SSS●Review SSS英語多読研究会

SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介  2008年3月7日 Ver.3.51 古川昭夫

 SSS英語学習法研究会では、次の洋書のシリーズを多読用洋書として推薦しています。

 SSSでは、実際の読者の意見を参考に、Graded Readers と一般書の読みやすさレベル(YL: Yomiyasusa Level) を決めています。

 この数値は,SSS英語学習法研究会が独自に定めた日本人の大人にとっての読みやすさレベルで、数値が小さいほど一般的に読みやすいことを表します。また、数値に幅があるのは、シリーズ内の本によっての難易度の差および、同じタイトルの本でも個人の好み・英語学習歴による難易度の差があることを考慮したものです。

 しかし、Graded Readersでさえ、同一シリーズ内の同一レベルでも読みやすさが大きく違うことがあるので、数値にこだわらずに、自分が今楽しめているかどうかの感覚を大事にして読書をすすめて下さい。

 @辞書は引かない Aわからないところは飛ばす Bつまらなくなったら後回し

の3原則を守って易しいものから順々に読んでいけば、100万語・200万語と読み進んでゆくうちに着実に力が伸びていきます。なお、読書語数をカウントするのに、2度読んだ本を2回カウントしてもかまいません。

 YLは、みなさんからのご意見、新シリーズの紹介とともに、定期的に見直されています。これからも適宜修正していきますので、みなさんからの意見を聞かせてください。 その際は、『YL・書評システム情報』への投稿か、sss-jimu@seg.co.jp へご連絡をお願いします。また、掲示板上でシリーズや、レベルごとに、YLの見直しについての意見を伺うこともありますので、ご協力をお願いします。

 これからご紹介する各シリーズの詳しい書籍情報は、書評検索システム(クリックすると新しいウインドウで立ち上がります)から調べることができます。まずは「詳細条件検索」からシリーズ名を選んで検索してください。その後「絞込検索」を利用して、自分の好みに合う本を探すことができます。

■ご覧になりたいレベルをクリックすると、そのレベルのお薦め洋書を見ることができます。 
また、最新版YL一覧表は こちら からご覧ください。

  レベル0
(語彙250語まで)
  レベル1
(語彙500語まで)
  レベル2
(語彙800語まで)
  レベル3
(語彙1300語まで)
  レベル4
(語彙2000語まで)
  レベル5
(語彙2800語まで)
  レベル6以上
(語彙3000語以上)

 

 

 レベル0(語彙250語レベルまで または1500語以内の読み物)


 あなたが非常に恵まれた環境にいるのなら、Oxford Reading Tree(以下ORT) の Stage 1〜9あるいはLongman Literacy Land (以下LLL)Step 1〜6 までの本を各Stage 6-18 冊読むことをお勧めします。

 まずは絵本で、「スラスラ読み」を実感してください。 そうでなく普通の環境にいるのなら、まず、Penguin Readers Easystarts を1冊読んで下さい。 これが読みきれない方、あるいは20分以上かかった方は,ORTのStage 3-8、LLL Step 3-6、Step into Reading のStep 1、I Can Read Books のLevel 0-1 の本を40冊程度読んでから、Penguin Readers Easystartsに再び挑戦して下さい。 10-20分かかった方は、下の2シリーズを40冊程度読んで下さい。 4-10分かかった方は,下のシリーズを10-20冊程度読んで下さい。

・同じ本を2回,3回と読んだ場合,2冊,3冊と数えて下さい。
・最初から4分未満で読めた方は,レベル1に上がってかまいません。


FRL1−7: Foundattions Reading Library (YL 0.5-1.4) 75-350語レベル 総語数 500-3000語
英語を始めたばかりの方、英語が苦手な方に最適なレベルです。 よく工夫して書いてあり非常に読みやすいと評判です。

PGR0: Penguin Readers Easystarts (YL 0.8) 200語レベル 総語数 900語
今までそれなりに英語に触れてきていた方の標準スタートレベルです. まず,このレベルで,1万語以上読んでください. なお,巻末のExerciseは行う必要はありません. 
・Penguin Readersの Easystarts は,どれも総語数がほぼ900語なので,読書速度の測定用に最適です. 節目節目でEasystartsでどの位で読めるようになったかを比べてみると読書速度の変化を実感できます)

OBW0: Oxford Bookworms Starters (YL 0.8-0.9) 250語レベル 総語数 700-1500語
Quiz形式の本(Mystery in London, Survive 等)は,最初は避けた方がよいでしょう. また,マンガ形式の本も,大人には不評です. (学生には好評!)
 ・Oxford Bookworms シリーズは巻末に Glossaryとして単語の解説がのっています. 読む前にこれを利用すると読みやすいので積極的に利用して下さい. また,読み終わった後にこれで単語の意味を確認するのもよいでしょう.

MMR1: Macmillan Readers Starter (YL 0.9) 300語レベル 総語数 500-600語
MNW1: Macmillan New Wave Readers Level 1 (YL 0.9) 300語レベル 総語数 600語

Penguin の Level 1と同じ300語レベルですが,総語数が短く絵が多いのでSSSでは,レベル0と評価しています. なお,Macmillan Readersは,2005年4月に、今までは, Macmillan Guided Readers, Heinemann Guided Readersといわれたものが改称されたものです. 旧版の表紙のものもまだまだありますが,中身は同じです.

 さて,これから紹介するのは,英語圏の児童向けの本(Leveled Readers)です. 英語圏の児童向けの本には,学校では習わなかった見慣れない単語が多数でてきます. しかし,めったに出てこない単語は意味がわからなくても困らないので飛ばし読みしていても問題ありません. 重要な単語は何度もでてくるので,何十回とでてくる中で,自然にその意味がわかってきます. いずれにしても辞書を引く必要はありませんので,安心して辞書無しで楽しんで下さい. なお,Leveled Readersといっても,ORT(Oxford Reading Tree), LLL(Longman Literacy Land), MSB(Macmillan Springboard), CSB(Cambridge Storybooks), HMLR(Houghton Mifflin Leveled Readers) は,各レベルの本の難易度(YL)がそろっていますが,ほかのシリーズには,おなじレベルでも本によってかなり難易度(YL)が異なるものが混じっているシリーズもあります. ですので,難しい本にあたったら,気にせず,思いっきり飛ばし読みするか,投げ出して下さい.

