まずは絵本で、「スラスラ読み」を実感してください。 そうでなく普通の環境にいるのなら、まず、Penguin
Readers Easystarts
を1冊読んで下さい。 これが読みきれない方、あるいは20分以上かかった方は,ORTのStage
3-8、LLL Step 3-6、Step into Reading のStep 1、I Can Read Books のLevel
0-1 の本を40冊程度読んでから、Penguin Readers Easystartsに再び挑戦して下さい。 10-20分かかった方は、下の2シリーズを40冊程度読んで下さい。 4-10分かかった方は,下のシリーズを10-20冊程度読んで下さい。
FRL1−7: Foundattions Reading Library (YL 0.5-1.4) 75-350語レベル 総語数 500-3000語
英語を始めたばかりの方、英語が苦手な方に最適なレベルです。 よく工夫して書いてあり非常に読みやすいと評判です。
PGR0: Penguin Readers Easystarts (YL 0.8) 200語レベル 総語数 900語
今までそれなりに英語に触れてきていた方の標準スタートレベルです.
まず,このレベルで,1万語以上読んでください. なお,巻末のExerciseは行う必要はありません.
・Penguin Readersの Easystarts は,どれも総語数がほぼ900語なので,読書速度の測定用に最適です.
節目節目でEasystartsでどの位で読めるようになったかを比べてみると読書速度の変化を実感できます)
OBW0: Oxford Bookworms Starters (YL 0.8-0.9) 250語レベル
総語数 700-1500語
Quiz形式の本(Mystery in London, Survive 等)は,最初は避けた方がよいでしょう.
また,マンガ形式の本も,大人には不評です.
(学生には好評!)
・Oxford Bookworms シリーズは巻末に Glossaryとして単語の解説がのっています.
読む前にこれを利用すると読みやすいので積極的に利用して下さい.
また,読み終わった後にこれで単語の意味を確認するのもよいでしょう.
MMR1: Macmillan Readers Starter (YL 0.9) 300語レベル 総語数
500-600語
MNW1: Macmillan New Wave Readers Level 1 (YL 0.9) 300語レベル
総語数 600語
Penguin の Level 1と同じ300語レベルですが,総語数が短く絵が多いのでSSSでは,レベル0と評価しています.
なお,Macmillan Readersは,2005年4月に、今までは, Macmillan
Guided Readers, Heinemann Guided Readersといわれたものが改称されたものです.
旧版の表紙のものもまだまだありますが,中身は同じです.
さて,これから紹介するのは,英語圏の児童向けの本(Leveled
Readers)です. 英語圏の児童向けの本には,学校では習わなかった見慣れない単語が多数でてきます.
しかし,めったに出てこない単語は意味がわからなくても困らないので飛ばし読みしていても問題ありません.
重要な単語は何度もでてくるので,何十回とでてくる中で,自然にその意味がわかってきます.
いずれにしても辞書を引く必要はありませんので,安心して辞書無しで楽しんで下さい.
なお,Leveled Readersといっても,ORT(Oxford Reading Tree),
LLL(Longman Literacy Land), MSB(Macmillan Springboard), CSB(Cambridge
Storybooks), HMLR(Houghton Mifflin Leveled Readers) は,各レベルの本の難易度(YL)がそろっていますが,ほかのシリーズには,おなじレベルでも本によってかなり難易度(YL)が異なるものが混じっているシリーズもあります.
ですので,難しい本にあたったら,気にせず,思いっきり飛ばし読みするか,投げ出して下さい.
ORT: Oxford Reading Tree Stage1-9 (YL 0.0-1.0) 総語数 1-1500語
イギリスの小学校の8割で教科書または副読本として利用されているという定評のある教材です.
Stage 1,Stage 1+,Stage 2-16 の16段階あり, 国内では Stage 1-9が販売されています.
文の長さ・構造・総語数がスムーズに上がっていきます.
Stage 1 のうち全く文字の出てこないものをSSSではYL0.0
としています.
文字の無い本は読み終わるとタイトルの単語の意味がわかる仕組みになっています.
Stage 1-4
のものは英語を学んで1ケ月たっていれば読めます.
Stage 8-9で Penguin Easystartsレベルです.
英語に全く触れていなかった大人や,小学校や中学の早い時期に読書をスタートしたい子供に最適のシリーズです.
多読授業では,児童教室から大学まで愛用されています.
・最近 Nonfiction のFirefliesシリーズも発売されました.
