。文字数はこれらを勘定に入れると数千万〜数億に成ると思います。1ヶ月に、購読している洋雑誌だけで3cmぐらいになるんです。現在、高さ180cmの書架2本が洋書・洋雑誌で埋まっている状態です。

  Kenyさんの場合は「英語多読」は十分で、「物語」多読を
  どう進めようか?という問題のようですね。

  英語経験はほとんど学校英語が中心、という平均的日本人が
  多読を進める場合、「物語多読」→「英語多読」という経過に
  なることが多いのですが、逆だったということで。

  Kenyさんの場合は、いまさら「英語に入りやすい」ために推奨
  されているGraded Readersを読まなくてもいいかと思います。

  ところで、日本語での読書傾向はどうなのでしょう?
  小説はお好きですか?
  大変な読書家でも、エッセーやビジネス書、ハウツー本が
  中心で小説を読まない方もいらっしゃいます。
  そういう方が、英語の小説を読もうとすると、つらいものが
  あるのではないかと想像します。
  英語が分からないのではなく、小説というものになじめない、
  そんな現象はありませんか?

  日本語では小説が好き、是非英語の小説も読みたい。今まで
  英語ではガイドやハウツーを読んでいたのは、単にその方が
  英語が分かりやすかったため、ということでしたら、児童書の
  物語から再挑戦ですね。

〉Little house in the big Woodsでてこずっていまして heartlandまで手が廻らないんです(T_T)
〉今まで実用書ばかり読んでいましたので、児童書と言うか文芸書が非常に読みにくくて四苦八苦です。別に単語が難しいわけでは無い、翻訳せずともきちんとイメージでき、読んで楽しいとは思う。しかし1回にせいぜい20分しか読み続けられない。それでも一ヶ月前に比べればだいぶ楽になっているので慣れの問題なんでしょうか?

  小説や物語の英語は、微妙なニュアンスを醸すように書かれます
  から、ガイドやハウツーのように「間違いなく分からせる」ことを
  目指して書かれる英語とは違います。

  ガイドやハウツーの英語はその場で完全に理解することが可能
  ですが、物語の英語はその場では「英語」として意味が分かっても、
  ストーリーの流れの中でどういう意味があるのかは分からないこと
  もある。後まで読んで分かってくることもあるし、読者それぞれの
  解釈に任せられることも多い。

  日本語であまり小説を読まない方は、この「読者の解釈に任される」
  部分の扱い方のコツが掴めていない心配があります。
  
  例えば、人は時に心にもないことをいいますね。この心にもない
 「さすが部長!ナイスショット」というセリフをどう文法解釈しても、
  単語に詳しくても発言者の気持ちは分かりません。
  
  日曜ゴルフ、主人公は平社員、などから「メタボ!腰回ってないなぁ..
  サラリーマンはゴマするのが辛いよ」と思っているかも知れない。
  部長はシングルプレーヤーで、見事なショットということもありうる。
  「いいねえ、平日にもゴルフやってられて。こっちは月一やっとだわ」
  と妬んでいるかも知れない。それは読者が流れから想像することです。
  自分で登場人物の心情を想像できないと、ストリーの流れは辻褄が
  合わなくなります。

  辻褄が合わなくなったのは、どこかで英語の解釈が間違っていた
  せいではないか?と思ってしまうとアリ地獄無限ループに落ちます。

  物語では、英語を読むことよりも登場人物の感情を読むことの方が
  ずっと大切なのです。
 
〉こういった場合はどうなんでしょう?
〉Little house…読んでいてなんですが"icicle"という言葉がわからなかったんです。発音を考えるとどうもアイシィクルらしい。するとアイス(氷)に関係する言葉かな?読み進めるとツララ(イメージ)に近いようだ。でもちょっと違う。
〉そこで「うむむ…(-_-;)」と考えこんでしまったんです。

  Little houseは時代が古いので、アメリカ人の子どもも知らない
  らしい日用品の名前などが出てきます。
  お父さんが銃を分解して手入れをするシーンなど、銃を手に取る
  ことがない日本人には、部品名を和訳して貰っても、英語で説明
  して貰っても腑に落ちない。

  こんな時はGoogle画像検索です。百聞(辞書引き)は一見(検索)
  に如かずです。画像でみれば、英語をイメージで読む手助けに
  なり、映画を見るように物語を読むことが出来るようになります。

  私個人の意見としては、英米人並みの語彙力を身につけて英語を
  読もうとするよりも、多少分からないところがあっても補える
  想像力を養う方が早道だろう、と思っていますので、物語読書には
  英和・英英ともに辞書には頼らないで読むことが望ましいと考えて
  います。
  かなり極端な辞書否定派に属しますが、それでも画像検索は
  強くお薦めしています。日本にはない「物」は、見ておかないと
  分かるはずがないのですから。そして「物」の姿が想像できれば
  それ以外の動詞や形容詞を辞書なしで読む違和感を減らせます。

  確かにツララも東京でまれに見るものと、東北地方と、アメリカ
  各地でそれぞれ形状が違うでしょう。そうしたことは辞書でも
  分からないし、1冊の本からも分かりません。だからこそ多読
  なのです。幼児向けノンフィクションで出会うかもしれない、
  別の物語で出会うかも知れない、そうするうちにどの範囲を
  "icicle"と呼べるのか明確になってきます。それが多読の楽しみ
  なんですよ。

  ある単語に初めて出会ったときに、その単語を使える範囲まで
  理解しようとすると辛くなります。専門書と違って物語では
  単語の使い方が作者の自由裁量にまかされる部分が広いですから。

Happy Reading!
  
  
  


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24578. Re: Little house に部分レス

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/24(10:56)

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こちらこそ、まりあさん始めましてです。

〉〉辞書をひかない。わからない単語は飛ばす…などを意識して実行し出したのは10年位前になると思います。多読はおろかGRなど知らずに、自分なりに試行錯誤して似たような方法を取っていました。今までに読んでいたのは(文芸書が難しかったので)旅行ガイドやハイキングのハウツーなど実用書が殆どでした。文字数はこれらを勘定に入れると数千万〜数億に成ると思います。1ヶ月に、購読している洋雑誌だけで3cmぐらいになるんです。現在、高さ180cmの書架2本が洋書・洋雑誌で埋まっている状態です。

〉  Kenyさんの場合は「英語多読」は十分で、「物語」多読を
〉  どう進めようか?という問題のようですね。

〉  英語経験はほとんど学校英語が中心、という平均的日本人が
〉  多読を進める場合、「物語多読」→「英語多読」という経過に
〉  なることが多いのですが、逆だったということで。

〉  Kenyさんの場合は、いまさら「英語に入りやすい」ために推奨
〉  されているGraded Readersを読まなくてもいいかと思います。

〉  ところで、日本語での読書傾向はどうなのでしょう?
〉  小説はお好きですか?
〉  大変な読書家でも、エッセーやビジネス書、ハウツー本が
〉  中心で小説を読まない方もいらっしゃいます。
〉  そういう方が、英語の小説を読もうとすると、つらいものが
〉  あるのではないかと想像します。
〉  英語が分からないのではなく、小説というものになじめない、
〉  そんな現象はありませんか?

日本語での読書ですか?今は殆どありません。新聞とコミック、それに雑誌を一誌だけ購入するのみです。以前は小説も毎月相当量を購入していたのですが、翻訳と原書の違いが分かるようになってからは買わなく成りました。プロの翻訳家の技術の高さは凄い。原書と読み比べて、よくぞここまで…と感心したことも多い。ですが、どんなに上手に翻訳されていても原書と超えることは出来ない。考えてみれば当然です。ですが一度その差がわかってしまうと、やはり翻訳物は読めなく成ります。それまで私の買う和書の殆どが翻訳物で占められていたので、結果として日本語の本が本棚から消えていきました。ハウツウものだと洋書の方が良い物が多いというのもあります。

ですので、原書で読みたい小説は1メートルほど買ってあります。そうそう、この間天地人の主人公の小説を買いました。仕事関係の本以外で日本語の本を買うのはずい分久しぶりのような気がします。

〉  日本語では小説が好き、是非英語の小説も読みたい。今まで
〉  英語ではガイドやハウツーを読んでいたのは、単にその方が
〉  英語が分かりやすかったため、ということでしたら、児童書の
〉  物語から再挑戦ですね。

(*_*;
図星です。
地道に児童書に取り組みます。

〉  私個人の意見としては、英米人並みの語彙力を身につけて英語を
〉  読もうとするよりも、多少分からないところがあっても補える
〉  想像力を養う方が早道だろう、と思っていますので、物語読書には
〉  英和・英英ともに辞書には頼らないで読むことが望ましいと考えて
〉  います。
〉  かなり極端な辞書否定派に属しますが、それでも画像検索は
〉  強くお薦めしています。日本にはない「物」は、見ておかないと
〉  分かるはずがないのですから。そして「物」の姿が想像できれば
〉  それ以外の動詞や形容詞を辞書なしで読む違和感を減らせます。

〉  確かにツララも東京でまれに見るものと、東北地方と、アメリカ
〉  各地でそれぞれ形状が違うでしょう。そうしたことは辞書でも
〉  分からないし、1冊の本からも分かりません。だからこそ多読
〉  なのです。幼児向けノンフィクションで出会うかもしれない、
〉  別の物語で出会うかも知れない、そうするうちにどの範囲を
〉  "icicle"と呼べるのか明確になってきます。それが多読の楽しみ
〉  なんですよ。