ORT: Oxford Reading Tree Stage1-9  (YL 0.0-1.0) 総語数 1-1500語
イギリスの小学校の8割で教科書または副読本として利用されているという定評のある教材です. Stage 1,Stage 1+,Stage 2-16 の16段階あり, 国内では Stage 1-9が販売されています. 文の長さ・構造・総語数がスムーズに上がっていきます. Stage 1 のうち全く文字の出てこないものをSSSではYL0.0 としています. 文字の無い本は読み終わるとタイトルの単語の意味がわかる仕組みになっています. Stage 1-4 のものは英語を学んで1ケ月たっていれば読めます. Stage 8-9で Penguin Easystartsレベルです. 英語に全く触れていなかった大人や,小学校や中学の早い時期に読書をスタートしたい子供に最適のシリーズです. 多読授業では,児童教室から大学まで愛用されています. ・最近 Nonfiction のFirefliesシリーズも発売されました.

LLL: Longman Literacy Land Story Street (YL 0.0-3.0) 総語数 1-5200語
イギリスの多くの小学校で,教科書または副読本として利用されている定評ある教材です. Step0(YL0.0),Step1(YL0.1),..,Step7(YL1.0),Step8(YL1.4),..,Step12(YL2.5) の13段階です. ORTと同じで,文字のない絵本から始まります. 6人の子どもたちとその家族が主人公なので登場人物が多いことと,シリーズを通してずっと同じ街が舞台なので,まるで実在の街のように楽しめることが特徴です. 学校生活,兄弟げんか,ペットの事故,両親の離婚,いじめ,恋愛,不思議な世界への冒険など様々なお話が展開します. 英語圏の児童を対象にした英語の学習書です. 子ども達がStepが上がるに連れて成長していき,高校生以上には,ORTをしのぐ人気あります. Story Street以外に,Genre Range, Info Trailのシリーズがあり,特に,Info Trailの高学年用のシリーズは,大人が読んでもためになると評判が高いです. Story Streetは,大手洋書店で入手できますが,Info Trail・Genre Range の国内での取扱は,まだ,SEGBookshopのみです.

MSB: Macmillan Springboard (YL 0.1-0.7)  総語数 30-400語
オーストラリアの幼稚園〜小学校低学年向けの教材です. 総語数30語程度のLevel 1から総語数400程度のLevel 16まで,16段階・各8冊のセットです. 大きな活字・わかりやすいストーリー・価格の安さ・音源の無料ダウンロード(MP3)で,児童英語教師の間で高い人気です. 総語数がすべて表3に明示してあります。 SEGbookshopでは、CD付きのフルセットも扱っています.

RKR-F: Rookie Readers Fiction Level A, B, C (YL 0.1-0.7)  総語数20-350
学習者児童向け. Level A(YL0.1-0.2), Level B(YL0.2-0.4), Level C(YL0.2-0.7)の3レベルが用意されています. 1冊の語数が少なく、本のサイズも小さいので、たくさんの冊数が気軽に読めるのが気持ち良いです.

CSB: Cambridge Storybooks (YL 0.2-0.5)  総語数 30-400語
イギリスの小学生向けの読本を,外国人学習者向きにアレンジしたシリーズです. Level 1-3の3段階です. パステルカラーのやさしい絵が多いのが特徴です.

LSR: Longman Shared Reading (YL 0.2-0.3)  総語数 50-100語
繰り返しが多いので,単語をほとんど知らない人でも読み進められます. 短いのにオチがあり,読み聞かせにも最適. 初めての多読にお薦め.

OSWE: Oxford Start with English Readers (YL 0.2-1.2)  総語数 100-1000語
学習者児童向け. Level 1 から6 まであります.

LBL: Longman Big and Little Books (YL 0.4)  総語数 200-240語
世界の民話が中心です. 字が大きく内容もそれなりに楽しめます.

CTP: CTP Emergent Readers (YL 0.3-0.8) 総語数20-300語
Level 1からLevel 3まであります. 日本のctm社(03-3300-7135)では,6冊分の音声がはいったカセットテープ+6冊の絵本のセットで販売しています. 音声素材の録音がこっており,児童英語界で定評のある絵本シリーズです. 2005年4月からは、Level 1の48冊分は、CDも発売されます。

100E: 100 English (YL 0.3-0.5) 総語数 50語程度
国際理解・情報・環境1・環境2・サイエンスの5ジャンル各20冊の100冊セットです. 小学校前の幼児から楽しめる内容です. 日本では,新学社が扱っています. 巻末に親向けの500語程度の解説があり,大人はこの部分の方が楽しめます.

SWR: Sight Word Readers (YL0.3) 総語数 20-50語
25冊入りのボックスセットです. 子どもへの読み聞かせに向いています.

TTDR: Time-to-Discover Readers (YL0.5-1.0) 総語数 120-200語
子ども向けの科学読み物. 6冊組で8シリーズ計48冊. CD付きで販売しています.

SIR1: Step into Reading Step 1 (YL 0.2-0.3) 総語数 50-150語
SIR2: Step into Reading Step 2 (YL 0.4-0.6) 総語数 250-350語
Step into Reading シリーズは,2004年よりレベル表示が変更され,旧版の Super Early, Early が Step1 に,Step1 が Step2 にというように,新版はレベル表示がひとつずつあがりました.

SCR1: Scholastic Reader Level1 (YL 0.1-0.3) 総語数 30-350語
Hello Reader! は,2004年より Scholastic Reader (SCR) とシリーズ名が変わりました. 旧 My First Hello Reader と 旧 Hello Reader Level 1 は,Scholastic Reader の Level1 に統合されています. 書店では HLR と SCR がまだ混在しています.
SCR2: Scholastic Reader Level2 (YL 0.4-0.6) 総語数 250-500語
旧 Hello Reader Level 2 です. 物語,科学の入門書など幅広い内容の本が含まれています.