LLL: Longman Literacy Land Story Street (YL 0.0-3.0) 総語数
1-5200語
イギリスの多くの小学校で,教科書または副読本として利用されている定評ある教材です.
Step0(YL0.0),Step1(YL0.1),..,Step7(YL1.0),Step8(YL1.4),..,Step12(YL2.5)
の13段階です. ORTと同じで,文字のない絵本から始まります.
6人の子どもたちとその家族が主人公なので登場人物が多いことと,シリーズを通してずっと同じ街が舞台なので,まるで実在の街のように楽しめることが特徴です.
学校生活,兄弟げんか,ペットの事故,両親の離婚,いじめ,恋愛,不思議な世界への冒険など様々なお話が展開します.
英語圏の児童を対象にした英語の学習書です.
子ども達がStepが上がるに連れて成長していき,高校生以上には,ORTをしのぐ人気あります.
Story Street以外に,Genre Range, Info Trailのシリーズがあり,特に,Info
Trailの高学年用のシリーズは,大人が読んでもためになると評判が高いです.
Story Streetは,大手洋書店で入手できますが,Info Trail・Genre
Range の国内での取扱は,まだ,SEGBookshopのみです.
MSB: Macmillan Springboard (YL 0.1-0.7) 総語数 30-400語
オーストラリアの幼稚園〜小学校低学年向けの教材です.
総語数30語程度のLevel 1から総語数400程度のLevel 16まで,16段階・各8冊のセットです.
大きな活字・わかりやすいストーリー・価格の安さ・音源の無料ダウンロード(MP3)で,児童英語教師の間で高い人気です.
総語数がすべて表3に明示してあります。 SEGbookshopでは、CD付きのフルセットも扱っています.
RKR-F: Rookie Readers Fiction Level A, B, C (YL 0.1-0.7)
総語数20-350
学習者児童向け. Level A(YL0.1-0.2), Level B(YL0.2-0.4), Level
C(YL0.2-0.7)の3レベルが用意されています.
1冊の語数が少なく、本のサイズも小さいので、たくさんの冊数が気軽に読めるのが気持ち良いです.
CSB: Cambridge Storybooks (YL 0.2-0.5) 総語数 30-400語
イギリスの小学生向けの読本を,外国人学習者向きにアレンジしたシリーズです.
Level 1-3の3段階です.
パステルカラーのやさしい絵が多いのが特徴です.
LSR: Longman Shared Reading (YL 0.2-0.3) 総語数 50-100語
繰り返しが多いので,単語をほとんど知らない人でも読み進められます.
短いのにオチがあり,読み聞かせにも最適.
初めての多読にお薦め.
OSWE: Oxford Start with English Readers (YL 0.2-1.2) 総語数
100-1000語
学習者児童向け. Level 1 から6 まであります.
LBL: Longman Big and Little Books (YL 0.4) 総語数 200-240語
世界の民話が中心です.
字が大きく内容もそれなりに楽しめます.
CTP: CTP Emergent Readers (YL 0.3-0.8) 総語数20-300語
Level 1からLevel 3まであります. 日本のctm社(03-3300-7135)では,6冊分の音声がはいったカセットテープ+6冊の絵本のセットで販売しています.
音声素材の録音がこっており,児童英語界で定評のある絵本シリーズです.
2005年4月からは、Level 1の48冊分は、CDも発売されます。
100E: 100 English (YL 0.3-0.5) 総語数 50語程度
国際理解・情報・環境1・環境2・サイエンスの5ジャンル各20冊の100冊セットです.
小学校前の幼児から楽しめる内容です. 日本では,新学社が扱っています.
巻末に親向けの500語程度の解説があり,大人はこの部分の方が楽しめます.
SWR: Sight Word Readers (YL0.3) 総語数 20-50語
25冊入りのボックスセットです.
子どもへの読み聞かせに向いています.
TTDR: Time-to-Discover Readers (YL0.5-1.0) 総語数 120-200語
子ども向けの科学読み物.
6冊組で8シリーズ計48冊.
CD付きで販売しています.
SIR1: Step into Reading Step 1 (YL 0.2-0.3) 総語数 50-150語
SIR2: Step into Reading Step 2 (YL 0.4-0.6) 総語数 250-350語
Step into Reading シリーズは,2004年よりレベル表示が変更され,旧版の
Super Early, Early が Step1 に,Step1 が Step2 にというように,新版はレベル表示がひとつずつあがりました.