〉  ある単語に初めて出会ったときに、その単語を使える範囲まで
〉  理解しようとすると辛くなります。専門書と違って物語では
〉  単語の使い方が作者の自由裁量にまかされる部分が広いですから。

(長文のため途中削除いたしました)

まりあさんのおっしゃられること理解できました。英英も含めて、辞書を使わないことのアドバンテージも納得です。辞書なしでやってみます。

先日、久しぶりにハリーポッターを読んで見たところ、以前のような取り付く島もないというような状況ではなくなっていました。児童書の効能は予想以上のようです。それにしても、いい年した大人が恐くてページをめくれなくなるとは…児童書恐るべしです^_^;

長文のコメントありがとうございました。


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24575. おじゃまします

お名前: 杏樹
投稿日: 2009/3/23(23:53)

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Kenyさん、こんにちは。

〉↑のような読書量ですので、不遜なようですが以前I、ROBOTを読んでもとっても簡単に感じられました。ですのでGRには心惹かれないんです。GRを読むのならオリジナルを読みたい。ところがLittle houseやGOOSEBUMPでじたばたしてます(T_T)。はっきり言って私には大統領就任演説よりも児童書の方が何倍も難しい!
〉児童書は侮れません。

GRはノンネイティブの英語習得のために書かれたものですから、Kenyさんには必要ないようです。Kenyさんの場合はネイティブ向けの本を読んで、ネイティブの感覚をつかむことを心がけるほうがいいと思います。

児童書や絵本は、「英語の勉強」をしてきた人には難しいです。ここは思い切って、ICR(I Can Read Book)やSIR(Step Into Reading)といった、ネイティブの子ども向けのレベル別絵本を読んでみてはいかがでしょうか。Kenyさんにとってはレベルが低いと思うかもしれませんが、これが最初のうちはピンと来ない表現が多いのですよ。それがネイティブが子どもの時から身につける言葉の感覚なんだろうなと思います。そういった感覚を身につけると、英語に対する感覚が変わってくると思います。


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24576. Re: おじゃまします

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/24(09:54)

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杏樹さん、こんにちは。

〉GRはノンネイティブの英語習得のために書かれたものですから、Kenyさんには必要ないようです。Kenyさんの場合はネイティブ向けの本を読んで、ネイティブの感覚をつかむことを心がけるほうがいいと思います。

〉児童書や絵本は、「英語の勉強」をしてきた人には難しいです。ここは思い切って、ICR(I Can Read Book)やSIR(Step Into Reading)といった、ネイティブの子ども向けのレベル別絵本を読んでみてはいかがでしょうか。Kenyさんにとってはレベルが低いと思うかもしれませんが、これが最初のうちはピンと来ない表現が多いのですよ。それがネイティブが子どもの時から身につける言葉の感覚なんだろうなと思います。そういった感覚を身につけると、英語に対する感覚が変わってくると思います。

絵本ですか…重症ですね^_^;
杏樹さんの「ピンと来ない表現」とおっしゃられるの良く分かります。今、4→3と児童書のYLを下げてきていますのでいずれは…(^^ゞ
正直な話し、児童書でここまで苦労するとは予想していませんでした。まがりなりにも、辞書さえあれば大人向けの雑誌や新聞を読むのに不自由はしない。GRでも特に難しいとは感じない。会話でも流暢とはいきませんが、それなりに目的は達成できる。なのに、なぜか小説が読めない、小説だけが!…なんでだろうとは思っていました。その原因は多分これなんでしょうね。問題解決の糸口を得られたようです。ありがとうございましたm(__)m


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24579. Re: おじゃまします

お名前: こるも
投稿日: 2009/3/25(10:43)

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Kenyさん、こちらでもこんにちは。
杏樹さん、おじゃましますね。

〉絵本ですか…重症ですね^_^;
〉杏樹さんの「ピンと来ない表現」とおっしゃられるの良く分かります。今、4→3と児童書のYLを下げてきていますのでいずれは…(^^ゞ

絵本って、難しいですよ。
少ない言葉で、多くを語るからでしょうか。
正直、私はまだ、絵本を本当には楽しめていないような気がします。
何百万も読んだ方が、「絵本の楽しみがわかってきた」とおっしゃるのを読んだことがあります。
たくさん読んで、微妙なニュアンスや、言葉のリズムを感じ取れるようになったからこそ、
楽しいのかな、と解釈しています。

〉正直な話し、児童書でここまで苦労するとは予想していませんでした。まがりなりにも、辞書さえあれば大人向けの雑誌や新聞を読むのに不自由はしない。GRでも特に難しいとは感じない。会話でも流暢とはいきませんが、それなりに目的は達成できる。なのに、なぜか小説が読めない、小説だけが!…なんでだろうとは思っていました。その原因は多分これなんでしょうね。問題解決の糸口を得られたようです。ありがとうございましたm(__)m

言葉というのは「世界」だなあ、と思うんです。
その世界にどっぷり浸らないと言葉の持つ「世界観」「ニュアンス」「リズム」はなかなかつかめない。
それが凝縮されているのが「絵本」なのかな、と、個人的には思っています。

えらそうに、すみません。
私もまだまだ駆け出しで、よくわかっているわけではないのですが。

ともあれ、Happy Reading!!


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24580. Re: おじゃまします

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/25(19:07)

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こにちは、こるもさん。

〉絵本って、難しいですよ。
〉少ない言葉で、多くを語るからでしょうか。
〉正直、私はまだ、絵本を本当には楽しめていないような気がします。
〉何百万も読んだ方が、「絵本の楽しみがわかってきた」とおっしゃるのを読んだことがあります。
〉たくさん読んで、微妙なニュアンスや、言葉のリズムを感じ取れるようになったからこそ、
〉楽しいのかな、と解釈しています。

絵本難しいですか…困た。
他にもいぱい勉強したい言葉あります。

〉〉正直な話し、児童書でここまで苦労するとは予想していませんでした。まがりなりにも、辞書さえあれば大人向けの雑誌や新聞を読むのに不自由はしない。GRでも特に難しいとは感じない。会話でも流暢とはいきませんが、それなりに目的は達成できる。なのに、なぜか小説が読めない、小説だけが!…なんでだろうとは思っていました。その原因は多分これなんでしょうね。問題解決の糸口を得られたようです。ありがとうございましたm(__)m

〉言葉というのは「世界」だなあ、と思うんです。
〉その世界にどっぷり浸らないと言葉の持つ「世界観」「ニュアンス」「リズム」はなかなかつかめない。
〉それが凝縮されているのが「絵本」なのかな、と、個人的には思っています。

同感です。どうも使っている言語で、同じはずの世界が違って見えているみたいですよ。イスラームなどではやたらめったら「神様」が登場しますし、英語は白黒はっきり付けたがる。日本人は虫の鳴き声を声として認識していますが欧米人は雑音でしょ?
中国人は…。
外国語を学ぶと、その言語を使っている人たちの頭の中が覗けるようで面白いんですね。

お返事ありがと。


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24577. Re: 英英辞典の使用は問題でしょうか?

お名前: ドラちゃん http://dorataoku.blog37.fc2.com/
投稿日: 2009/3/24(10:55)

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 Kenyさん、おはようございます。ドラです。

# ちなみに、私の事はドラちゃん
# と呼んでくださいね。

 ははぁ〜…なるほど。色々と書いていただいたおかげで、Kenyさんの
状況がだいぶ分かってきました。

 私たちの多読法を始めたのはまだ1ヶ月ほど前だけど、多読自体に
関して言えばだいぶ先輩なんですね!

 それにしても、すごい英語の摂取量ですね。確かに、私も多読を始めて
からのこの2年間で、記録しているだけで300万語読んでいますし、仕事
などで読んだ分、Webサイトなどで読んだ分、英英辞書や雑誌などで
読んだ分は入っていませんから、10年後には少なくとも2〜3千万語
以上は読んだ事になるのかも知れません。

 とはいえ、書いていただいたものを読んでみて、私も身に覚えがある
ことが幾つかあったので、さらにKenyさんに伝えたい事が出てきました。
もうちょっとお付き合いくださいね。

〉今まで実用書ばかり読んでいましたので、児童書と言うか文芸書が非常に読みにくくて四苦八苦です。別に単語が難しいわけでは無い、翻訳せずともきちんとイメージでき、読んで楽しいとは思う。
〉しかし1回にせいぜい20分しか読み続けられない。

 これなんですが、多読を始める前の私もこういう状態でした。

 私はIT系の仕事なんですが、どうしても英文の技術文書などを読まなけ
ればならない機会がたびたびあって…でも、辞書を引き引き読んでいると
すぐに疲れてきて、イヤになってしまう。でも、そういう技術文書って
100ページ〜数百ページくらいあるのが普通なので、以前は気分を入れ替え
ながら少しずつやってました。

 ところが、2年ほど前に私が多読を始めると、始めてから2週間後くらい
には英語を読む事自体が楽しくなっていたんです。あの感覚は今でも不思議
に思います。
『あれはなんだったんだろう?』『あの楽しい感覚はどこから来たんだろう?』
とね。

 あれから2年後の今となっては、英語を読んでいる事自体が楽しいという
感覚はだいぶ薄れてしまいました。でも、今はいくらでも自分が楽しめる本
があり、私も元々読書がそれほど嫌いではなかったせいか、面白い本を見つ
けたら、3時間でも5時間でも、時間が許す限り読み続ける事が出来ます。