ICR0: My First I Can Read Books (YL 0.3) 総語数 80-130語
ICR1: I Can Read Books Level 1 (YL 0.4-0.8) 総語数 100-1500語
単純でほのぼのとした物語が中心です.

PYR1: Penguin Young Readers Level 1 (YL 0.3-0.5) 300語レベル 総語数 80-300語
英語学習者向けの絵本です. 大きいサイズのものからPBサイズのものまであります.

RTRO: Ready-to-Read Pre-Level 1 (YL 0.3) 総語数30-100語
RTR1: Ready-to-Read Level 1 (YL 0.4-0.6) 総語数 100-700語
RTR2: Ready-to-Read Level 2 (YL 0.6-1.0) 総語数 600-800語
ほのぼのとしたやさしい物語が中心です. SnoopyのシリーズがLevel 1-3に,Henry and MudgeのシリーズがLevel 2にあります.  

AARO: All Aboard Reading Picture Books (YL 0.3) 総語数 150-200語
AAR1: All Aboard Reading Level 1 (YL 0.4-0.8) 総語数 100-700語
AAR0 は文中の大切な単語が絵になっており,巻末にフラッシュカードがついています.

PER1: Puffin Easy-to-Read Level 1 (YL 0.3-0.6) 総語数 80-450語
単純でほのぼのとした物語が中心です.

AWBL: Addison Wesley Big and Little Books (YL 0.4) 総語数 150-400語程度
英語圏 の児童向け. 世界各地の民話や可愛く心の温まるお話を集めています. 英語の苦手な高校生や大人が英語で楽しむ読書を始めるのにも適しています.  子供達へのstorytellingにも向いています.

OCT: Oxford Classic Tales  (YL 0.4-0.8) 100-400語レベル 総語数 400-1000語
Beginner 1,2 (100,150語レベル) Elementary Level 1,2,3(200.300,400語レベル)の5段階,全10冊のシリーズです.

CRG1: Curious George Short Stories (YL 0.5-0.7) 総語数 340-700語
「おさるのジョージ」の映画版をもとにして作られた薄い本で,英文が一頁に2〜3行のシリーズ. ほのぼのした絵とわかりやすいストーリーで子供から大人まで幅広く人気. 題字の色が赤いので『赤ジョージ』とも呼ばれています.

DKR1: Dorling Kindersley Readers Level 1 (YL 0.6) 総語数 600-700語
DKR2: Dorling Kindersley Readers Level 2 (YL 0.9) 総語数 800-1000語
Nonfictionの DK Readers, DK Eyewitness Readers の他に,古典的物語中心のDK Classic Readers の3種類があります.

ODN1: Oxford Dominoes Stage 0  (YL 0.9) 250語レベル 総語数 2000語程度
外国人学習者向けのマンガ形式の本です. 250語レベルの本としては一番総語数が多いです. 難しめの単語にはそのページに語注がついています.

PYR2: Penguin Young Readers Level 2 (YL 0.7-1.0) 700語レベル 総語数 250-500語
外国人学習者向けの絵本です. 昔話が中心です.

LCB: Longman Chatterbox (YL 0.3-0.6)  総語数 20-200語
Australia の小学校低学年向け副教材です.

TLPM: TL PM Readers  (YL 0. 1-1.0) 総語数 50-500語
Thomson Learning 社がAustralia で発行している小学校向けの副教材です. Fiction, Non-fiction の2シリーズがあり,24段階に分かれています. 語数がすべて表3(裏表紙裏)に表示してあるのが嬉しいです.

HMLR1: HM Leveled Reading Grade 1 (YL 0.2-0.8) 総語数 50-500語
USAのHoughton Mifflin社の,小学校1年生向けの副教材です. 非常に易しいものからやや難しいものまでがそろっています. 語数が本の表紙の折り返し部分の下に表示してあるのが嬉しいです.

このレベルで楽しめる絵本 (YL 0.2-0.8) 200語レベル 総語数 200語程度
The Very Hungry Caterpillar/Good Night Moon/Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? など

 

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 レベル1 (語彙500語レベルまで または 3000語以内の読み物


多読の最初の目標はOxford Bookworms Stage 1 (YL2.0-2.2) あるいは,Macmillan Readers Beginner Classics(MMR2+),Magic Tree House(YL2.5-3.5) を楽に読めるようになることです. そのために,YL 1.0-1.8 の本をできるだけ幅広くたくさん読んで下さい. 

PGR1: Penguin Readers Level 1 (YL 1.0-1.4) 300語レベル 総語数 1300-4400語
薄い中綴本(背表紙が無いのでspineless といいます) です。基礎力をつけるには、このレベルで,5万語位読んでください。 英語が苦手な方は,YL 0.5-1.5 の本で10万語位あせらずたくさん読んで下さい. なお,Penguin Readers Level 1には面白くないものもあるので,SSSの書評や手帳の☆印を見て,定評あるものを中心に読むのが良いでしょう.
・Level 2 にも中綴本でLevel 1と区別がつきにくいものがあるので,要注意です. Level 2(裏表紙が黄色の本)は、Oxford Stage 1 の次に読むようにして下さい.

CER0: Cambridge English Readers Starter1 (YL 1.2) 250語レベル 総語数 2000語
全編書き下ろしで、読みやすくできており、このレベルで、一押しのシリーズです。ただし、冊数が少ないのが惜しいところ。

MNW2: Macmillan New Wave Readers Level 2 (YL 1.2) 600語レベル 1000-1100語
MMR2: Macmillan Readers Beginner (YL 1.2-1.4) 600語レベル 2000-3000語
いずれも,薄い中綴本です. MNW2は書き下ろしです. SSSでは,MMR2の中綴本(Original)をMMR2,背表紙のある本(Classics)をMMR2+と分けて分類しています. MNW2,MMR2の本は,語彙600なのですが,一文一文が短く単純で,挿し絵と本文がうまくマッチしており,SSSではYL 1.2-1.4の評価です.

