「解法の原理」と「解法の多様性」が重要!
多くの塾・予備校では、授業は入試問題の解法を伝えることに主眼が置かれています。授業に出れば確かに「分かる」のですが、「解法の作り方がよく分からないので、問題と解法のパターンを暗記して乗り切ろう」ということになりがちです。
それに対して、SEGの受験数学コースでは、次の2つを重視した授業を行っています。
- (1)
「 解法の原理」を講義する
- (2) 問題を解く際、どの「原理」を使うか、どう「原理」を組み合わせるかを講義する
たとえば、
問題1 \(t\)が\(0 < t < 2\)の範囲を動くとき、直線\(l_{t}:y=tx-t^{2}\)の通過する領域\(W\)を求めよ
というような問題は、どの塾・予備校のテキストにも載っています。どの予備校でもこの問題は、「\(t\)の方程式\(t^{2}-xt+y=0\)が\(0\) 「\(t\)の方程式\(t^{2}-xt+y=0\)が\(0 < t < 2\),に解をもつ条件で解ける」ことを教えてくれるでしょう。しかし、「方程式の解」に帰着する方法しか知らなければ、
問題2 \(t,s\)が\(0 < t < 2, 0 < s < 2,\)の範囲を動くとき、直線\(l:y=\left( t+s\right) x-t^{2}+s\)の通過する領域\(W\)を求めよ
となると、お手上げでしょう。
SEGでは、問題1を解説する時点で、実数tの存在条件に帰着される解法の原理と、xを固定してtを動かして、yの変域を調べる解法の原理の双方を講義し、それらの長所・短所をいろいろな問題を通じて理解してもらいます。そのような訓練をしていれば、問題2も難なく方針を立てて解けるようになるのです。 SEGの数学は、高3の8月までに「解法の原理」を講義し、問題を解くときに「解法の原理」をどう活用すればよいか、ということを伝えます。テキストでは扱う問題を最小限に厳選し、「1問で多くの原理が学べる問題」を収録しています。このテキストを使った授業により、暗記に頼らず大学入試問題が解ける思考法を鍛えます。
9月以降は、テストゼミで答案作成技術をブラッシュアップ
9月以降は、テストゼミで問題演習を行い、答案作成技術をブラッシュアップ。試行錯誤から正答を導くコツ、ケアレスミスを最小限にするための見直し方法の技術を向上させます。
受験数学理系FGHコース【理系・医系】
2次試験・私大入試に数IIIを含む、理工系・医歯(薬)系受験者を対象とします。F(基礎)、G(中級)、H(上級)の3レベル編成です。春期講習は 理系数学演習F/G/H を受講してください
受験数学文系Mコース【文系】
2次試験・私大入試に数IIIを含まない、文系受験者のためのコースです(主に東大、一橋大、京大)。春期講習は文系数学演習Mを受講してください。
※いずれのコースも、1~2月の授業内容を既知として授業は行われますので、新規入会で1~2月の授業内容を学びたい方は、春期講習に「受験数学の定石」を受講してください。
高3数学 年間進度表
※表は左右にスクロールして確認することができます。