# 休みの日など10時間くらい
# 読んでいる事もあります。

 『なぜこうなれたんだろう?』自分で、こういう疑問が湧いてくる時、
思い出すのは、多読を始めて1ヶ月半くらいたった頃の事です。

 その頃、新しい仕事のために2,000ページの技術文書の内、必要な章に
目を通して、その内容が必要な条件を満たしているかどうかをチェックする
必要がありました。それで、目を通さなければならない章をピックアップして
みると約三分の一の量、つまり600ページ以上を読まなきゃいけない事が分かっ
たんです。

 『これは普通にやってたんじゃ埒があかないな…』と思いました。でも、
一方自宅では多読を通して、自分が読むペースも掴めてきていたし、何より
その当時は英語を読むのが楽しくて楽しくて仕方がない状態でもあったので、

  『この作業をいかに迅速にパスするか…
   これは多読を応用するしかないな…』

と気持ちは固まりました。

 とにかく、まずは一度辞書無しで読み通してみようと…それで必要な章を印刷
して自宅に持って帰り、なるべく自宅に籠もる時間を長く取って、普段英語の
本を読んでいるのと同じように、寄りかかったリラックスした姿勢でずっとその
文書を読みふけりました。

# 作業場だと、こんなリラックスした
# 格好で長時間過ごす事は出来ませんからね。

 当然その期間は、英語の多読はストップして、その分も技術文書を読む時間に
充てました。
 そうして、以前なら1ヶ月はかかるだろうと思われる技術文書のチェックを
2週間以内で終わらせる事が出来たんです。

 以前の様に、仕事で英語を使っていても疲れてきてイヤになる、という事は
もうないんだな、と思いました。

 私は多読を始めてから、色んな人に多読を勧めているんですが、多読を知ら
ない人たちと話していると否応なく、どうして私たちの方法がうまくいくのか?
という事も色々と考えさせられます。

 そうして考えてみると、やはりキーポイントは『(スゴく)楽しく感じる』という
事であって、疲れることなく何時間も読み続けられるというのは、やはり、ここ
から来ているんだ!という事を実感します。

 今ではたくさん多読法の解説書が出ていて、そういう本を読めば分かりますが、
まず、初めて多読を始める人はみなYL0かYL1の本から始める様に書かれています。
 そして時期を見て、徐々に少しずつYLを上げていく様に書かれています。

 これは、多くのタドキスト達が以下の様な段階を経るように、考え抜かれた
方法論だと思うのです。

1.多読開始
  ↓
  ↓ 易しい本を読む
  ↓
2.すらすら楽しんで読むペースが出来る
  ↓
  ↓ YLを上げる
  ↓
3.知らない単語に出会う
  ↓
  ↓ 読み飛ばす事に慣れる
  ↓
4.段々と知らなかった単語に馴染みが出て来る
  ↓
<2.に戻って繰り返し>

# 職業上フローチャートは欠かせないので…(笑)

 最初は多くの人が知らない単語を読み飛ばすには多かれ少なかれ抵抗がある様で
色々な形で精神のせめぎ合いが発生するようです。それは、この掲示板で色々な人
の報告を読むとよく分かります。

 でも、それを多くの人がうまく乗り越えられるのは、YL0とかYL1とか非常に易しい
本から読み始める事で、『自分が楽しく・すらすら読めている』といういい状態を
体験し、それをしばらく続ける事で、そのいい状態を当たり前の事として各々が体得
しているから、その延長線上で、『読み飛ばしてもストーリーは楽しめている!!』
という事に気付き、繰り返す内にいつしか当たり前の事となっていくのです。

 しかし、多くの人が意識的にこれをやっているとは限りません。読み飛ばしに関し
ては、多くの人が意識して『それでいいんだ!』と自分に言い聞かせ、そうして
乗り越えていくという事はあります。でも、私の考えでは、多読を継続する事で
そうした時間を繰り返し過ごす内に働いている無意識の領分によるところが大きい
のだと思っています。

 『自分が楽しく・すらすら読めている』事にしても、『知らない単語をバンバン
読み飛ばす』事にしても、それを毎日繰り返すうちに無意識に植え付けられたものが
非常に大きく作用しているのだ、と思わずにはいられません。

 私がなぜ、この様な事を長々と書いているかというと、Kenyさんの場合は、実用書
などの多読歴が長いのに、児童書ではすぐに疲れてしまう、と書かれていたからです。

 多くのタドキスト達は、あまりそういう経験をしません。(とはいえ、実際には
そういう人もいますけれどね)
 『この違いは何だろう?』と考えた時に、歩んできた過程の違いが原因ではないか?
と思ったんです。

 つまり、Kenyさんの今の疲れてしまう原因は、

  『すらすら楽しんで読む』事が出来ていなくて(あるいはそういう体験の
   積み重ねが足りなくて)『知らない単語を読み飛ばす』事への障壁が
   高くなってしまっているのか?

それとも、

  『知らない単語を読み飛ばそう』と思った時に、上記以外の何らかの障壁
   があるのか?

どちらか、あるいは両方なのかな?と思いました。

 後者の原因は漠然としていますが、読んでいて気になったのは…

〉こういった場合はどうなんでしょう?
〉Little house…読んでいてなんですが"icicle"という言葉がわからなかったんです。発音を考えるとどうもアイシィクルらしい。するとアイス(氷)に関係する言葉かな?読み進めるとツララ(イメージ)に近いようだ。でもちょっと違う。
〉そこで「うむむ…(-_-;)」と考えこんでしまったんです。

〉「90%は間違いない。でもちょっと違う。なにが違うのだろう?」

〉結局、その章を読み終わった後で英英辞書を引いてしまいまして

〉「なるほど…(^。^)」

〉と違いは理解できたのですが…

 これ、Kenyさんの性分なんでしょうね。
 こういう事があまり気にならない人、というか、気にしない人の方が、多読に馴染み
やすいという事はあると思います。でもそうは言っても、性分で気になってしまうのは、
仕方ないですよね。

 でも、調べなければ調べないで、その人なりの記憶にicicleという単語が強く記憶
され、再び別の本で見た時にその記憶が想起されます。そういう意味では、『あえて
調べない』という選択も、決して無駄な経験ではないと思うんですよ。

 でも、気になってしまうのであれば、辞書を引くのも精神衛生的にはいいと思います。
あるいは、まりあさん式に画像で確認!というのも面白いと思います。

 そうした事よりも私が読んでいてとても気になったのは、こういう時に辞書を引く/
引かない以前に、そういう単語があまりにも気になるものだから、Kenyさんがお話の
内容に集中出来ないんじゃないか?お話を十分に楽しめないんじゃないか?っていう
事の方がスゴく気になります。

 なぜなら、タドキスト本人が十分に楽しめない事は、私たちの多読の本質から逸れて
しまっているからです。(その理由は上でご説明したとおりです)

 うまくこの性分と折り合って、お話をもっともっと楽しめる様になるといいんですが…

       §  §  §      §  §  §

 ところで、Kenyさんの書いてくださったものを読んで、もう一つ身に覚えがあった
のは、自分が読める上限のYLに関してなんです。

 私の場合は最初はGRが中心でしたが、始めたばかりの頃は易しいGRは物足りない
感じがして、GRのレベルを一週間毎に1つずつ上げていました。これはYLで見た場合、
毎週0.6〜0.8くらい上げていた事になります。
 そうして、開始1ヶ月後くらいにはYL4の本を読んでいたんです。その後、先ほど
書いた技術文書の時期があって、その後仕事が忙しくなり、毎日英文の文書と格闘
しながら作業を続ける日々が続きました。

 それで、自宅での多読からすっかり離れてしまっていたんですが、数ヶ月後に
気付いたら、すっかり英語に触れないでいた日々が続いている事に気付いて、また
再開したんですよ。

 そうしたら、自分的にはYL5くらいが上限で、それ以上の本は難しくて読めないと
感じるという事が分かりました。今のKenyさんと同じような状態ですね。

 ちなみに、今は私は実用書も技術書も原書で読む機会が多くなりましたが、そうした
本の多くはYL3〜YL5くらいだと思います。YL3くらいだと内容自体が易しい本が多く、
YL5くらいの本だと相当複雑な内容・込み入った内容を記述してある本が多いですから、
通常多くはYL4くらいじゃないでしょうか。

# もちろん技術書の場合は専門用語の
# 知識が無ければ、YLはもっと高く
# 感じられると思いますけど。

 そういう意味で言うと、実用書中心に多読をされてきたKenyさんが、児童書のYL4〜
YL5で上限を感じるのはごく普通の事に見えます。

 話を戻すと、私の場合はラブコメが好きで、アメリカ映画のラブコメものばかりを
ずっとDVDで見ていた時期もあり、その頃から易しいラブコメ小説を探し始めました。
 通常、大人向けの恋愛小説だとYL6〜7くらいが主流ですから、相当ジレンマを感じ
ました。しかし、一冊だけYL5と書かれたものがあったので、40万語近くになって
それを読み始めました。相当読み飛ばしましたが、それでもストーリーは追えるという
事で低めのYLにされていた様で、何とか楽しく読み切り、栄えある50万語通過本にもなり、
自分的には満足でしたが、その後GRに戻ろうとしたら、自分にとってGRがすっかり退屈
なものになってしまっていて、読む気がしなくなっていたんですよ。

 それから、慌ててYL4くらいの児童書を探しました。幸いこの掲示板のバックログを
漁っていたら、読みたい本は山ほど見つかり、1ヶ月後には何とか100万語を通過する
事も出来ました。

