Re: ピアノ練習法について、アドバイスいただければ

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[提案] 2957. Re: ピアノ練習法について、アドバイスいただければ

お名前: ありあけファン
投稿日: 2008/10/12(11:43)

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バナナさん こんにちは
ありあけファン@271万語(多読)/6万7000語(多聴)です

私は大人になってからピアノを始め,最近はあまり弾いていないですが,
時々,思い出したように昔やった曲を練習してみたりして楽しんでいます.

ある時,気づいたのですよ!
ピアノと多読...同じだなあ,と.
(実際には,以下のように少し違うのですが...)

というのも,私がやってきたのは,
1.辞書はひかない の代わりに → 止まらないで弾けるようにする
2.弾けないところは最初は飛ばす ←後でそこだけ集中的に練習します
3.弾けない曲はやめる
の三原則です.

しかも,ピアノの場合は,各出版社が楽譜のレベル分けしてくれていて,
最初からGRがあるのも同然.
実際には練習曲などもやるので,多読と全く同じではないけど,
曲に関しては,上記の原則通りで,特に第3原則の適用も多かったです.

弾けなくて早めに投げた曲は?
たいてい,数年後に弾けるようになるのでね,これが.
ピアノの先生からのアドバイスでもあったのですが,
弾けないと判断したら,早めに投げるというのがポイントでした!
自分のテクニックと(大人の場合は特に大切となる)練習に投入できる時間
から,弾ける曲を見分ける分析眼のような感覚が養成されるのです.

〉実は私(イメージ通りというべきでしょうか)、バッハのピアノ曲が大好きなのです。もちろん聞く方です。今まで楽譜なんて学校の音楽の時間でしか読まなかったし、ピアノ含めて楽器を習ったという経験は、たて笛を除き皆無です。

〉でも、ちょっとだけ、ピアノを弾かせてもらって、「ああ、いいな」と思いました。ネットで検索すると、バッハの曲の楽譜も無料のものがあるようです。
〉むくむくと、「好きな曲一曲だけでも弾けるようになりたいな」という気持ちになりました。
〉しかし、楽譜を見ても、シャープとかフラットとか何がなんだかわかりません。うーん、という状態。うまい方法はないかなと、今日、インターネットを検索していたらこんなサイトを見つけました。

〉ピアノが上手になる・超簡単ヒント集−うまくいかない人のための、逆転の発想[url:http://www.happypianist.net/]

はーい,私もこのサイトはよく見ます.
私のとても好きなサイトです!

〉でその中にこんなページがありました。
[url:http://www.happypianist.net/music/s-syoken1.htm]

〉==<上ページより抜粋>=====
〉しばらくピアノを習っているけれど、「いつまでたっても楽譜が苦手」というあなた・・。
〉 ちょっとお聞きします。

〉 音符を目で読み取ったときに、頭の中で、「ド」とか「ドの#」と、無意識に、言葉に変換していませんか?

〉 これは、英会話をしているとき、
〉 相手の英語を聞く。 (英語のままでは理解できない)
〉              ↓
〉 頭の中で日本語訳する。 (理解できる形へ変換作業)
〉              ↓
〉 やっと意味を理解する。

〉 となるのと同じです。

〉 ダイレクトに「音符の言葉」が理解できないから、自分の理解できる呼び名(ドレミ……などの言葉)に頭の中で変換して、ようやく意味を理解する。
〉 これでは、頭の中で「変換作業」が1クッション入る分、楽譜の読み取り速度が遅くなってしまいます。
〉================
〉という、文章がありました!

そうなんです.
最初は音名を読んでいても,だんだんと音そのものに感覚がいくように
なり,最後は曲で表現している何か,に集中するようになりますからね.

〉でもっと読むと

[url:http://www.happypianist.net/music/s-syoken3.htm]
〉============
〉1.CDを聴きながら、その楽譜を目で追う練習の解説

〉  練習目的

〉 オリジナルテンポでの、楽譜の読み取り速度に慣れること。

これは,多読でいう聴き読みに相当しますよね.

