ヘルプ |
Earthquake Bird, The | ||||||
Susnna Jones | ||||||
この本を購入する |
YL(平均) | 5.5 |
---|---|
お薦め度(平均) | ★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 51,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Picador,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:犯罪物,
総ページ/257ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780330485029(0330485024),
言語/English,
価格/ ,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/ , 初版発行年/2001, 備考/ |
|
音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 |
タイトル:アースクエイク・バード 備考:スザンナ・ジョーンズ著 阿尾正子訳 早川書房 2001.12 |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):5.5 ~ 5.5 |
故郷のイギリスを捨てるようにして、東京に来て10年のLucy。ある日、友人のイギリス人女性Lilyのものと思われる胴体が東京湾から上がり、彼女が容疑者になってしまう...「なぜ日本に来たのですか?」この一見単純な問いに真摯に答えようとすれば、人生の殆どすべてを語るしかない。警官の尋問にはだんまりを決め込んだLucyが回想する、東京に来てから出会った人々との付き合い、イギリスでの幼い日の出来事...とても易しい英語で書かれています。東京生活の回想シーンでは少し難しい単語が使われ、幼年時代の回想には辞書にも載っていない難単語なども出てきますが、飛ばし読みしてもストーリーを追うのに差し支えありません。このあたりは日本で英語教師をしていた作者の工夫でしょうか?辞書なし、急流筏下り読み用テキストのような本です。粒子の粗いモノクローム写真を見るような、あるいは打ちっ放しのコンクリートのざらついた質感を感じるようなこの小説は、大人の本を読む満足感を与えてくれるでしょう。2001年度英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞作だそうです。 (まりあ) |