 しかし、100万語を通過しても、自分が読みたいと思っていたYL6くらいのラブコメは
まだほとんど読めない状態であることに気付いたんです。

 『これは焦っても仕方ないんだな…』と思いました。それで、ちょっと目先を変えて
絵本を探したりしているうちに、

  『やはりYL3の本をたくさん読んだ方がいいんじゃないか?』

とやっと思い立ち、YL3の児童書をたくさん探して読み始めました。

 その頃は、いわゆるパンダ読みで、YL2かYL3の本を必ず一日に一冊は読んで、余った
時間にYL4〜5の本を読んだり、YL0〜1のLRや絵本を読んだりしていました。

 そういう時期を3ヶ月ほど過ごしたある日、YL6のラブコメを積ん読ボックスから
取り出して眺めてみると、予感がありました…

  『これなら…この本はもう読めるかもしれない…(嬉)』

 そう、読めたんです。楽しめたんです!ほんの3ヶ月前には『まだ難しいよぉ…』
と諦めていた本が。

 これは私の体験談なので、Kenyさんに当てはまるとは限りません。
 なにより、先ほども書きましたが、『楽しんでいない』事をするのは多読の本質から
完全にズレますから。ですから、Kenyさんご本人が楽しめる本を探して読んで欲しいと
思っています。

 ただ、

  『パンダ読みには色々と効能がある』

という事と、

  『学習効果を考えた時、YL3の児童書とYL4の児童書は、相当違う側面を
   持っている』

という事は確実に言えるなぁ…と思い、それは伝えたいと思いました。
 別の言い方だと…

  『多読の底力はYL3(の児童書)に有り』

ってなところでしょうか。

 とはいえ、YL3の児童書だと、現地の小学校低学年から中学年くらいの子達が主人公
のお話が多かったりして、子供っぽいのが好きじゃない人には合わないっていう事も
ありますから。でも、もちろんそうじゃない本もいっぱいあります。

 たとえば…

 アメリカの各時代毎に時代考証をして、その当時に居そうなティーンエイジの女の子
を主人公として登場させ、その娘を通して、その時代の人たちの生き様を描いている
American Girlのシリーズとか。

 私は苦手なのでまだ読んでないんですが、Sarah, Plain and Tallのシリーズとか。

 あと、動物が擬人化されている話が嫌いでなかったら、Lighthouse Familyシリーズ
もお勧め出来ますね。私は個人的に、この筆者のCynthia Rylantさんが大好きで、
彼女が書いた絵本を集めていたりしますけれど。

 長く書きすぎたので、このくらいにしておきます。
 いずれにしても、Kenyさん好みのいい本が見つかるといいですね。

 あっ!最後に一言。
 いきなり色んな反響があって、お返事を書くのも大変だったりしますから、掲示板に
はご自身のペースで書いていただいていいですからね。あるいは、Kenyさんがこれ以上は
お話ししたい事がなければ、私に対する返事は特になくとも構いません。
 もちろん、お返事をいただけるなら、また読ませていただきたいとは思いますけれど。

 それでは、Happy Readingで♪


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24581. Re: 英英辞典の使用は問題でしょうか?

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/25(20:38)

------------------------------

それでは、お言葉に甘えまして…
こんにちはドラちゃん:-)。

なが〜いなが〜いお手紙になってしまいました。

〉# ちなみに、私の事はドラちゃん
〉# と呼んでくださいね。

ではでは、私のこともKenyと呼んでくださいね:-)

〉 ははぁ〜…なるほど。色々と書いていただいたおかげで、Kenyさんの
〉状況がだいぶ分かってきました。

〉 私たちの多読法を始めたのはまだ1ヶ月ほど前だけど、多読自体に
〉関して言えばだいぶ先輩なんですね!

〉 それにしても、すごい英語の摂取量ですね。確かに、私も多読を始めて
〉からのこの2年間で、記録しているだけで300万語読んでいますし、仕事
〉などで読んだ分、Webサイトなどで読んだ分、英英辞書や雑誌などで
〉読んだ分は入っていませんから、10年後には少なくとも2〜3千万語
〉以上は読んだ事になるのかも知れません。

すごいですか?
私の周りにいるのが…
外国語を3つも4つも普通に使う。
本屋で「ここからここまで下さい」と棚ごと本を買うなど、それこそ化け物のような連中ばかりなので…

〉 とはいえ、書いていただいたものを読んでみて、私も身に覚えがある
〉ことが幾つかあったので、さらにKenyさんに伝えたい事が出てきました。
〉もうちょっとお付き合いくださいね。

喜んでお付き合いさせて頂きます!

〉〉今まで実用書ばかり読んでいましたので、児童書と言うか文芸書が非常に読みにくくて四苦八苦です。別に単語が難しいわけでは無い、翻訳せずともきちんとイメージでき、読んで楽しいとは思う。
〉〉しかし1回にせいぜい20分しか読み続けられない。

〉 これなんですが、多読を始める前の私もこういう状態でした。

〉 私はIT系の仕事なんですが、どうしても英文の技術文書などを読まなけ
〉ればならない機会がたびたびあって…でも、辞書を引き引き読んでいると
〉すぐに疲れてきて、イヤになってしまう。でも、そういう技術文書って
〉100ページ〜数百ページくらいあるのが普通なので、以前は気分を入れ替え
〉ながら少しずつやってました。

〉 ところが、2年ほど前に私が多読を始めると、始めてから2週間後くらい
〉には英語を読む事自体が楽しくなっていたんです。あの感覚は今でも不思議
〉に思います。
〉『あれはなんだったんだろう?』『あの楽しい感覚はどこから来たんだろう?』
〉とね。

↑が私にも昨日ありました。
今までいくら「愛してるよ〜」といっても、振り向いてすらくれなかった彼女が、にっこり微笑んでくれたみたいでした!
(これはかなり嬉しい!)

〉 あれから2年後の今となっては、英語を読んでいる事自体が楽しいという
〉感覚はだいぶ薄れてしまいました。でも、今はいくらでも自分が楽しめる本
〉があり、私も元々読書がそれほど嫌いではなかったせいか、面白い本を見つ
〉けたら、3時間でも5時間でも、時間が許す限り読み続ける事が出来ます。

〉# 休みの日など10時間くらい
〉# 読んでいる事もあります。

私も早くそうなりたい。
一日中物語の世界にどっぷりとはまり込みたい。
はまったら出て来れない位に。
思いっきりどっぷりと……

〉 『なぜこうなれたんだろう?』自分で、こういう疑問が湧いてくる時、
〉思い出すのは、多読を始めて1ヶ月半くらいたった頃の事です。

〉 その頃、新しい仕事のために2,000ページの技術文書の内、必要な章に
〉目を通して、その内容が必要な条件を満たしているかどうかをチェックする
〉必要がありました。それで、目を通さなければならない章をピックアップして
〉みると約三分の一の量、つまり600ページ以上を読まなきゃいけない事が分かっ
〉たんです。

〉 『これは普通にやってたんじゃ埒があかないな…』と思いました。でも、
〉一方自宅では多読を通して、自分が読むペースも掴めてきていたし、何より
〉その当時は英語を読むのが楽しくて楽しくて仕方がない状態でもあったので、

〉  『この作業をいかに迅速にパスするか…
〉   これは多読を応用するしかないな…』

〉と気持ちは固まりました。

〉 とにかく、まずは一度辞書無しで読み通してみようと…それで必要な章を印刷
〉して自宅に持って帰り、なるべく自宅に籠もる時間を長く取って、普段英語の
〉本を読んでいるのと同じように、寄りかかったリラックスした姿勢でずっとその
〉文書を読みふけりました。

〉# 作業場だと、こんなリラックスした
〉# 格好で長時間過ごす事は出来ませんからね。

〉 当然その期間は、英語の多読はストップして、その分も技術文書を読む時間に
〉充てました。
〉 そうして、以前なら1ヶ月はかかるだろうと思われる技術文書のチェックを
〉2週間以内で終わらせる事が出来たんです。

〉 以前の様に、仕事で英語を使っていても疲れてきてイヤになる、という事は
〉もうないんだな、と思いました。

〉 私は多読を始めてから、色んな人に多読を勧めているんですが、多読を知ら
〉ない人たちと話していると否応なく、どうして私たちの方法がうまくいくのか?
〉という事も色々と考えさせられます。

〉 そうして考えてみると、やはりキーポイントは『(スゴく)楽しく感じる』という
〉事であって、疲れることなく何時間も読み続けられるというのは、やはり、ここ
〉から来ているんだ!という事を実感します。

〉 今ではたくさん多読法の解説書が出ていて、そういう本を読めば分かりますが、
〉まず、初めて多読を始める人はみなYL0かYL1の本から始める様に書かれています。
〉 そして時期を見て、徐々に少しずつYLを上げていく様に書かれています。

〉 これは、多くのタドキスト達が以下の様な段階を経るように、考え抜かれた
〉方法論だと思うのです。

〉1.多読開始
〉  ↓
〉  ↓ 易しい本を読む
〉  ↓
〉2.すらすら楽しんで読むペースが出来る
〉  ↓
〉  ↓ YLを上げる
〉  ↓
〉3.知らない単語に出会う
〉  ↓
〉  ↓ 読み飛ばす事に慣れる
〉  ↓
〉4.段々と知らなかった単語に馴染みが出て来る
〉  ↓
〉<2.に戻って繰り返し>

〉# 職業上フローチャートは欠かせないので…(笑)

