[掲示板: 〈過去ログ〉読書のことなんでも -- 最新メッセージID: 658 // 時刻: 2024/11/24(00:20)]
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お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/3/27(10:44)
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酒井先生、こんにちは!あずきです。
〉ぼくはTORAさんが500万語報告で書いていた
〉「知らない単語はいっぱいあったけど、読み終わってみたら
〉知らない単語なんてあった?と思った」
〉(いい加減な引用です。正確にはTORAさんの報告を読んでください)
〉というのが読者にとっての「100%の理解」じゃないかと思います。
〉ようするに日本語の本を読見終わったときの感覚ということですね。
〉そうした感覚が「量を読むことで、あとからついてくる」わけですね。
ちょっと外れるかもしれませんが、追加です。
先日、母と、読書の理解度について離す機会がありました。母は、小学校の
教諭をしていました。私に、読書の楽しみを教えてくれた人でもあります。
母が小学校での子供たちの読書の様子を話してくれましたが、子供たちの
理解に、50%も100%もないんだそうです。子供の本にもいわゆる小学校
3,4年生向き、とか、5,6年生向きといった、いわゆるレベルにあたるもの
がありますが、子供たちはそんなこと、まーったく気にせず、そんなの
わかるの?という本を、どんどん読んでいくのだそうです。そして、何も
いわなくても、前後の文章からどんどん想像したり、わからないところは
とばしたりしながら、ぐんぐん読んでいって、あー楽しかった!!って
言うのだそうです。また、ちょっと漢字を間違えて理解していたとしても、
どんどん読んでいくうちに、修正されるから、気にする必要もないし、
特に理解度なんて、その子なりの家庭環境、今までの経験から、どう理解
するかは変わるのは当たり前とのことでした。
そうやって、子供たちが、楽しんで読書をしながら、日本語を獲得して
行く様子を考えると、英語だからといって、1冊で、「たったひとつの
正しい理解」を求めるというのはとても不思議な感じがします。いくら、
辞書をひいても、それは訳語であって、著者の言いたかったことかどうか
はわからない。また、子供と同様、その人なりの環境、経験からしか、
理解することはできないんです。そう考えたら、子供たちと同様、わか
らないところがわからないぐらいに夢中になって読む、それがその人に
できる100%の理解と考えていいのではと思いました。
それにしても、こういう母親に育てられたから、今、何の迷いもなしに、
どんどん本を読んでいるのかもしれませんね(^^感謝しています。
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