〉 慣れるまでは、最初の数行程度で「あれ? 今どこ弾いてるの?」と見失うかもしれませんが、もし途中で見失ったら、CDを止めて最初からやり直しです。

私は,そのまま止めずに聴き続けます.
そして,曲の大きな切れ目などからまた目で追うようにします.

〉 指定テンポの速さで、音符を目で追うことさえ危ういのに、指定テンポの速さで、音符を見ながら初見で弾くのは無理ですから、このトレーニングで、素早く譜面をなぞる訓練を積みます。

〉 この訓練は、結構楽な訓練ですが、意外な効果もあります。
〉 それは、続けていくに従い、「音符アレルギー」が少しずつ克服できていくのです。

私の場合の意外な効果は,
ツェルニー30番でどうしてもテンポが上がらない時に,このトレーニング
をしてから弾きなおすと,自分でもびっくりするほどテンポが上がったこと
がありました.
指が動かなかったのではなく,情報処理の問題だったということです.

〉3)多読的習得法で、「ピアノで好きな曲を弾ける」ようになればいい。
〉ということになったのです。
〉と、ここまでは、今思いついたばっかりのことで、具体的にどうやればいいのか?っていうのはなんにもわからないのです。
〉すみませんが、ピアノをやっていて(いた)、かつ、多読をやっている人が
〉いらっしゃいましたら、
〉・こうすりゃいい とか
〉・ああすりゃいい とか
〉いろいろ教えていただければ幸いです。

全く多読と同じようにはいきませんが,
(英語でいうと,只管音読と多読を重ね合わせたような感じです)
以下のようにするとよいと思います.

(A) テクニックの練習は目的をよく理解してから
(B) 入門用の教本を1頁目から順々に弾いていく
(C) 曲は最初は各教本に準拠した曲集を,慣れてくれば弾きたい曲を

具体的な教本では,あくまでも一例ではありますが,

(A)テクニックは
  『ロリンピアノコース テクニック(1)』で始めてみてはどうでしょうか?
  写真や手の形,脱力の方法などの解説が具体的ですし,姉妹教材の
  『ロリンピアノコース レパートリー』では曲の中でテクニックが
  どのように使われるかが記されています.
  充分に慣れてきたら,
  『バーナムピアノテクニック ミニブック,導入書,1,...』
  に切り替えて,曲想をいろいろと表現するテクニックを練習することも
  可能です.
  曲の練習と直結したテクニックの練習をしておくと,将来的に,
  『ハノン』や『ピッシュナ』などをするときに機械的にならなくて済むと思います.

(B)入門書は,将来バッハを弾きたいというのなら,これも一例ですが,
  『ミュージックパサウェイズ A〜』(ランドマーク兼全調メソード)
  『バスティンピアノベイシックス プリマー〜』(全調メソード)
  『ミュージックツリー タイムトゥビギン〜』(ランドマーク方式)
  『ラーニングトゥプレイ 1〜』(中央ハ音展開方式)
  のいずれか1冊を選べばよいと思います.
  他にもいい教本はたくさんあるのですが,バッハを弾きたいのでし
  たら,ポリフォニーが弾けるような,メソードにするべきです.
  (バイエルやメトードローズは古典派の曲を弾く準備としては
  よいのですが,そのままではバッハにつながらないので,
  指導者の直接の助言のもとに使わない限り無理があると思います.)

(C)曲は,最初は選んだ入門書に付属した曲集(『ラーニングトゥプレイ』
は曲集も兼ねています)を弾いていき,慣れてきたら,
  『やさしい四期の名曲集』(全音出版社刊,中村菊子監修)や
  弾きたい曲をやさしいものから順番に
がおすすめです.
  ここでは,
    多読的方法
  と
    いくつかの曲は暗譜する程度まで研究しつくしながら練習
  する方法を適宜,組み合わせるとよいと思います.

以上で練習を進めてみて,時間的に余裕があるようでしたら,
先生について習う,というのも選択肢の一つです.
習うことにより,最初の頃に変な癖がつくことが防止できますし,
なんといっても,独学よりはるかに早く上達すると思います!

〉よろしくお願いします。

〉ではでは

Good Luck & Happy Playing the Piano!


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