ウォーターフォールタイプのチャートを使う職業ですか…プログラマーかな?
しかも比較的システムに近いのではないかと推察いたします。

〉 最初は多くの人が知らない単語を読み飛ばすには多かれ少なかれ抵抗がある様で
〉色々な形で精神のせめぎ合いが発生するようです。それは、この掲示板で色々な人
〉の報告を読むとよく分かります。

〉 でも、それを多くの人がうまく乗り越えられるのは、YL0とかYL1とか非常に易しい
〉本から読み始める事で、『自分が楽しく・すらすら読めている』といういい状態を
〉体験し、それをしばらく続ける事で、そのいい状態を当たり前の事として各々が体得
〉しているから、その延長線上で、『読み飛ばしてもストーリーは楽しめている!!』
〉という事に気付き、繰り返す内にいつしか当たり前の事となっていくのです。

〉 しかし、多くの人が意識的にこれをやっているとは限りません。読み飛ばしに関し
〉ては、多くの人が意識して『それでいいんだ!』と自分に言い聞かせ、そうして
〉乗り越えていくという事はあります。でも、私の考えでは、多読を継続する事で
〉そうした時間を繰り返し過ごす内に働いている無意識の領分によるところが大きい
〉のだと思っています。

〉 『自分が楽しく・すらすら読めている』事にしても、『知らない単語をバンバン
〉読み飛ばす』事にしても、それを毎日繰り返すうちに無意識に植え付けられたものが
〉非常に大きく作用しているのだ、と思わずにはいられません。

〉 私がなぜ、この様な事を長々と書いているかというと、Kenyさんの場合は、実用書
〉などの多読歴が長いのに、児童書ではすぐに疲れてしまう、と書かれていたからです。

〉 多くのタドキスト達は、あまりそういう経験をしません。(とはいえ、実際には
〉そういう人もいますけれどね)
〉 『この違いは何だろう?』と考えた時に、歩んできた過程の違いが原因ではないか?
〉と思ったんです。

〉 つまり、Kenyさんの今の疲れてしまう原因は、

〉  『すらすら楽しんで読む』事が出来ていなくて(あるいはそういう体験の
〉   積み重ねが足りなくて)『知らない単語を読み飛ばす』事への障壁が
〉   高くなってしまっているのか?

〉それとも、

〉  『知らない単語を読み飛ばそう』と思った時に、上記以外の何らかの障壁
〉   があるのか?

〉どちらか、あるいは両方なのかな?と思いました。

〉 後者の原因は漠然としていますが、読んでいて気になったのは…

〉〉こういった場合はどうなんでしょう?
〉〉Little house…読んでいてなんですが"icicle"という言葉がわからなかったんです。発音を考えるとどうもアイシィクルらしい。するとアイス(氷)に関係する言葉かな?読み進めるとツララ(イメージ)に近いようだ。でもちょっと違う。
〉〉そこで「うむむ…(-_-;)」と考えこんでしまったんです。
〉〉
〉〉「90%は間違いない。でもちょっと違う。なにが違うのだろう?」
〉〉
〉〉結局、その章を読み終わった後で英英辞書を引いてしまいまして
〉〉
〉〉「なるほど…(^。^)」
〉〉
〉〉と違いは理解できたのですが…

〉 これ、Kenyさんの性分なんでしょうね。
〉 こういう事があまり気にならない人、というか、気にしない人の方が、多読に馴染み
〉やすいという事はあると思います。でもそうは言っても、性分で気になってしまうのは、
〉仕方ないですよね。

〉 でも、調べなければ調べないで、その人なりの記憶にicicleという単語が強く記憶
〉され、再び別の本で見た時にその記憶が想起されます。そういう意味では、『あえて
〉調べない』という選択も、決して無駄な経験ではないと思うんですよ。

〉 でも、気になってしまうのであれば、辞書を引くのも精神衛生的にはいいと思います。
〉あるいは、まりあさん式に画像で確認!というのも面白いと思います。

確かに私の性分というのもありますね。どうしても、その作品の背景にあるものに興味を持ってしまいます。

ファンタジーを読んでいて…
甲冑ってどうなってるの?
お城の構造は?
身分制度は?
などなど…知れば知るほど面白くなるので限がない。

Little houseを選んだのも、当時の生活に関して若干ですが知識を持ち合わせていたからなんです。ライフルが単発だったのには驚きましたが。物語を読んでいてアメリカ開拓史の中でもずいぶんと初期の話なんだと…しかも先語め式!

〉 そうした事よりも私が読んでいてとても気になったのは、こういう時に辞書を引く/
〉引かない以前に、そういう単語があまりにも気になるものだから、Kenyさんがお話の
〉内容に集中出来ないんじゃないか?お話を十分に楽しめないんじゃないか?っていう
〉事の方がスゴく気になります。

〉 なぜなら、タドキスト本人が十分に楽しめない事は、私たちの多読の本質から逸れて
〉しまっているからです。(その理由は上でご説明したとおりです)

〉 うまくこの性分と折り合って、お話をもっともっと楽しめる様になるといいんですが…

器用なのか、お話はお話でちゃんと楽しめています。上にも書きましたが、なんとも言えず、楽しく物語を楽しむことが出来ましたので大丈夫なんじゃないかと思います。もっとも、今日はまた肘鉄を頂くかも知れませんが…。

〉       §  §  §      §  §  §

〉 ところで、Kenyさんの書いてくださったものを読んで、もう一つ身に覚えがあった
〉のは、自分が読める上限のYLに関してなんです。

〉 私の場合は最初はGRが中心でしたが、始めたばかりの頃は易しいGRは物足りない
〉感じがして、GRのレベルを一週間毎に1つずつ上げていました。これはYLで見た場合、
〉毎週0.6〜0.8くらい上げていた事になります。
〉 そうして、開始1ヶ月後くらいにはYL4の本を読んでいたんです。その後、先ほど
〉書いた技術文書の時期があって、その後仕事が忙しくなり、毎日英文の文書と格闘
〉しながら作業を続ける日々が続きました。

〉 それで、自宅での多読からすっかり離れてしまっていたんですが、数ヶ月後に
〉気付いたら、すっかり英語に触れないでいた日々が続いている事に気付いて、また
〉再開したんですよ。

〉 そうしたら、自分的にはYL5くらいが上限で、それ以上の本は難しくて読めないと
〉感じるという事が分かりました。今のKenyさんと同じような状態ですね。

〉 ちなみに、今は私は実用書も技術書も原書で読む機会が多くなりましたが、そうした
〉本の多くはYL3〜YL5くらいだと思います。YL3くらいだと内容自体が易しい本が多く、
〉YL5くらいの本だと相当複雑な内容・込み入った内容を記述してある本が多いですから、
〉通常多くはYL4くらいじゃないでしょうか。

〉# もちろん技術書の場合は専門用語の
〉# 知識が無ければ、YLはもっと高く
〉# 感じられると思いますけど。

〉 そういう意味で言うと、実用書中心に多読をされてきたKenyさんが、児童書のYL4〜
〉YL5で上限を感じるのはごく普通の事に見えます。

なるほど…と納得しました。
言われて見れば、実用書は専門用語があるから難しく感じるだけで、文章としてはどちらかと言えば簡単ですね。
どうりで読めないわけです。

〉 話を戻すと、私の場合はラブコメが好きで、アメリカ映画のラブコメものばかりを
〉ずっとDVDで見ていた時期もあり、その頃から易しいラブコメ小説を探し始めました。
〉 通常、大人向けの恋愛小説だとYL6〜7くらいが主流ですから、相当ジレンマを感じ
〉ました。しかし、一冊だけYL5と書かれたものがあったので、40万語近くになって
〉それを読み始めました。相当読み飛ばしましたが、それでもストーリーは追えるという
〉事で低めのYLにされていた様で、何とか楽しく読み切り、栄えある50万語通過本にもなり、
〉自分的には満足でしたが、その後GRに戻ろうとしたら、自分にとってGRがすっかり退屈
〉なものになってしまっていて、読む気がしなくなっていたんですよ。

〉 それから、慌ててYL4くらいの児童書を探しました。幸いこの掲示板のバックログを
〉漁っていたら、読みたい本は山ほど見つかり、1ヶ月後には何とか100万語を通過する
〉事も出来ました。

〉 しかし、100万語を通過しても、自分が読みたいと思っていたYL6くらいのラブコメは
〉まだほとんど読めない状態であることに気付いたんです。

〉 『これは焦っても仕方ないんだな…』と思いました。それで、ちょっと目先を変えて
〉絵本を探したりしているうちに、

〉  『やはりYL3の本をたくさん読んだ方がいいんじゃないか?』

〉とやっと思い立ち、YL3の児童書をたくさん探して読み始めました。

〉 その頃は、いわゆるパンダ読みで、YL2かYL3の本を必ず一日に一冊は読んで、余った
〉時間にYL4〜5の本を読んだり、YL0〜1のLRや絵本を読んだりしていました。

〉 そういう時期を3ヶ月ほど過ごしたある日、YL6のラブコメを積ん読ボックスから
〉取り出して眺めてみると、予感がありました…

〉  『これなら…この本はもう読めるかもしれない…(嬉)』

〉 そう、読めたんです。楽しめたんです!ほんの3ヶ月前には『まだ難しいよぉ…』
〉と諦めていた本が。

〉 これは私の体験談なので、Kenyさんに当てはまるとは限りません。
〉 なにより、先ほども書きましたが、『楽しんでいない』事をするのは多読の本質から
〉完全にズレますから。ですから、Kenyさんご本人が楽しめる本を探して読んで欲しいと
〉思っています。