CER1: Cambridge English Readers Level 1 (YL 1.4-1.6) 400語レベル 総語数 3400-4800語
Cambridge English Readers は全部がオリジナルなので読みやすいと評判です。 Level 2 以降には,大人が読んで楽しめるものが多いので楽しみにしていて下さい。 逆に,中高生にはCambridge のLevel 3-6 は面白くないと感じる人もいます。

MMR2+: Macmillan Readers Beginner(YL 1.6-1.8)600語レベル 5000-6000語
背表紙のある厚めの本で. 古典のretold版です. 全体としては長いのですが,一文が短く単純で,400語レベルのOBW1よりむしろ読みやすいです.

RRNF: Rookie Readers Nonfiction (YL 1.0-3.0) 総語数 200-500語
Read-About Science, Read-About Geography, Read-About Holidays のnonfictionのシリーズです. 写真が多く,また,Geographyはいろいろな雑学を身につけられ,子どもから大人まで楽しむことが出来ます. 大人の場合には,どちらかというとレベル2以上の人がパンダ読みするのに適しているかもしれません.

PYR3: Penguin Young Readers Level 3 (YL 1.2-1.6) 1000語レベル 700-1400語
「美女と野獣」,「アリババと40人の盗賊」,「ジャックと豆の木」,「101匹ワンチャン物語」等有名な話が中心のシリーズです.

ICR2: I Can Read Books Level 2 (YL 1.2-1-6) 総語数 1500-2000語
Days with Frog and Toad, Frog and Toad All Year, Frog and Toad are Friends, Mouse Soup, Small Pig, Uncle Elephant 等のローベルの作品は大人気.
Amelia Bedelia のシリーズや,Private Eyesシリーズも人気があります.
子供向けの話ですが,心温まる作品が多く,SSSでも一押しのシリーズです.

PER2: Puffin EASY-to-READ Level 2 (YL 0.8-1.2)  総語数 500-1500語
Young Cam Jansen, Winnie-the-Poohのシリーズが大人気です.        

AAR2: All Aboard Reading Level 2 (YL 0.8-1.2) 総語数 500-1500語
やさしい物語が中心です.

POPPLETON: Poppleton Series (YL 1.0-1.4) 総語数 700-900語
都会に住むブタのPoppletonのほのぼのとした日常生活を描きます.

PUTTER: Mr. Putter and Tabby Series (YL 1.2-1.6) 総語数 600-900語
Putterおじいさんと猫のTabbyのその隣人達の心温まるお話. Cynthia Rylant作.

RTR3: Ready-to-Read Level 3 (YL 1.4-1.8) 総語数 1000-2800語
Pinky and Rexのシリーズが人気

NATE Nate the Great Mystery Series (YL 1.4-1.8) 総語数 1200-2000語
子供向けのハードボイルド風味の推理小説です. 1冊だけ読んでもそれほど面白くありませんが,何冊か読むと味が濃くなってゆき,ファンの多いシリーズです.

CRG2: Curious George Long Stories (YL 1.0-1.6) 総語数 1300-2500語程度
総語数も多く,単語も難しいのですが,絵が素敵で,非常に読みやすいと評判です. 題字が青いので『青ジョージ』と呼ばれています.

SCR3: Scholastic Reader Level3 (YL 1.4-1.6) 総語数 1200-2100語
Fluffy シリーズが人気です. Hello Reader! から Scholastic Reader にシリーズ名が変更されました.

SIR3: Step into Reading Step 3 (YL 0.9-1.4) 総語数 500-1500語
やさしい物語が中心です. SIR はレベル表示が変更され,旧版の Step2 が新版の Step3 となりました.

PER3: Puffin EASY-to-READ Level 3 (YL 1.6-2.0) 総語数 1000-3000語
AAR3: All Aboard Reading Level 3 (YL 1.6-2.0) 総語数 1500-5000語
ICR3: I Can Read Books Level 3 (YL 1.6-2.0) 総語数 1600-2100語
上記3シリーズは,nonfictionの伝記・歴史ものが中心です.

LLI: Leo Lionni (YL 0.8-1.8)  総語数 500語程度
Fish is Fish/ An Extraordinary Egg/ The Alphabet Tree/ The Biggest House in the World/Cornelius/ Swimmy/ Little Blue and Little Yellow/ A Color of His Own/It's Mine/ Frederick/ Alexander and Wind-up Mouse/ Inch by Inch/ Tico 等,上質の絵と文明批判を含んだ文章で大人にも人気の絵本です.

DKG1: DK ELT Graded Readers Beginner (YL 1.2) 300語レベル 総語数 2000-2200語
DK ELT Graded Readers は,non-fiction のシリーズで,300語レベルのLevel 1(Beginner),600語レベルのLevel 2(Elementary A),800語レベルのLevel 3(Elementary B),1300語レベルのLevel 4(Intermediate),2200語レベルのLevel 5(Upper Intermediate) があります. 写真がきれいなシリーズです.

OFF1: Oxford Factfiles Stage 1 (YL 1.8-2.0) 400語レベル 総語数 3000-3400語程度
Factfiles は,nonfiction のシリーズで,400語レベルのStage 1 から1800語レベルのStage 5 までがあります.

OPS1: Oxford Playscripts Stage 1 (YL 1.6-1.8) 400語レベル 総語数 3000語程度
劇の台本のシリーズです. 400語レベルのStage 1 と700語レベルのStage 2 があります.

ODM1: Oxford Dominoes Stage 1 (YL 1.8) 400語レベル 総語数 4000語程度
マンガ形式で,読みやすいシリーズです. 400語レベルでは最大の長さです.

PYR4: Penguin Young Readers Level 4 (YL1.8-2.2) 1400語レベル 2000-3000語
The Crane's Gift(鶴の恩返し),Emperor and the Nightingale, Snow Queen がお勧め.