SCR1: Scholastic Reader Level1 (YL 0.1-0.3) 総語数 30-350語
Hello Reader! は,2004年より Scholastic Reader (SCR)
とシリーズ名が変わりました. 旧 My First Hello Reader と 旧
Hello Reader Level 1 は,Scholastic Reader の Level1
に統合されています. 書店では HLR と SCR
がまだ混在しています.
SCR2: Scholastic Reader Level2 (YL 0.4-0.6) 総語数 250-500語
旧 Hello Reader Level 2 です. 物語,科学の入門書など幅広い内容の本が含まれています.
ICR0: My First I Can Read Books (YL 0.3) 総語数 80-130語
ICR1: I Can Read Books Level 1 (YL 0.4-0.8) 総語数 100-1500語
単純でほのぼのとした物語が中心です.
PYR1: Penguin Young Readers Level 1 (YL 0.3-0.5) 300語レベル 総語数
80-300語
英語学習者向けの絵本です.
大きいサイズのものからPBサイズのものまであります.
RTRO: Ready-to-Read Pre-Level 1 (YL 0.3) 総語数30-100語
RTR1: Ready-to-Read Level 1 (YL 0.4-0.6) 総語数 100-700語
RTR2: Ready-to-Read Level 2 (YL 0.6-1.0) 総語数 600-800語
ほのぼのとしたやさしい物語が中心です. SnoopyのシリーズがLevel
1-3に,Henry and MudgeのシリーズがLevel 2にあります.
AARO: All Aboard Reading Picture Books (YL 0.3) 総語数 150-200語
AAR1: All Aboard Reading Level 1 (YL 0.4-0.8) 総語数 100-700語
AAR0 は文中の大切な単語が絵になっており,巻末にフラッシュカードがついています.
PER1: Puffin Easy-to-Read Level 1 (YL 0.3-0.6) 総語数 80-450語
単純でほのぼのとした物語が中心です.
AWBL: Addison Wesley Big and Little Books (YL 0.4) 総語数 150-400語程度
英語圏 の児童向け.
世界各地の民話や可愛く心の温まるお話を集めています.
英語の苦手な高校生や大人が英語で楽しむ読書を始めるのにも適しています.
子供達へのstorytellingにも向いています.
OCT: Oxford Classic Tales (YL 0.4-0.8) 100-400語レベル
総語数 400-1000語
Beginner 1,2 (100,150語レベル) Elementary Level 1,2,3(200.300,400語レベル)の5段階,全10冊のシリーズです.
CRG1: Curious George Short Stories (YL 0.5-0.7) 総語数 340-700語
「おさるのジョージ」の映画版をもとにして作られた薄い本で,英文が一頁に2〜3行のシリーズ.
ほのぼのした絵とわかりやすいストーリーで子供から大人まで幅広く人気.
題字の色が赤いので『赤ジョージ』とも呼ばれています.
DKR1: Dorling Kindersley Readers Level 1 (YL 0.6) 総語数 600-700語
DKR2: Dorling Kindersley Readers Level 2 (YL 0.9) 総語数 800-1000語
Nonfictionの DK Readers, DK Eyewitness Readers の他に,古典的物語中心のDK
Classic Readers の3種類があります.
ODN1: Oxford Dominoes Stage 0 (YL 0.9) 250語レベル 総語数 2000語程度
外国人学習者向けのマンガ形式の本です. 250語レベルの本としては一番総語数が多いです.
難しめの単語にはそのページに語注がついています.
PYR2: Penguin Young Readers Level 2 (YL 0.7-1.0) 700語レベル
総語数 250-500語
外国人学習者向けの絵本です. 昔話が中心です.
LCB: Longman Chatterbox (YL 0.3-0.6) 総語数 20-200語
Australia の小学校低学年向け副教材です.
TLPM: TL PM Readers (YL 0. 1-1.0) 総語数 50-500語
Thomson Learning 社がAustralia
で発行している小学校向けの副教材です. Fiction,
Non-fiction の2シリーズがあり,24段階に分かれています.
語数がすべて表3(裏表紙裏)に表示してあるのが嬉しいです.
HMLR1: HM Leveled Reading Grade 1 (YL 0.2-0.8) 総語数 50-500語
USAのHoughton Mifflin社の,小学校1年生向けの副教材です.
非常に易しいものからやや難しいものまでがそろっています.
語数が本の表紙の折り返し部分の下に表示してあるのが嬉しいです.
このレベルで楽しめる絵本 (YL 0.2-0.8) 200語レベル
総語数 200語程度
The Very Hungry Caterpillar/Good Night Moon/Brown Bear, Brown Bear,
What Do You See? など