〉 ただ、

〉  『パンダ読みには色々と効能がある』

〉という事と、

〉  『学習効果を考えた時、YL3の児童書とYL4の児童書は、相当違う側面を
〉   持っている』

〉という事は確実に言えるなぁ…と思い、それは伝えたいと思いました。
〉 別の言い方だと…

〉  『多読の底力はYL3(の児童書)に有り』

〉ってなところでしょうか。

〉 とはいえ、YL3の児童書だと、現地の小学校低学年から中学年くらいの子達が主人公
〉のお話が多かったりして、子供っぽいのが好きじゃない人には合わないっていう事も
〉ありますから。でも、もちろんそうじゃない本もいっぱいあります。

〉 たとえば…

〉 アメリカの各時代毎に時代考証をして、その当時に居そうなティーンエイジの女の子
〉を主人公として登場させ、その娘を通して、その時代の人たちの生き様を描いている
〉American Girlのシリーズとか。

〉 私は苦手なのでまだ読んでないんですが、Sarah, Plain and Tallのシリーズとか。

〉 あと、動物が擬人化されている話が嫌いでなかったら、Lighthouse Familyシリーズ
〉もお勧め出来ますね。私は個人的に、この筆者のCynthia Rylantさんが大好きで、
〉彼女が書いた絵本を集めていたりしますけれど。

〉 長く書きすぎたので、このくらいにしておきます。
〉 いずれにしても、Kenyさん好みのいい本が見つかるといいですね。

ちょっと興味をひかれているのが「ゼンダ城の虜(YL3-4)」です。それ以外にも児童書で読んでみたい本がけっこうあります。暫らくはそこら辺をうろうろしていると思います。ただ悲しいかなこのレベルの作品は、大河小説が大好きな私にはいかんせん短いです。1つの作品で100万語ぐらいのがあると嬉しいんですけどね。やっと波に乗れてきて「面白くなってきた!」と思ったら終わり。これは寂しい。

〉 あっ!最後に一言。
〉 いきなり色んな反響があって、お返事を書くのも大変だったりしますから、掲示板に
〉はご自身のペースで書いていただいていいですからね。あるいは、Kenyさんがこれ以上は
〉お話ししたい事がなければ、私に対する返事は特になくとも構いません。
〉 もちろん、お返事をいただけるなら、また読ませていただきたいとは思いますけれど。

私は、嫌だったり大変だったら返事はしません。
私がこうして返事をするのはしたいからです。
ドラちゃんとお話しするのが楽しいからです。
だから、こんなに長いコメントを書いて頂けるのはとても嬉しいです。
何度も何度も読み返してます。

Keny

Happy Reading♪


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24583. 挿絵に icicles が

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2009/3/27(18:42)

------------------------------

Keny さん、
初めまして。

僕も英英辞典は好きなんですが、
こういうばあい、
辞書を引く前にちょっと待っていただきたいです。(^-^;)

Little House in the Big Woods で "icicles" が出てくるのは、
第7章の始めの頁でしょうか。
この頁の上に挿絵がありませんか?
雪原にウサギが立っている絵です。
この絵の右上の方に何本か木が生えていますね。
その木の枝に "icicles" がついています。

大人が子どもにこの本を読んであげるとき、
子どもがこの単語の意味を質問するかもしれません。
そんなとき大人は、
この挿絵の "icicles" を指差して説明すれば良いというわけです。

勿論、
文章の中で描写しているのは軒下の "icicles" ですが、
単語の知識としては木の枝の "icicles" でもOKです。

PS アウトドアのブログ、
素晴らしいですね。


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24584. Re: 挿絵に icicles が

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/28(15:45)

------------------------------

はじめまして、Ry0tasanさん。
どう発音すればいいのでしょう?

〉僕も英英辞典は好きなんですが、
〉こういうばあい、
〉辞書を引く前にちょっと待っていただきたいです。(^-^;)

〉Little House in the Big Woods で "icicles" が出てくるのは、
〉第7章の始めの頁でしょうか。
〉この頁の上に挿絵がありませんか?
〉雪原にウサギが立っている絵です。
〉この絵の右上の方に何本か木が生えていますね。
〉その木の枝に "icicles" がついています。

〉大人が子どもにこの本を読んであげるとき、
〉子どもがこの単語の意味を質問するかもしれません。
〉そんなとき大人は、
〉この挿絵の "icicles" を指差して説明すれば良いというわけです。

〉勿論、
〉文章の中で描写しているのは軒下の "icicles" ですが、
〉単語の知識としては木の枝の "icicles" でもOKです。

子供に
「Iciclesって何?」
と聞かれるならば、それでいいのです。ですが、私の場合にはそれでは不十分なんです。私が知りたかったのは"icicle"という言葉が持っている概念の範囲なんです。最初は日本語のツララと同じなのかと思ったのですが、読み進めるうちに不適切な記述があり、ツララとはちょっと違うというのが分かってきました。ではこの言葉は何処まで広がっているのだろう?…これが気に成ってしまったんです。

英語を母語として見に付ける子供は、これを膨大な量のインプットの中で見つけ出します。本来の多読であればこれを量により解決するのです。私の質問の意図するところは、それをちょっと多読の方法論から逸脱した「辞書を引く」という行為によってこの問題を解決することは適切なのでしょうか?と言うことなのです。

この私の問いは、結論として明確に否定されました。多読の本質とは相容れないと言うことです。すくなくとも現在の私の状況を考えると適切ではないということです。私としては疑問は残りますが多読と言うものが、どう言うものなのか?この先にどんな変化があるのかが分からない状況でもあり、杏樹さんなどのコメントで「英英であれ、辞書を引くかどうかは量を消化することで十分解決可能な問題」との解答を得られましたので100万語まで辞書に寄らずに多読をやることにしたわけです。

"Icicle"と同様に、90%程度まで絞り込めるのだけれど、残りをつめきれないという言葉がいくつかありました。このなんともはっきりしない宙ぶらりんの不安定な状況が不快で、先のような質問となった訳です。

ただ、以下はwikipediaからの引用なのですが、これもどうも辞書とは若干の違いがあるようなんです。「だから何?」で済んでしまう程度の些細な違いなんですが…そういう因果な性分なんです。

An icicle is a spike of ice formed when water dripping or falling from an object freezes. Typically, icicles will form when ice or snow is melted by either sunlight or some other heat source (such as heat leaking from the interior of a heated building), and the resulting melted water runs off into an area where the ambient temperature is below the freezing point of water (0°C/32°F), causing the water to refreeze. Over time continued water runoff will cause the icicle to grow. If an icicle grows long enough to touch the ground (or its corresponding ice spike growing up from the ground) then it is called an ice column.

〉PS アウトドアのブログ、
〉素晴らしいですね。

過分なお褒めに預かり光栄です。
もともと登山の技術書から英語を学びはじめたもので…私のような人間はここでは、かなり異色でしょうね。ちなみに、中国語やドイツ語にひかれるのもこれが原因です。


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24585. 愛くるしいicicle

お名前: たかぽん
投稿日: 2009/3/29(00:34)

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横から大変すみません。。

〉英語を母語として見に付ける子供は、これを膨大な量のインプットの中で見つけ出します。本来の多読であればこれを量により解決するのです。私の質問の意図するところは、それをちょっと多読の方法論から逸脱した「辞書を引く」という行為によってこの問題を解決することは適切なのでしょうか?と言うことなのです。

〉この私の問いは、結論として明確に否定されました。多読の本質とは相容れないと言うことです。すくなくとも現在の私の状況を考えると適切ではないということです。私としては疑問は残りますが多読と言うものが、どう言うものなのか?この先にどんな変化があるのかが分からない状況でもあり、杏樹さんなどのコメントで「英英であれ、辞書を引くかどうかは量を消化することで十分解決可能な問題」との解答を得られましたので100万語まで辞書に寄らずに多読をやることにしたわけです。

うーん、まぁ、しつこいようですけど、辞書を引きたかったら、引いてもかまわないのでは?と思ったりします。

多読っていうのは、「わからない単語」にこだわらず、辞書も置いといて、
やさしいのからたくさん読めば、だんだんと難しいのも読めるようになっていく、という方法だと思います。

つまり、「わからない単語を辞書で調べていかないと、読めるようにならないから、引くべし!」
という『義務』を捨てる方法だと私は思います。
ですから、義務感からでなく、辞書を引いて楽しいなら、辞書を引いていいのでは?。。
英英なら、それもまた多読になるわけですし。

辞書に限らず、図鑑とか、まりあさんおすすめの画像検索なども、面白いかもしれませんね。

あと、icicleについてですが、"Shipwreck at the Bottom of the World"という本に、
そのての寒い寒い系の単語がいっぱい出てたと思います。
話もたいへん面白かったです。実話。
SSS書評はこちら
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002500]
(YL8.5… うーん、6か7ぐらいか…)
よかったらどうぞ。

失礼しました。それでは!