DKR3: Dorling Kindersley Readers Level 3 (YL 1.8-2.0) 総語数 2000-2500語

このレベルで楽しめるお勧め絵本 (YL 0.5-2.5)  総語数 300-1500語
Elmer/Elmer Again/Elmer on Stilts/ Guess How Much I Love You/
If The World Were A Village/Can't You Sleep, Little Bear?/The Little House/
Three Little Pigs/ The True Story of the 3 Little Pigs

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 ベル2(語彙800語レベルまで または 5000語以内の読み物)


レベル2になると読める児童書の幅も広がってきます。GRだけでなく、児童書も混ぜて読むと読書が一層楽しくなります。

OBW1: Oxford Bookworms Stage 1 (YL 2.0-2.2) 400語レベル 総語数4800-7300語
OBW1 は,本格的な洋書への第1歩です. SSSではレベル2の一番易しい本に分類しています. OBW1が長くて苦しくちょっと難しいと思われる方は,無理せず,YL 0.8-1.8の本を十分に読んでから再度OBW1に挑戦して下さい.
・OBW1に限らず,日本語で子供のとき読んでストーリーを知っているものは易しく感じられるので,あらすじを知っているものから読むのも良い方法です.

PGR2: Penguin Readers Level 2 (YL 2.2-2.6) 600語レベル 総語数 3500-11000語
中綴じのものと,背表紙のある本の2種類があります. 背の無いものは,Level 1 と間違い易いので要注意です. この辺から,面白いものがどんどん増えてきます. しかし,一方でつまらないものも少なくありません. SSSの書評や手帳の☆印を見て,定評のあるものを中心に読んで下さい. Fly Away Home, Heidi, Railway Children, The Waveなどが特にお勧めです.

Penguin Readers Level 2 が読めるようになったら,お勧めしたいことが2つあります.  一つは,PGR0・OBW0のテープやCDを聴いて,リスニング・シャドウイングを始めることです. レベルを2段階くらい落として聴くとかなり良くわかるはずです. もう一つは,PGR0,OBW0,PGR1,OBW1など1〜2レベル下の本を合間に読むことです. 上位のレベルを読めるようになったとき,合間にそれより下のレベルの短いものを読むことをパンダ読みといいます.

パンダ読みには,
 1) 疲れているときや,時間のないときでも読める
 2) レベルの低い本を速く読むようにすることで,全体の読書速度があがる
という効果があり,SSSでは特に推奨している読書法です.

MNW3: Macmillan New Wave Readers Level 3 (YL 2.4-2.6) 1100語レベル 総語数 2000-2200語
Original書き下ろしの中綴じの薄い本です. 語彙レベルは高めですが,短く絵が 多いので,SSSでは,レベル2に分類しています.

OBW2: Oxford Bookworms Stage 2 (YL 2.6-2.8) 700語レベル 総語数 5400-8500語
Penguin Level 2 から,Oxford Stage 2 は,比較的すんなり進む方が多いです. The Piano, The Year of Sharing, Grace Darling, Henry VIII and His Six Wives などが特にお勧めです. OBW2あたりから,物語が長くなってくるので,つまらないと感じた本は途中でどんどんやめるようにしましょう.

CER2: Cambridge English Readers Level 2 (YL 2.6-2.8) 800語レベル 語数 8200-10000語
Picture to Remember, Double Bass Mystery, Jojo's Story がお勧めです.

SCR4: Scholastic Reader Level4 (YL 2.0-3.0) 総語数 2200-5800語
英語圏の小学校 2-3年生向けの絵本です. 字が大きいので読みやすいシリーズです. 物語の他,算数・科学読み物もあります. シリーズ名が,Hello Reader! から Scholastic Reader へと変更されました.

SIR4: Step into Reading Step 4 (YL 1.4-2.0)  総語数 1300-3000語
SIR5: Step into Reading Step 5 (YL 2.0-3.0)  総語数 3000-4800語
アメリカの建国以来の人物伝・歴史物などの non-fiction が中心です.
SIRはレベル表示が変更され,旧版の Step3 が Step4に ,旧版の Step4 が Step5 になりました.

DKR4: Dorling Kindersley Readers Level 4 (YL 2.0-3.0) 総語数 3000-4800語

ODN2: Oxford Dominoes Stage 2 (YL 2.6-2.8) 700語レベル 総語数8000語程度
OFF2: Oxford Factfiles Stage 2 (YL 2.6-2.8) 700語レベル 総語数 3600-4200語程度
OPS2: Oxford Play Scripts 2 (YL 2.6-2.8) 700語レベル 総語数5500語程度

以下は,Graded Readers, Leveled Readers以外のシリーズでYL 2.0-3.5のお薦めシリーズです.

FKS: Franny K Stein (YL 2.0-3.0)  総語数 4000語
Mad Scientist Franny の”異常な”日常生活を描いたコメディ作品

CSC: Cobble Street Cousins (YL 2.0-3.0)  総語数 2800-3500語
3人の女の子のほのぼのとした日常生活を描いたCynthia Rylantの名作.

RBM: Rainbow Magic (YL 2.0-3.0)  総語数 4000-4500語
世界中の女の子に大人気!

FSA: Flat Stanley Adventure (YL 2.0-3.0)  総語数 4000-7000語
事故で,紙のように薄くなってしまったぺちゃんこスタンレーの冒険物語.

MTH: Magic Tree House (YL 2.5-3.5) 総語数 4900-6100語
アメリカの小学生向け冒険小説です. 時空を越えて旅をするストーリーにはなじめない人もいるようですが,概ね楽しく読めると好評です. 冒険を通じて知識を深めていくという,総合学習的な色彩の強い本で,難しい語彙は後で言い換えたり,説明が加えられたりと工夫されています. 中学生から大人まで幅広く楽しめるでしょう. 1-4, 5-8, 9-12,13-16, ...と4巻づつで一つのシリーズとなっています.

ZF: Zack Files Series (YL 2.5-3.5)  総語数 6000-12000語
10歳の男の子Zack の日常生活といろいろな冒険を描きます.

MVR: Marvin Redpost (YL 2.5-3.5) 総語数 6000-12000語
レベル2で読めるLouis Sacharの最高傑作. SSSの一押し. パンダ読みにもお薦め. 小学校低学年の男の子・女の子の学校生活と心理を巧みに描いています.

