Re: 1000万語 おめでとうございます。

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11980. Re: 1000万語 おめでとうございます。

お名前: pandada45 http://dokusyodeeigo.blog87.fc2.com/
投稿日: 2010/6/5(08:50)

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杏樹 さん おはようございます。そして

1000万語通過、おめでとうございます。  pandada45 です。
                (ブログでは 牛印牛乳です)
 
"杏樹"さんは[url:kb:11949]で書きました:
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
 
 
〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
 
 
「辞書引きで読める難しい本もある」と主張する私だって、物語に関しては
辞書引きで読めるとは思いませんよ(笑)
 
 
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
 
 
それもおめでとうございます。
 
 
〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
 
 
物語で辞書を引くなんてなんて勇気が(笑)
 
 
〉★多読と勉強

〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
 
 
「7年半後に読める」と言われても私もやらないですよ(笑)
楽しく取り組んだ結果の一例ですよね。
 
 
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
 
 
効率って言うのは他との比較ですからねえ。
健康になるのに、ジョギングとジムトレーニングとどっちが効率がいいの?
とか言わないで楽しいほうをやればいいだけですよね。
 
 
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
 
 
そうですよね。修行をするとある日突然できるようになるわけではなくて
少しずつできることが広がっていくってところですよね。
 
 
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
 
 
「多読だけ…」っていうのは、試合だけでスポーツがうまくなるって言う様
なものだと思います。やっぱり基礎は大事だし、得意を伸ばしたり弱点補強
も必要でしょう。
 
 
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
 
 
体力づくりって側面はあるとは思いますが、基礎とか土台と言うのは
ピッタリこないとは思います。でも例えなので仕方ないですね。
上の私の例えも、盲人の説明する象でしょうから。
 
 
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。

〉★単語、辞書について

〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
 
 
英和辞典も定義の説明から入ってくれるといいのですが。
特に良く出る単語の説明って「盲人の象」なので。 
 
 
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
 
 
物語では辞書引きでの結果は期待しないほうがいいんでしょうね。
言葉の定義のはっきりしているビジネス書なら読める可能性が高い
(あくまで高いだけで読める保証は無いです。私も読める本は実は
わずかでしょうから)。
 
 
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
 
 
これって、速度は結果のような気がしますが…。
まあ、結論は10年くらい先ってことでお願いします。 
 
 
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。

〉それで思ったのは

〉細部にこだわるとかえってわからなくなる

〉ということです。
 
 
それはありますね。
 
 
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。

〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。

〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
 
 
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
 
 
私は、7年間、1200万語で変化なしです(笑) 
でも、難しいと思うときは少し成績が良いので期待してもいいんでは(笑)

それでは Happy Reading! 


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