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24587. Re: 愛くるしいicicle

お名前: こるも
投稿日: 2009/3/29(11:21)

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Kenyさん、Ryotasanさん、たかぽんさん、こんにちは。

よこの横から、大変すみません。こるです。

〉うーん、まぁ、しつこいようですけど、辞書を引きたかったら、引いてもかまわないのでは?と思ったりします。

〉多読っていうのは、「わからない単語」にこだわらず、辞書も置いといて、
〉やさしいのからたくさん読めば、だんだんと難しいのも読めるようになっていく、という方法だと思います。

〉つまり、「わからない単語を辞書で調べていかないと、読めるようにならないから、引くべし!」
〉という『義務』を捨てる方法だと私は思います。
〉ですから、義務感からでなく、辞書を引いて楽しいなら、辞書を引いていいのでは?。。
〉英英なら、それもまた多読になるわけですし。

たかぽんさんのおっしゃることは、すごくわかります。
私もこの件については、同意見ですし。

ただ、Kenyさんのおっしゃりたいのは、辞書に頼らずに多読のみでその言葉の意味を
把握することが本当に可能なのか、ご自身で試してみたい、ということなのではないでしょうか。
(もし違っていたら、すみません。Kenyさん。)

ところでシャックルトンと言えば、これです。
求人広告。

Men Wanted for Hazardous Journey, Small wages, bitter cold,
long month of complete darkness, constant danger, safe return
doubtful, Honor and recognition in case of success.

かっこいい。男のロマンですね。
でも、この広告、ガセネタという噂もあり。注意。

なんだか余計なお世話で、ごめんなさい。

みなさま、Happy いろいろで。


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24589. Re: 愛くるしいicicle

お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2009/3/29(16:07)

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〉ただ、Kenyさんのおっしゃりたいのは、辞書に頼らずに多読のみでその言葉の意味を
〉把握することが本当に可能なのか、ご自身で試してみたい、ということなのではないでしょうか。
〉(もし違っていたら、すみません。Kenyさん。)

なるほど。そうかもしれません。
Kenyさん、余計な口出しでしたら、申し訳ございませんでした。

〉ところでシャックルトンと言えば、これです。
〉求人広告。

〉MEN WANTED for Hazardous Journey. Small wages, bitter cold,
〉long months of complete darkness, constant danger, safe return
〉doubtful. Honor and recognition in case of success — Ernest Shackleton.

〉かっこいい。男のロマンですね。

しぶいですよね。(ちょっと添削しました。)

〉でも、この広告、ガセネタという噂もあり。注意。

どうやらガセみたいですね。
この広告は1900年に出たとのことですが、
シャックルトンが最初に南極探検に行ったのは1902年。
しかもスコット隊の一隊員として。
次に南極に行ったのは1908年。この時はシャックルトンが隊長でしたが、
当時の新聞を探しても、その広告は見つからないそう。
3回目に行ったのが、今回ご紹介した本の、1914年の探検です。
1913年12月29日のタイムズ紙にその探検計画が発表されると、
たちまち5000人近くの志願者が殺到したとのことです。
しかし、そのときの新聞にも、その広告は出ていない。
なので、「こんな困難な仕事に志願者が殺到したのを面白がって、
だれかがこの広告文を思いついたというのが真相ではないだろうか」と、
『史上最強のリーダー シャックルトン』という本の著者は書いているそうです。
(天野祐吉『広告論講義』)

〉なんだか余計なお世話で、ごめんなさい。

いえいえ、ご指摘ありがとう。

〉みなさま、Happy いろいろで。

はーい。Happy いろいろ。


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24597. Re: 愛くるしいicicle

お名前: Keny http://w-nest.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2009/3/31(16:15)

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こんにちは、こるもさん。
メッセージありがとう。

〉よこの横から、大変すみません。こるです。

〉〉うーん、まぁ、しつこいようですけど、辞書を引きたかったら、引いてもかまわないのでは?と思ったりします。

〉〉多読っていうのは、「わからない単語」にこだわらず、辞書も置いといて、
〉〉やさしいのからたくさん読めば、だんだんと難しいのも読めるようになっていく、という方法だと思います。

〉〉つまり、「わからない単語を辞書で調べていかないと、読めるようにならないから、引くべし!」
〉〉という『義務』を捨てる方法だと私は思います。
〉〉ですから、義務感からでなく、辞書を引いて楽しいなら、辞書を引いていいのでは?。。
〉〉英英なら、それもまた多読になるわけですし。

〉たかぽんさんのおっしゃることは、すごくわかります。
〉私もこの件については、同意見ですし。

〉ただ、Kenyさんのおっしゃりたいのは、辞書に頼らずに多読のみでその言葉の意味を
〉把握することが本当に可能なのか、ご自身で試してみたい、ということなのではないでしょうか。
〉(もし違っていたら、すみません。Kenyさん。)

これについて少し誤解されているようですので…

私は多読のみで言葉の意味を理解することは可能だと考えています。
実際、日本語の専門書では辞書は使いません。
それでもちゃんと専門の人と話をしても意思の疎通に不具合はありません。
ですので意味を取り違えたりはしていないと考えています。
その分野において博士号をもつような人達ですので、少しでもおかしければ指摘されるはずです。

同様に中国語で試していますが特に問題はありません。
ですので私の母語である日本語に限らず、どのような言語でも可能だと思われます。

私の知りたいのは英英を使うことで、どのような影響…ありていに言えば害があるのかどうかです。

私は辞書を引いて意味を確認したい。
ですがこれは安直な方法です。
それをやってしまっては害があるのでは無いか…と疑っているのです。
確かに辞書を使えないのはしんどいです。
ですが、辞書を利用したがために進歩に遅れが出るのはもっと嫌です。
遅れが出るぐらいなら我慢します。

今は実際に辞書を利用せずにやっています。
私の結論としては、やっぱり辞書は(例え英英でも)使うべきでは無い。
ずーとではないにしても、多読を始めた当初は辞書は禁止!
そうでないと、スラスラ読めるようになるのが遅くなると思うからです。

〉なんだか余計なお世話で、ごめんなさい。

こるもさん。
とんでもない誤解です。
コメント頂けて私は嬉しいです。)^o^(

〉みなさま、Happy いろいろで。

いろいろって…^_^;


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24598. Re: 愛くるしいicicle

お名前: こるも
投稿日: 2009/3/31(20:45)

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Kenyさん、こんにちは。

〉私は多読のみで言葉の意味を理解することは可能だと考えています。
〉実際、日本語の専門書では辞書は使いません。
〉それでもちゃんと専門の人と話をしても意思の疎通に不具合はありません。
〉ですので意味を取り違えたりはしていないと考えています。
〉その分野において博士号をもつような人達ですので、少しでもおかしければ指摘されるはずです。

〉同様に中国語で試していますが特に問題はありません。
〉ですので私の母語である日本語に限らず、どのような言語でも可能だと思われます。

〉私の知りたいのは英英を使うことで、どのような影響…ありていに言えば害があるのかどうかです。

〉私は辞書を引いて意味を確認したい。
〉ですがこれは安直な方法です。
〉それをやってしまっては害があるのでは無いか…と疑っているのです。
〉確かに辞書を使えないのはしんどいです。
〉ですが、辞書を利用したがために進歩に遅れが出るのはもっと嫌です。
〉遅れが出るぐらいなら我慢します。

〉今は実際に辞書を利用せずにやっています。
〉私の結論としては、やっぱり辞書は(例え英英でも)使うべきでは無い。
〉ずーとではないにしても、多読を始めた当初は辞書は禁止!
〉そうでないと、スラスラ読めるようになるのが遅くなると思うからです。

なるほど。
全然方向性が違いましたね。
すみませんでした。

うーむ。やっぱりわたしは誰かに何かを言える器ではないようです。
修行して出直してきます。

〉〉みなさま、Happy いろいろで。
〉いろいろって…^_^;

いろいろって、いろいろっすよ。
あれもこれも、あー、あっちも。(どっち?)

それではでは。


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24590. たかぽんへ

お名前: 杏樹
投稿日: 2009/3/29(19:23)

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たかぽん、こんばんぽん。

〉うーん、まぁ、しつこいようですけど、辞書を引きたかったら、引いてもかまわないのでは?と思ったりします。

これを言うのは、多読の方法を体得してからのことです。
たかぽんは何千万語も読んで、「好きなことを好きなように」の境地に達していますが、多読の初心者には「好きなように」ではなくそれぞれの人の状況を考えなら具体的なアドバイスをしていく必要があります。

多読はそれまでの英語学習の考えとははずれたものです。
私もそうでしたが、外国語の本を読むときは辞書を引いて、がんばって読むものだと思っていました。辞書なしでもスラスラ読めるようなやさしい本をたくさん読む、というのは酒井先生以外誰も考えませんでした。私もやさしい本を読んでも勉強にならないと思ってました。
また、多読をするのも「英語の勉強」だと思って始める人が多いです。
つまり、「英語の本を楽しく読む」ということを、たいていの人が知らないのです。多読をするうちに「おもしろい本を読む」という感覚が身についていくのです。そしてそのために、最初はやさしい本をたくさん読んで、和訳しないで、辞書も引かないで「すらすら」感を養うのが大切なのです。
実際、多読が進むうちに「英語の勉強」ではなく「おもしろい本を読んでいる」という感覚になってきた、という報告は多数あります。多読を始めて間のないうちは、楽しいという感覚がわからない人が多いということです。そういう状態では「好きなように」ではなく、どうすれば楽しく読む感覚を覚えられるかを考えてアドバイスするべきです。

辞書使用の是非を問うのは、そうして「すらすら」「楽しく」という多読の感覚が身についてからのほうがいいと思います。

もしこの件についてさらに話し合いがしたかったら、雑談か英語の広場にでも移りましょう。


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24593. 杏樹さんへ

お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2009/3/29(23:01)

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杏樹さん、こんばんは。 (Kenyさん、失礼します。。)