JJM: Jigsaw Jones Mysteries (YL 2.5-3.5) 総語数 6000-12000語
ジグソーパズル好きな小学生のJigsawは私立探偵. 相棒のMilaと共に大活躍.

HOH: Horrid Henry Series (YL 2.5-3.5) 総語数 5000-7000語
悪ガキの兄と優等生の弟のシリーズ.

JAH: Julian and Huey Series (YL 2.5-3.5)  総語数 5500-6500語
兄Julian と弟Huey の日常生活を描いたAnn Cameron作のほのぼのもの.

JAD: Jake Drake Series (YL 2.5-3.5)  総語数 8000-13000語
小学校4年生のJakeの,2年生の時の回想. Marven Redpostに似た味わい.
以下は,YL2.0-3.0のお薦めの単独本です.

The Enormous Crocodile (Dahl) (YL 2.0-2.5)  総語数 3000語
Lizzi Zipmouth (Wilson) (YL 2.5-3.0) 総語数7000語
Lotta on Troublemaker Street (YL2.5-3.5) 総語数5200語


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 レベル3 (語彙1300語レベルまで または1万語以内の読み物


レベル3が多読を一生の楽しみにできるかどうかの最大の山場です. このレベル3で100万語を達成したら,それ以降は,順調に200万語でも300万語でも読み続けることができます. そのために,このレベル2−3の本をできるだけたくさん読むことをお勧めします. また,日常会話に重点をおきたい方や,今まで英語に接することが少なかった方は,レベル2までの本で100万語読む計画を立てるのが良いでしょう.
レベル2までで読んだ本が少なかった場合,レベル3にはいると困難を感じる場合があります. レベル3で困難を感じた場合は,担当の先生や先輩に相談してください. 近くにそういう方がいない場合には,SSSの掲示板で相談して下さい. なお,レベル3になるとRoald Dahl, Louis Sachar, Jacqueline Wilson, Lois Lowry などの大人にとっても読書する価値の高い児童書作家の作品がどんどんよめるようになってくるので,幅広く読書の醍醐味を味わってください.

MMR3: Macmillan Readers Elementary (YL 3.0-3.2) 1100語レベル 7600-13000語程度
OBW3 より読みやすいという方が多いようです. なかには OBW1より読みやすいという人もいます. Don't Tell Me What to Do, Z for Zachariahなど が人気です. 10代の学生への一押しはDawson's Creek Series(全4冊)です. 高校1年生の学園恋愛ものです.

MNW4: Macmillan New Wave Readers Level 4 (YL 3.0-3.2) 1600語レベル 3000語
語彙レベルは高いのに,絵が多いので,読みやすいです.

OFF3: Oxford Factfiles Stage 3 (YL 3.2-3.4) 1000語レベル 5600-6300語程度
Nonfictionのシリーズです. OBW3より短いのでちょっと読みやすいです.

OBW3: Oxford Bookworms Stage 3 (YL 3.2-3.4) 1000語レベル 7800-11000語程度
Oxford のこのシリーズでは,Chemical Secret, On the Edge, Wyatt's Hurricane が人気です. 兄弟シリーズにOxford Dominoes Stage 3 があります.

PGR3: Penguin Readers Level 3 (YL 3.2-3.8) 1200語レベル 総語数 5600-21000語
Penguin のLevel 3 は種類が豊富で,長さも様々です. 最初は薄目で定評のあるものから読むようにした方が良いでしょう.

MNW5: Macmillan New Wave Readers Level 5 (YL 3.4-3.6) 2200語レベル 6000語
語彙レベルは高いのに,絵が多いので,読みやすいです.

CER3: Cambridge English Readers Level 3 (YL 3.6-3.8) 1300語レベル 語数 13000-16000語程度
大人向けの作品が多いです. 書き下ろしで,本格的な読書を十分に楽しめます. 一押しは,Two Lives, Puzzle for Logan です.

以下のシリーズは,すべてアメリカの小学生向けの本で,アメリカの日常生活が描かれています. 学校英語しか知らない私達にとっては見知らぬ表現が多数でてきますが,よく使われる生きた表現が多く,決して難しい言葉ではありません. シリーズを通じて,何度も同じ言葉に出会ううちに,意味がわかってくる醍醐味が味わえます. 同一シリーズでたくさんの分量を読めるので,わからないところは飛ばして,たくさん読んでみて下さい.

AZM: A to Z Mysteries (YL 3.0-4.0) 総語数 7000-9000語
子供向けの推理小説です. 割と短くて読みやすいと評判です. 超お薦め.

CPM: Capital Mysteries (YL 3.0-4.0) 総語数7000-9000語
首都ワシントンを舞台とする小学生探偵もの. AZMと同じRon Roy作.

MSB: Magic School Bus Series (YL 3.0-4.0) 総語数 4000-7000語
アメリカの小学校低学年向けの科学入門書です. Magic School Bus にのって,雲の中や,浄水場の中,人体の中を冒険し,科学の初歩を学びます.

MFD: My Father Dragon Series (YL3.0-4.0) 総語数7000語程度
少年エルマーと竜の冒険シリーズ。

SARAH:“Sarah, Plain and Tall”Series (YL3.0-4.0) 総語数7000語程度
絵本作家としても有名なPatricia MacLachlanによる”Sarah、 Plain and Tall”, Skylark, Caleb’s Sroty, More Perfect Than the Moonの4部作です. 清楚で季節感のある暮らしを描きます.

CWS: Catwings Series (YL 3.5-4.5) 総語数 1500-3000語
素晴らしい絵に引き込まれて一気に読んでしまう人が多い定評のある4部作. 英語は長さの割にやや難しめです.

JM: Judy Moody Series (YL3.5-4.5) 総語数 9000-12000語程度
Coolな小学生の女の子Judy Moodyの生活を描きます.

SDR: The Secrets of Droon Series(YL3.5-4.5) 総語数 7000-10000語
家の地下室のドアをあけるとそこから異世界に というファンタジー

CPU: Captain Underpants Series (YL 2.8-4.5) 総語数 6000-9000語
「おバカ系」の最高傑作. 主人公は小学生の男の子.

