ACE について

SEGの多読コースでは、英語の力は「初見の英文をどう理解できるか？」で判定されるべきだと考えています。
授業内容に沿った試験で良い点をとっても、授業でやったことのない英文が理解できないのでは、本当の実力とはいえないからです。
この試験Policyに沿って、年２～３回、外部試験を全受講生対象に実施し、伸びを測定し、弱点が発見されればカリキュラムを微調整
しています。

ACEは、桐原書店・三省堂が中心となって作っているＮＰＯ　英語運用能力評価協会（ELPA)が主催する、
高校生・大学生対象の900点満点のTOEIC形式(英問英答記号式)の英語力判定試験です。
前期・後期と年２回受験可能で、毎回1万人以上の高校生が受験しています。英検での取得級との対応は、ほぼ次の様になっています。

英検の級	1級	準１級	２級	準２級	３級	４級
ACE受験者の英検取得者の平均点	838	824	663	502	439	413

受験者全員および上位33％（いわゆる進学校生の英語が平均以上の生徒）、下位33%の学年別平均点は次の通りです。
（試験番号 A035 )

	高1全体	高1上位	高1下位	高２全体	高２上位	高２下位	高３全体	高３上位	高３下位
総合(900)	355	420	294	453	546	378	482	604	378
語彙(150)	66	75	60	74	87	64	79	99	63
文法(150)	70	86	62	80	95	66	83	103	65
リーディング(300)	127	165	105	146	190	115	158	205	116
リスニング(300)	140	168	127	154	193	133	162	197	134

この結果と、SEGの中３・高１多読クラス6月～8月,高１eMのスコアを比較すると次のようになります。
ここで、上位、下位は、そのグループの中の、総合点で上位１／３、下位１／３の集団の平均値を表します。

中３多読クラスについては、上位１／３は、高３の上位１／３を総合点で、63点上回っています。
全体の平均でも、高３の平均を、65点上回り、下位１／３でも高３の下位1/3を66点上回っています。
多読は英語の成績の上位層のみならず、どのレベルでも有効であることを示しています。
特に、リスニングにおいては、中３の下位１／３でも、全国の高３の平均を上回っており、多読とNativeの講師の授業の組合せがとりわけリスニングに有効であることを示しています。

高１多読クラスについては、、上位１／３は、高３の上位１／３を総合点で、134点上回っています。
全体の平均でも、高３の平均を、128点上回り、下位１／３でも下位1/3を119点上回っています。
多読は英語の成績の上位層のみならず、どのレベルでも有効であることを示しています。
高１になると、リスニングだけでなく、リーディングについても、多読と全国を比べると、上位１／３で60点、
平均で52点、下位1/3で42点上回り、リーディングについても通常の方法に比べると効果が高いことを示しています。
これは、SEGの高１eMクラスとの比較でも、裏付けられます。

文法・語彙についても、中３で高３並の力がついていることがわかります。リスニング・リーディングの伸びに比べて文法・語彙の伸び方の方が遅いですが、着実に伸びていくことが、上記の表からも分かると思います。
文法・語彙も、多読を続けていれば、高３までにかなり伸びていきますので、受験にも十分対応できることは、昨年の合格実績からも証明されています。

	全国高2 下位	全国高3 下位	中3 多読下位	全国高2 平均	高１ eM 下位	全国高3 平均	高1 多読下位	全国高2 上位	中3 多読平均	高１ eM 平均	全国高3 上位	高1 多読平均	中3 多読上位	高１ eM 上位	高1 多読上位
総合(900)	378	378	444	453	466	482	497	546	547	591	604	610	667	725	738
語彙(150)	64	63	67	74	74	79	75	87	79	90	99	90	94	109	106
文法(150)	66	65	75	80	85	83	86	96	89	101	103	100	102	120	118
リーディング(300)	115	116	137	146	145	158	156	183	177	196	205	208	226	252	265
リスニング(300)	133	134	165	154	162	162	180	181	201	203	197	211	246	245	249

多読クラスの英語運用能力テストの結果について(2009/6-8月)