〉たかぽん、こんばんぽん。

〉〉うーん、まぁ、しつこいようですけど、辞書を引きたかったら、引いてもかまわないのでは?と思ったりします。

〉これを言うのは、多読の方法を体得してからのことです。
〉たかぽんは何千万語も読んで、「好きなことを好きなように」の境地に達していますが、多読の初心者には「好きなように」ではなくそれぞれの人の状況を考えなら具体的なアドバイスをしていく必要があります。

うーん。そうは見えないかも知れませんが、私も私なりに考えて、
具体的にご意見しているつもりです。
表現力が拙いのは申し訳ございません。

何と言いますか、「〜しなければ」とか「〜してはいけない」とか
心に強制・禁止を持っていらっしゃるような人を見ると、
そんなこと思う必要ないんじゃないですかー、
好きなことやったらいいんじゃないですかー、
と励ましたくなるんですね。

私の理解ですが、多読って要するに、変な義務感とか禁止感(?)を取り去って、
自分本来の自由さを取り戻す方法だと思うんですよね。

辞書を引かなきゃと思って、面白くもないのに辞書を引いてる人が多いので、
「引かなきゃ」ってことはないですよ、と言ってるだけで。
辞書引くのが面白いなら、辞書引きゃいいじゃん、と思ってしまいます。

〉多読はそれまでの英語学習の考えとははずれたものです。
〉私もそうでしたが、外国語の本を読むときは辞書を引いて、がんばって読むものだと思っていました。辞書なしでもスラスラ読めるようなやさしい本をたくさん読む、というのは酒井先生以外誰も考えませんでした。私もやさしい本を読んでも勉強にならないと思ってました。

ジャパンタイムズの伊藤サムさんなんかも、やさしい本をたくさん読みましょうと言っておられて、
私の多読始めも、伊藤サムさんのご本を読んで、でした。
同じようなことを考えてきた人は、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうかね。

〉また、多読をするのも「英語の勉強」だと思って始める人が多いです。
〉つまり、「英語の本を楽しく読む」ということを、たいていの人が知らないのです。多読をするうちに「おもしろい本を読む」という感覚が身についていくのです。そしてそのために、最初はやさしい本をたくさん読んで、和訳しないで、辞書も引かないで「すらすら」感を養うのが大切なのです。
〉実際、多読が進むうちに「英語の勉強」ではなく「おもしろい本を読んでいる」という感覚になってきた、という報告は多数あります。多読を始めて間のないうちは、楽しいという感覚がわからない人が多いということです。そういう状態では「好きなように」ではなく、どうすれば楽しく読む感覚を覚えられるかを考えてアドバイスするべきです。

うーん。私なりに考えたつもりですが・・・
私は基本的に、人様にアドバイスなんかできないと思っています。
その人にとって何がベストなのかも、よくわからない。
多読がいいのかすら、わからない。
その人の人生にとっては、頑張って英語の勉強をしたほうがいいのかもしれない。
(あるいは、英語なんかやめて、他のことをしたほうがいいのかもしれない。)
何がいいのかは、わからない。
ただ一つ言えることは、おそらく、その人がワクワクする方向、楽しいと思える方向が、
より好ましい方向なんだろう。たぶん。
なので、Kenyさんの場合であれば、既にたくさん英語の本も読んでおられて、
辞書を引くことも楽しそうだ。
そうであれば、どんどんやったらいいんじゃないですかー、そういえばこんな本もありますよー、と
私なりに「具体的に」激励させていただいたんです。

〉辞書使用の是非を問うのは、そうして「すらすら」「楽しく」という多読の感覚が身についてからのほうがいいと思います。

多読アドバイスの一般論としては、そうかもしれませんね。

〉もしこの件についてさらに話し合いがしたかったら、雑談か英語の広場にでも移りましょう。

まあ、もういいんじゃないでしょうか。
 
 
Kenyさん、勝手にもめて、失礼いたしました。。
多読者でもいろいろな考え方があることの一例ということで…
 
 
それでは、どちら様もHappy reading!!


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24596. やっぱり雑談へ

お名前: 杏樹
投稿日: 2009/3/30(22:13)

------------------------------

移ります。


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24595. Re: 挿絵に icicles が

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2009/3/30(15:08)

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"Keny"さんは[url:kb:24584]で書きました:

〉はじめまして、Ry0tasanさん。
〉どう発音すればいいのでしょう?

数字の "0" は、
小文字の "o" のつもりでお願いします。

〉〉僕も英英辞典は好きなんですが、
〉〉こういうばあい、
〉〉辞書を引く前にちょっと待っていただきたいです。(^-^;)

〉〉Little House in the Big Woods で "icicles" が出てくるのは、
〉〉第7章の始めの頁でしょうか。
〉〉この頁の上に挿絵がありませんか?
〉〉雪原にウサギが立っている絵です。
〉〉この絵の右上の方に何本か木が生えていますね。
〉〉その木の枝に "icicles" がついています。

〉〉大人が子どもにこの本を読んであげるとき、
〉〉子どもがこの単語の意味を質問するかもしれません。
〉〉そんなとき大人は、
〉〉この挿絵の "icicles" を指差して説明すれば良いというわけです。

〉〉勿論、
〉〉文章の中で描写しているのは軒下の "icicles" ですが、
〉〉単語の知識としては木の枝の "icicles" でもOKです。

〉子供に
〉「Iciclesって何?」
〉と聞かれるならば、それでいいのです。ですが、私の場合にはそれでは不十分なんです。私が知りたかったのは"icicle"という言葉が持っている概念の範囲なんです。最初は日本語のツララと同じなのかと思ったのですが、読み進めるうちに不適切な記述があり、ツララとはちょっと違うというのが分かってきました。ではこの言葉は何処まで広がっているのだろう?…これが気に成ってしまったんです。

「不適切な記述」とはどういう記述だったのでしょうか。
"All day the icicles fell one by one from the eaves with soft smashing and crackling sounds in the snow-banks beneath" という文ですか?(Chapter 7).
それとも別の箇所でしょうか?
お時間のあるときに教えていただけると嬉しいです。

クリスマスの場面などで、
冷たくない "icicle" に出会ったことはあります。

〉英語を母語として見に付ける子供は、これを膨大な量のインプットの中で見つけ出します。本来の多読であればこれを量により解決するのです。私の質問の意図するところは、それをちょっと多読の方法論から逸脱した「辞書を引く」という行為によってこの問題を解決することは適切なのでしょうか?と言うことなのです。

〉この私の問いは、結論として明確に否定されました。多読の本質とは相容れないと言うことです。すくなくとも現在の私の状況を考えると適切ではないということです。私としては疑問は残りますが多読と言うものが、どう言うものなのか?この先にどんな変化があるのかが分からない状況でもあり、杏樹さんなどのコメントで「英英であれ、辞書を引くかどうかは量を消化することで十分解決可能な問題」との解答を得られましたので100万語まで辞書に寄らずに多読をやることにしたわけです。

訳さずに英語を理解する方法で長いあいだ英語と接してきた人であれば、
100万語という読書量に対して厳密じゃなくても大丈夫だと思います。
たとえば "icicle" であれば、
さまざまな文章の中で何度も "icicle" に出会うことがポイントです。
その過程を通して "icicle" の意味がだんだん明確になり、
辞書よりも正確な理解に到達する、
そういう経験があればOKだと思います。

〉"Icicle"と同様に、90%程度まで絞り込めるのだけれど、残りをつめきれないという言葉がいくつかありました。このなんともはっきりしない宙ぶらりんの不安定な状況が不快で、先のような質問となった訳です。

程度問題でしょうね。
毎日のように大量のインプットを通して語彙を増やしている子どもでも、
気になる単語の意味を大人に質問することはあるし、
そのタイミングが良ければ記憶にも残りますからね。

〉ただ、以下はwikipediaからの引用なのですが、これもどうも辞書とは若干の違いがあるようなんです。「だから何?」で済んでしまう程度の些細な違いなんですが…そういう因果な性分なんです。

〉An icicle is a spike of ice formed when water dripping or falling from an object freezes. Typically, icicles will form when ice or snow is melted by either sunlight or some other heat source (such as heat leaking from the interior of a heated building), and the resulting melted water runs off into an area where the ambient temperature is below the freezing point of water (0°C/32°F), causing the water to refreeze. Over time continued water runoff will cause the icicle to grow. If an icicle grows long enough to touch the ground (or its corresponding ice spike growing up from the ground) then it is called an ice column.

言語を町にたとえれば、
辞書は町の地図です。
(1枚の地図というより地図帳に近いかもしれません。)
言語を読んだり聴いたりする行為は、
その町を歩く行為と同じです。
実用的な水準で理解できていれば、
目的地に辿り着けます。

多読は、
とにかく町を歩いてみることで、
その町の地理を体で覚える様な方法です。
地図から想像する町と、
実際に歩いた町で、
違って見えることもあります。

〉〉PS アウトドアのブログ、
〉〉素晴らしいですね。

〉過分なお褒めに預かり光栄です。
〉もともと登山の技術書から英語を学びはじめたもので…私のような人間はここでは、かなり異色でしょうね。ちなみに、中国語やドイツ語にひかれるのもこれが原因です。

梅棹忠夫博士が同じことを言っていましたね。
僕も、
The Complete Walker や、
Whole Earth Catalog がきっかけで、
洋書に興味を持つようになりました。
幸か不幸か、
自然を探索するより本を読む方が面白くなってしまい、
山へは行かなくなってしまいましたが。

これからもときどきブログを拝読したいと思います。
よろしくお願いします。


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