みなさん、ありがとう!

[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25677 // 時刻: 2024/11/24(10:16)]

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[電球] 15677. みなさん、ありがとう!

お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2003/7/19(11:05)

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オシツオサレツさんの発言から、「読む」ときに
頭の中でなにが起きているのか、たくさーん実例が寄せられて、
感激しております。結構いろいろなことがあるんですね!

脳内音読、脳内映像、脳内映画、モノクロ、カラー、
早送り・・・

あ、ぼくの場合はいちばん地味みたいだけど、
「脳内朗読」ですね。残念ながら、登場人物それぞれの
声ではなくて、男性の朗読者がすべての役をやっているような・・・

このあともぜひみなさん、「読む」とき頭の中が
どうなっているか、教えてくださいな。

ただ、あんまり分析しようとすると読めなくなったりして・・・

追伸 できれば日本語のときにどうなっているかも教えてください。


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15695. イメージ派、でしょうか

お名前: れな
投稿日: 2003/7/21(00:09)

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酒井先生、脳内音読・映像スレッド(?)の皆様こんばんは。
勝手に多読者のれなです。こっそり出てきました。
なんだか今更かな、と思ったのですが、書いちゃってあった(笑)ので、
投稿させていただきますー。
私は音読でも映像でもなく、基本的に「イメージだけ」を
つなげて読んでいる、かっ飛ばし読者です。以下はそのご報告。音読からの
移行経験つきで長いので、気が向いたらおつきあいくださいませ。

現在の私は洋書は500万語くらい読んでいます。和書は全然想像も
つきませんが、洋書に手を出す前には、1ヶ月に文庫本20冊くらいは
軽く読んでいました。

日本語の本を読む場合には、頭の中で音読することはほとんどありません。
ごくごく印象的な場面の他は、映像化することもありません。
文字が、というより単語そのものが、そして本当に集中して読んでいる場合には
文章自体が、内容を受け取るための「記号」になってるって感じなのだと
思います。つまり、ちょっと大げさに説明してみると、1文字1文字を
「これは何だっけ?」と思いながら読むことがないのと同じように、単語の
1つ1つを「これはどういう意味だから」というふうには読んでいかないし、
一文を取り出して、「この文章の内容はこうだから」と考えることもないんです。
文章を音声に変えるのでも、映像に変えるのでもなく、純粋なイメージだけを
読み取っていくって感じでしょうか。これは、私が映像方面の想像力に
恵まれてないからなのかもしれませんが、読めて、理解できていることは
確かです。だから、日本語の本を読むのはかなり速いほう。ちなみに、
本代がもったいないので、いわゆる速読などは試したことはありません(笑)。


そんな私ですが、洋書を読む場合には集中力が低い方から順に3つの段階が
あるように感じています。速度も集中力に比例します。こんな感じです。

  1.頭の中で音読している(のろい)
  2.何となく日本語にしている(普通)
  3.何も考えていない(速い)

1はそのままです。私は発音はよくわからないので、発音できない単語の
場合、「綴りをよくよく解析している」感じですね。実は私は、音読してしまう
とそっちに気をとられて、意味をとりそこねてしまうことが多々あります。
それで、仕方なく少し戻って読み直したりして、必然的にペースが落ちます。

2は「あ、英語ではこういう言い方をするのかー」とかいうのも含みます。
英語で読みながら、日本語で内容を考えていたり、何となく訳してしまったり
する状態。それなりに音読もしているようです。

3は「英語で読んでいることを意識していない」状態です。というか、本当に
何も考えていないですね(爆)。日本語の本を読んでいるのとある意味同じ状態。
私は日本語で読んだ本の続きを洋書で読んでいることがよくありますが、
この状態で読んだ本の場合、その部分を日本語で読んだのか英語で読んだのか
覚えていなかったりします。

今になって振り返ってみると、最初のうちはずっと1の状態だったと思います。
多分50万〜100万語くらいから2の状態が混ざるようになってきて、
3の状態に入れるようになったのは200万語を超えたくらいからだったかな。
「量が解決する」というお話がありますが、多分、そういうことなのだと思い
ます。頭の中の単語(と、色々な言い回し)の絶対数が少ない間はどうしても
目の前にある単語を一つずつ追っていくしかないけれど、ある程度のストックが
できてくると、脳みそが勝手に照合して適当に処理してくれるようになる、
みたいな感じ。でも、私はまだまだ修行が足りないので、新しい本を読み始めると
しばらくは、今でも1の状態になります。大抵、50〜100ページくらい
読むと、慣れて2から3の状態で読めるようになるのですが、そこまでは大変。
だから、短編集は絶対に読めません(笑)。

と、こんなふうに進んできました。
私はいきなりPBだった人間なので、語数はあまりあてにならないかも
しれませんねー。でも、結局、頭の中の読書回路は日本語と同じところを使うらしい
というところは一緒かなって思ってます。英語の語彙が蓄積されて、それが
使い慣れた読書回路とつながると、日本語と同じような読み方ができるように
なっていくのかも、と。

ただ、この読み方、「読むだけ」だったらいいですが、それ以上のことを
望んでる場合にはすごく問題が多いですよね、きっと。何しろ、単語さえ覚えてない
ですから(爆)。いえ、脳は覚えてるんだと思いますが、少なくとも意識の上では
全然記憶にないんです。うわー、役に立たないー(笑)。

私と同じような方は他にいらっしゃるのでしょうか?
書いてみたらなんだかちょっととんでもないかも。
「どうやったらいきなりPB?」というお尋ねの答えは、案外こういうところに
あるのかもしれませんね。音声化することも映像化することも必要ないから、
わかってなくても読める、という………。ほ、本当かなあ?

ではでは、長々とおつきあいありがとうございました。
個人的には、映像化できる方々がとっても羨ましいです。

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