Re: 200万語を超えました

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12656. Re: 200万語を超えました

お名前: 杏樹
投稿日: 2013/3/17(23:54)

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せきけんさん、こんにちは。

出遅れましたが、200万語通過、おめでとうございます。

〉Horrid Henryシリーズは、多分、三月中に全部読み終えることができそうです。

おもしろいシリーズに出会えてよかったですね。しかも冊数が多いので語数が稼げますね。

〉この作品は、非常に笑えるし、一話が短くて読み易いので、
〉もっと読まれてもいい作品と思います。
〉単語は難しいものも出てきますし、口語なので、学校で習わない言い回しが出てくるので、私は、YL3.5ぐらいと思いますが、ここのリストでは、レベル2に分類されています。
〉その紹介が、「悪がきの兄と優等生の弟のシリーズ」とだけなのが寂しいです。

そういうことでしたら、是非書評を書いてください。
書評は多読をする人が一つ一つ書いていって積み上げてきたものです。今はたくさん本が紹介されていて切実度は薄れているかもしれませんが、多読はお互い本を紹介したり書評を書くことで広がっていったのです。

それから、やはり児童書はなるべく辞書を引かないで勢いで読んだ方がいいと思います。
私は今フランス語で児童書と絵本の間ぐらいのレベルですが、英語のようにすらすら読める本が少ないのと、基礎が足りないので辞書を使っています。でも何度も出てくる言葉ほど辞書を引かないで「感覚」をつかみたいと思ってなるべく辞書を引かないようにしています。辞書を引かないで、何度も出会って「そうか!」と思った時の感覚の方が辞書よりもずっと「腑に落ちる」からです。
英語なら辞書を使わなくても読める本がたくさんありますから、辞書を引いて「正解」を知ってしまうと「もったいない」って思います。特に絵本・児童書は子どものが使う言葉が使われていますので、辞書の語義よりも「感覚」で使われている言葉が多いです。そういう「感覚」をつかんでいくと、理解度も上がっていきます。

〉MTHの#31,#32は、Merlinもののファンタジー系ストーリで、#29,#30と合わせて4冊でセットのお話です。
〉夏至と冬至という季節で、英国周辺の神話と北欧の神話に取材したもののようです。
〉要するに、この4冊は、神話をMTHのファンタジーに仕立てたというもの。英語の文化に息づく、ルーツ的な神話のエッセンスを取り出しているようです。

MTHは20何巻かで止まってしまいましたが、Merlinものっておもしろそうですね。北欧神話やファンタジーが好きなので…。

〉MTH#33,#34,#35,#36は、現実の歴史に戻って、米国の文化的な基盤になるものを訪れるMerlinシリーズの第二弾と思います。
〉18世紀のベネチア、9世紀のバグダッド、19世紀のパリ、20世紀のニューヨークというその時代の世界的な都市を訪れます。
〉ここで、バグダッドが出てくるところは、アラブ世界の黄金時代が、今日の西欧文化の基礎にあるということで、ギリシア哲学や代数学、アラビアンナイトなどを、イスラムから学んだことをきちんと押さえるという意図でしょう。
〉これを、英語圏(特に米国)の子供達に学んで欲しいと思っているということと思います。

これはいいですね。イスラム文化についての理解につながるテーマが入っているなんて。

〉この中では、20世紀のニューヨークがちょと大恐慌時代を背景にしていて、Blizzardということでもあり、寂しいですが、苦しい時を経て今があるという意味で、この時代を選んでいるのかどうか?

「建国200年」のアメリカ人にとっては大恐慌というのは、自国の歴史の中でもとりわけ大きな出来事なんだと思います。「あの時代は大変だったんだよ」なんて語りつがれているんだと思います。

〉私は、この中では、パリ万博を背景にした科学の時代を象徴する#35と、行ったことがあるというだけですが、#33のベネチアの話が面白かったです。
〉ただ、ベネチアだったら、15〜16世紀が全盛期と思うのですが…。

パリ万博、いいですねー。その時代も好きです。
ベネチアは確かに15〜16世紀が全盛期で面白い時期だと思いますが、18世紀は衰退していく時期、爛熟した時代のおもしろさがあるのかもしれません。

〉最後に、Anastasiaシリーズの二冊は、on her ownの方が面白かったです。
〉13歳という思春期で「問題」を抱える彼女の成長物語ですが、
〉on her ownは、彼女の初デートと、お母さんが10日間不在で、家事の切り盛りで、お父さんは前のガールフレンドが尋ねてきたり、弟のSamがChicken poxになったりで、結構ハチャメチャなことになります。
〉ask your analystは、心の問題が主で、思春期の戸惑いというか、
〉自分はどこかおかしいと感じ始めて、両親に相談するが、取り合ってくれずに、
〉色々試行錯誤するという話に、学校の宿題のScience Projectで飼い始めた小動物が大変なことになる話が絡んで進んで行き、
〉最後は、こんな終わり方でいいのかなというような終わり方で、
〉チャン!チャン!という感じです。

こちらのシリーズも続いているようですね。

これからもHappy Reading!


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