BXC: Boxcar Children (YL 3.5-4.5) 総語数 14000-18000語
アメリカの小学生の必読図書. (イギリスではFamous Five)両親を亡くした3人の子ども達の冒険物語. 第1巻は非常に読みやすく,YL 2.5-3.5と評価されています.

TWW: The Worst Witch Series (YL 3.5-5.5) 総語数 9000-10000語
「魔女学校の落ちこぼれ生徒Mildredの物語. 難しい表現は飛ばし読みしましょう.

Roald Dahlの比較的やさしい作品群
Magic Finger(3748語), Esio Trot(4200語), The Giraffe and the Pelly and Me (8000語), Fantastic Mr Fox(8600語), George's Marvelous Medicine(16000語)

Jacqueline Wilson の比較的やさしい作品群
Cat Mummy(9000語), Sleepovers(14000語) ,Twin Trouble(8000語),Video Rose (11000語),Connie and Water Babies(8400語)

お勧めの全集 (YL 2.0-4.0) 
20th Century Children's Book Treasury(0679886478: Random House)
You Read to Me and I'll Read to You(0375810838: Random House)
1タイトルあたりの単価が約100円とお得です. 重くて持ち歩きはできません.

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 レベル4(語彙2000語レベルまで)


ここまでくれば,あなたは立派なタドキスト. ペーパーバックを自在によめるようになるのはあとは時間の問題です.

MMR4: Macmillan Readers Pre-intermediate (YL 3.4-43.6) 1400語レベル 総語数8000-20000語
2005年夏から、Macmillan Guided Readers(MGR)は,Macmillan Readers(MMR)と改称し、新たに、Pre-intermediate Levelができました。まだ、タイトルが発表されていませんが、現代物が多いのではと予想されます。

MMR5: Macmillan Readers Intermediate (YL 3.6-4.0) 1600語レベル 総語数8600-23000語
River God, A Kiss before Dying などが人気です. 1600語レベルとは思えない読みやすさで定評があります. 現代作家も多く超お薦め. 旧MGR4です。

OBW4: Oxford Bookworms Stage 4 (YL 3.8-4.2) 1400語レベル 総語数14000-22000語
Little Women, We didn't mean to go to Sea などが人気です.

PGR4: Penguin Readers Level 4 (YL 4.0-5.0) 1700語レベル 総語数 12000-41000語
The Client, The Full Monty, The Mosquito Coast, Gladiator 等が人気です.

OBW5: Oxford Bookworms Stage 5 (YL 4.5-5.0) 1800語レベル 総語数 18000-24000語
I Robot, Dead of Jericho, Whispering Nights などが人気です.

CER4: Cambridge English Readers Level 4 (YL 4.5-5.0) 1900語レベル 語数17000-20000語
すべて書き下ろし作品で,大人も楽しめて,英語も読みやすいと評判です.

FMF: Famous Five (YL 4.0-5.0) 総語数 20000-48000語
イギリスの小学生の必読図書(アメリカではBoxcarr Children) 4人の子ども達と一匹の犬の冒険物語.

HJS: My Humorous Japan Series (YL 3.5-4.5) 総語数 31000語程度
学校の先生をしている在日イギリス人の著者が,日本で体験したカルチャーショックについて面白おかしく書いたもので,世界旅行編とあわせて全5冊のシリーズ.

WSS: Wayside School 他の Sachar Series (YL 4.0-5.5) 総語数 8000-36000語
Sachar は, J.Wilson と並びお薦めの児童作家です.
Sideway Arithmetic (8000語) / Wayside School Gets a Little Stranger (23000語) / There's a Boy in the Girls' Bathroom (35000語) / Sixth Grade Secrets(36000語) / The Boy Who Lost His Face(36000語) などが特に人気です. Holes はさらに難しいです.

CCF: Charlie and the Chocolate Factory (YL 4.0-5.0) 総語数 9000-32000語
James and the Giant Peach(30000語) / Charlie and the Chocolate Factory(41000語) / Charlie and the Great Glass Elevator(35000語) のうち前2つは大人気です. Chocolate Factory(YL4.0-4.5) は読みやすいと評判です. 他の2つはYL 4.0-5.0 です.

GBP: Goosebumps (YL 4.0-5.0)  総語数 20000-35000語程度
アメリカの小学校高学年向けのホラー小説です. Animorphsより短めです.

LHS: Little House Series (YL 4.0-5.0)  総語数 35000-60000語
アメリカの開拓時代の「大草原の小さな家」の物語です. 総語数はかなりあり,また時代背景も違いますが,平易な英語で書かれており,読みやすいと評判です. 日本語訳を子供時代に読んでいた方は,レベル3段階でも読めるでしょう.

ECB: Encyclopedia Brown Series (YL 4.0-5.0)  総語数 30000語程度
博識な少年が事件を解決していく物語. 英語の難しさの割に謎解きが今ひとつです.

FHST: Full House Stephanie (YL 4.0-5.0)  総語数 20000語程度
FHS: Full House Sisters (YL 4.0-5.0)  総語数 20000語程度
いずれも,アメリカの女子中学生の日常生活を描きます.

NDM: Nancy Drew Mystery Series (YL 4.0-5.0)  総語数 31000語程度
18歳の探偵Nancy Drewが,周りでおこるいろいろな事件に挑みます.

HDB: Hardy Boys Series (YL 4.0-5.0) 総語数 31000語程度
18歳のFrank,17歳のJoeの2人の高校生が事件を解決します. 初期の作品はミステリーとしては物足りなさもあります. PGR4は読めるけど児童書には苦手意識のある人には最適.

BSC: Baby-Sitters Club Series (YL 4.0-5.0)  総語数 28000-35000語程度
女子中学生が,アルバイトでベビーシッタークラブを経営する話.

RAMONA: Ramona Series (YL 4.0-5.0)  総語数 18000-20000語
9歳の姉Beezusとそのはちゃめちゃな妹Ramonaの物語.

DSA: Dragon Slayers’ Academy (YL 4.0-5.0)  総語数 8000-11000語
お金儲けだけを考えている校長の経営する竜退治の学校をめぐる騒動をコミカルに描きます.

