170万語通過報告

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12612. 170万語通過報告

お名前: せきけん
投稿日: 2013/1/15(00:27)

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みなさま、こんばんは

せきけんです。

相変わらず、細かい刻みでの報告ですが、やっと170万語に到達しました。
休みが多かったのですが、ちっとも進みませんでした。Kindle Paperwhiteも入手したのですが、まだ余りそれが活用できていません。米amazonのアカウントを作って結合すると云う作業をまだやっていないのもその一因と思いますし、紙の本を多数ストックしているということもあるかもしれません。ボチボチ活用して行こうと思っています。

便利は便利なので、辞書を引きながら読む場合など、使いでがありそうで、無料のテキストを送って読んだりしていますが、語数にはカウントしていません。読んでいる一つは、"Gone with the wind"のシナリオ(Screenplay)で、何故か正月に安いDVDでそれを観たので、シナリオも読んでいます。

160万語〜170万語で読んだのは以下の本です。

MTH#25 "Stage Fright on a Summer Night" Mary Pope Osborne
MTH#26 "Good Morning, Gorillas" Mary Pope Osborne
MTH#27 "Thanksgiving on Thursday" Mary Pope Osborne
"Anastasia Again!" Lois Lowry
ICR2 "Frog and Toad Together" Arnold Lobel
ICR2 "Frog and Toad All Year" Arnold Lobel
ICR2 "Days with Frog and Toad" Arnold Lobel
"Alice's Adventures in Wonderland" Lewis Carroll
"The Missing Golden Ticket and Other Splendiferous Secrets" Roald Dahl

Alice in wonderlandは、Kindleで無料本をdownloadして読んだもので、再読です。ものぐさ父さんへのresponseで書きましたが、この本は、読むことはできるのですが、味わうには、まだまだ修行が足りない感じで、この本が無料で、有名で、子供向きということになっているからと言って、多読で最初の頃に読むのは無謀と思います。よっぽど、Sidney Sheldonの方が、多読に向いている気がします。耳から、沢山言葉が入ってきていいると、特に、当時の英国の言葉が頭に入っていると、楽しみやすいだろうと思います。
しかしながら、前回読んだときよりも、短時間で頭に入りやすかったので、多読の効果は上がっているだろうと思います。それでも、前回も見たり、辞書を引いたりしたはずの単語で、全く思い至らない単語もかなりありました。Kindleで読んでいたので、そういう単語は、どんどん辞書は引いてみました。そして、読み終わってから、福島氏の翻訳を読んでみたら、Jokeが分かっていなかったところが多数あったことが分かって、やはり、理解度は、60〜70%なのかと思いました。ほんと、まだまだです。
Kindleでは、wikipediaを引くこともできるので、例えばdormouseという単語を引いてみましたら、Tennielの挿絵が出てきてよかったです。無料版だからなのか、挿絵がないのが児童書としては寂しいですし、動物とかは、絵がないとイメージが湧かなくて面白くありません。Tennielの絵だって既に著作権の問題はないはずなのに、何で一緒になっていなんでしょうね。
dormouseは「やまね」ですが、眠りねずみという意味合いがあって、三月うさぎと帽子屋の間で眠りながら話をするというのも、そういう背景が分かるとより面白いです。
そうやって、辞書やら、wikipediaやら調べながら読んでいると、とても時間がかかりますが、Kindleを英語をmain languageにして、英語の世界に遊ぶのであれば、多読としても、悪くはないのではないかと思ってやっています。

MTHは、#25,#26,#27でしたが、#25はShakspeare、#26はMountain gorilla、#27はPilgrimsがテーマでした。#25,#27は古い英語が出てきて、ちょっと面くらいます。Elizabeth朝のLondonは、凄い臭いが立ち込めていたという話がありましたが、どんな臭いだったんでしょうね。熊と犬の決闘の見世物の話が出てきますが、子供向けということで、当時の風習の真実は明かされないのが残念です。現代では、そういうものは動物愛護の精神から忌避されるというのは理解できますが、それそれで文化だったので、もうちょっと正面から紹介してもらいたいと思います。そうすると、いろんなところから文句が来るんでしょうかね。
スペインの闘牛だって、廃れ始めている話も聞きますが、何が野蛮で、何が野蛮でないかは、難しい問題です。
ゴリラに対して凶暴なイメージを植えつけたのは、King Kongだったはずで、それを否定して、むしろ繊細な動物であることを強調しています。それはそれで正しいとは思いますが、ゴリラ一夫多妻で、成長したオスが複数いる群れというのは例外的なはずで、ちょっとストーリーに納得できないところがありました。成長していないオスがいることは問題ないということなのかもしれません。
Pilgrimsの英語は、sureではなくindeedと言うと通じるようで、thouとかならShakespeareでも出てきたものでどこかでは見ていましたが、その頃の文章を見ると結構分からないのではないかと思います。江戸時代の初期の英語ということだから、日本語の変遷ぶりからすれば、余り変わっていないのですが。
当時からの、原住民であるindian(Wampanoag)との軋轢の面は書かれていません。

Anastasia again!は、Lois LowryのAnastasiaシリーズの第二作。一作目では、10歳だったのが、いきなり12歳の夏休みになって、中学(7th grade)に上がるところで、郊外に引っ越すというお話です。引越しに対して、Anastasiaが、premature assamptionsで、酷い郊外に対して偏見をぶつけて、両親を困らせるところからストーリーが展開して行きます。前作で、誕生した弟のSamが活躍し始めて、そういうところも面白いです。
Lowryのこの作品は、前作もそうですが、世代間の交流ということを上手く描いていて、そういえば、The Giverにも同じテーマがあったことを思い出します。彼女のライフワークなんだと思います。
同時に、思春期特有の心理や、心の成長が、小気味よく描かれていて微笑ましくまた面白いです。
難しい文はないのですが、相変わらず単語は難しいのが出てきます。weirdと同じ意味の単語は、いくらでも挙げられると、父の詩人であり大学のEnglish TeacherであるMr. Krupnikが言って、それをいくつも列挙するんですが、本当にそうなんですね。

Frog and Toadシリーズの4冊を全部読みました。160万語までに一冊読んでいたので、残りの3冊です。どれも心の温まる友情が、自然に英語の勉強にできるような平易な形で、何か変奏曲でも聴いているかのような英語で展開されるので、とても気に入りました。また、CDを購入してシャドウイングなどもやってみましたが、著者本人の朗読は、とても上手で、そのまま朗読劇になっています。役に入っている感じです。そこまでは真似できないのですが、真似しようとすることで、より英語が身に付くかという気になりました。
一人で朗読してみると、至らなさがよく分かりました。

最後に、Dahlの本は、Dahl自身の著作というよりは、全集の補遺や付録のletterのような内容です。もちろん、Dahlの文章からなっているのですが、近年に遺稿から編集された本です。特に、「チャーリーとチョコレート工場」を読んでから読むべき本で、決して、チャーリーより先に読んではなりません。
私は、この本を先に買ってしまって、ちょっと読みかけてから止めていました。それから、一部の内容は、The Boyとも重なる、Dahlの自伝的な内容を若干含んでいます。Dahlの熱烈ファンや研究したいような人向けの本のイメージです。しかし、そこまで入れ込んでいなくても、読むとDahlの世界が楽しめることは間違いありません。Dahlの学校に対する考え方が、どのように育まれたのか知るにはよい本ですし、極端に言えば、不登校になったりしても、勇気を与えられるような本だと思います。

では、Happy Reading!!


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