FUDGE: Fudge Series (YL4.0-5.0) 総語数 25000-30000語
小学校4年生の兄Peterと,2歳半のすさまじい弟Fudgeの物語.

Anastasia Krupnik (YL4.0-5.0) 総語数 25000-30000語
学校生活の中で起きる疑問,問題を生徒の視線から描いてある軽快な作品.

作者はLois Lowry。 Lowryは、ほかにも、The Giver(43100語),Number the Stars(26100語),A Summer to Die(34000語)など、重厚なテーマを描いた作品も多数あり、こちらも非常に評価が高く一読の価値があります。(前2者は、ニューベリー賞受賞作)

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 レベル5(語彙2800語レベルまで)



PGR5: Penguin Readers Level 5 (YL 5.0-6.0) 2300語レベル 総語数 14000-46000語
Monkey, Rainmaker, A Time to Kill などが人気です.

OBW6: Oxford Bookworms Stage 6 (YL 5.5-6.0) 2500語レベル 総語数 21000-31000語
Cry Freedom, Oliver Twist などが人気です.

CER5: Cambridge English Readers Level 5 (YL 5.5-6.0) 2800語レベル 総語数19000-26000語
Death in the Dojo, In the Shadow of the Mountain などが人気です.

MMR6: Macmillan Readers Upper (YL 4.5-5.0) 2200語レベル 総語数15000-25000語程度
Officially Dead, Great Ponds, The Mistress of Spices が人気です.旧MGR5.

以下の児童書は,分量は多いものの,比較的易しい英語で書かれているので,趣味があえば,レベルによらず,数十万語読了程度の力でも十分読むことができます. また,レベル6まで,Graded Readers中心で進んだ方が初めて読む一般書としても最適です.

SDS: The Saga of Darren Shan (YL 5.0-6.0)  総語数 40000語程度
翻訳版でも大人気の怪奇小説全12巻. イギリスの小学校高学年〜中学生向けの小説ですが,大人まで楽しめる内容です. 分量的には大人向けのペーパーバックの1/3程度なので,ペーパーバックに向けての足慣らしに最適です.

ANM: Animorphs (YL 5.0-6.0)  総語数 25000-40000語程度
大人気の動物変身小説. アメリカの小学校高学年向けですが,大人も楽しめる内容です. 内容に興味を惹かれる方ならGRのレベル3の段階でも読めるかも知れません.

UFE: A Series of Unfortunate Events (YL 5.0-6.0)  総語数 25000-40000語程度
両親を失った,頭も良く可愛い三兄弟に襲い掛かる不幸な出来事の連続の物語. 難しい単語は必ず説明付きで使われるので語学学習者向きです. ハードカバーのみ.

RDS: Roald Dahl Series (YL 5.0-6.0) 総語数 30000-43000語
Witches(38000語)/Matilda(43000語)は読みやすいと定評です.  Boy, The BFG はやや難です.

DELTORA: Deltora Quest Series(YL 5.0-6.0) 総語数 25000-30000語程度
影の大王に奪われた七つの宝石を取り戻すため, 少年たちが苦難の冒険をする壮大なファンタジー.

ROWAN: Rowan of Rin Series(YL 5.0-6.0) 総語数 30000-55000語程度
Rinの谷を救うために魔の山へ旅立つRowanが、苦難の中で成長していく。魔法の地図あり謎の詩ありの冒険物。Deltoraと同じEmilly Roddaの作.

 

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レベル6以上(語彙3000語以上)


PGR6: Penguin Readers Level 6 (YL 6.0-7.0) 22000-34000語レベル 総語数 30000語程度
タイトルが多数あるので,興味のあるものを中心に読んで下さい. かなり長いので,面白くなくなったらやめて,別の本に移りましょう.

CER6: Cambridge English Readers Level 6 (YL 6.0-6.5) 3800語レベル 総語数26000-34000語
Graded Readersとしては,もっとも単語レベルが上ですが,PGR6より読みやすいものも多いです.

ARS: Arthur Ransom Series (YL 5.5-6.5) 総語数 120000語程度
大人気の古典的児童小説. 子供達がヨットにのって大冒険. 英語は平易ですが長編です.

Newbery Honor Books (YL 6.0-8.0)
アメリカの児童文学関係の賞として一番有名なのがこのNewbery 賞です. Holes (Louis Sachar) が何といっても一押し. なお,アメリカには児童文学専門の古書店 (http://www.readingwell.com/)があるので,ここを眺めてみるのもいいでしょう.

Harry Potter Series (YL 6.0-8.0)
魔法用語が多いので,第1巻を日本語で読んだあと,第2巻・第3巻・第4巻を英語で読むのがお勧めです. 飛ばし読みに慣れるとぐいぐい引き込まれてしまうので,邦訳や映画をみたことがある人なら,レベル4の段階で読めることもあります.

このレベルで楽しめる一般書 (YL 7.0-8.0)
The Sky is Falling(Sidney Sheldon)が易しくて楽しめるとの評判です. この他,My Uncle Oswald(Dahl), Mackenzie's Mountain (Linda Howard) などの軽い小説も人気があります.

 

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■ここで紹介したシリーズをコンパクトにまとめた「SSS多読推薦セット」SEG Bookshop でパック販売を行っています。
個人用の多読セットについてはこちら、学校等の多読授業・企業の英語研修用の法人用の多読セットについてはこちらにて取扱商品をご確認下さい。 詳細は、bookshop@seg.co.jp までお問い合わせ下さい。
なお、個人の方が法人用のセットを購入されることも、法人の方が個人セットを購入されることも可能です。但し、一部のセットは販売権の関係で教育関係法人のみの販売となります。

(番外編)
フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語の多読の入門に適した絵本セットをみつけました。RTR Series です。きつねとつる・シンデレラ・ピノキオ・ヘンゼルとグレーテル・みにくいあひるの子・ すずの兵隊・白雪姫・裸の王様などの有名な話が中心なので、絵から文章の内容を用意に想像することができます。なお、絵や周りの環境は現代にアレンジされています。各国語とも絵は共通です。英語版もあります。

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