300万語通過、おめでとうございます

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11160. 300万語通過、おめでとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/11/4(23:00)

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極楽トンボさん、こんにちは。

〉極楽トンボです。300万語通過しました。

300万語、通過おめでとうございます。

〉今年の3/8に200万語通過してから、ほぼ8ヶ月で100万語通過しました。200万語読むのに、3年半かかったことを思えば、なんだか読む速さが向上したかのように見えます。実際には、読む速さに変化はないけれども、用心して自分のレベルを超える本を読まないようにしているので、以前のような大停滞に見舞われずにすみ、順調に進んだわけです。

順調に進んでよかったですね。

〉結局のところ、飛ばし読みで細部がボケボケであらすじだけで楽しむというのがすっかり板についてしまった感じがします。解像度がもう少しあがるまでレベル3を中心に読む進めるべきかなあなどと愚考しております。杏樹先輩(実名を出して失礼)のおっしゃる「万年レベル3」、これのことかーと、ひしひしと実感しています。

万年レベル3にいるときは、私はやっぱり英語ができないのでレベルを上げるのには限界があるのかと思いました。でも読んでいれば読めるようになるものです。無理しないで今自分が読める本を読んでいればそのうち何とかなります。

〉レベル5(3冊)

〉James and the Giant Peach Roald Dahl YL5.5
〉GRセット制覇記念にキリン読み。近所の図書館で借りました。今思えば、えー、レベル5の本を読んでいたのか!と驚きます。いまはちょっと冒険を慎むモードになりすぎているかもしれません。でも飛ばし読みでじゅうぶん楽しく読めました。いじわるなお婆さん姉妹に引き取られたかわいそうな男の子の話と思いきや、最初の方であっさりお婆さん二人が圧死してしまい、話がどうなるのか見当が付かず、最後までどきどきしながら読んでしまいました。まさか、孤児が巨大な桃に巨大な虫たちと乗り組んで○○○を○○○○する話だったとはねー。字を伏せたのは、ネタばれを畏れたからです。ダールはまだ4作目ですが、懲らしめたらいやなお婆さんが改心した、というような話には絶対ならないところがこの人の持ち味だと思います。

ダールのお話は勢いがあるのでキリンでもけっこう読めてしまいます。予定調和に終わらないところが面白いですね。

〉Clue on the Crystal Dove /Nancy Drew Mystery Stories YL5.5
〉Clue in the Diary /Nancy Drew Mystery Stories 7 YL4.4
〉近所の古本屋で購入。あとでよく調べたらネットのセット売りのほうが一冊あたりの単価が安いことがわかりました。なんの興味もなくたまたま購入したものをすっとばして読んだのですが、結構楽しく読めました。読み飛ばしに罪悪感を感じなくなってきたということでしょう。悪魔に魂を売ってしまった以上、罪悪感など感じるほうがおかしいわけです(酒井先生を悪魔呼ばわりしてすいません)。数ヶ月経った現在、上記二書の内容はすっかり忘れてしまいましたが。

Nancy Drew ですか。これもシリーズがたくさんありますね。そうか、悪魔に魂を売ってしまったのか…それでタドキストは未読本が積み重なり、アマゾンの支払いにボーゼンとするという困った自体に陥るのですね…。

〉レベル4(1冊)

〉Chinese Cinderella /Adeline Yen Mah YL4.5
〉杏樹先輩一押しの作品。中国の買弁家庭に生まれた少女がフランス混血の継母に疎まれて苦労するも、成績優秀で家名を高めたご褒美で、イギリス留学を父に許されるまでの自伝。

〉上海に出てくるまでの前半はてこずりました。後半はうそのように楽しく読めました。わたしはこれを読むには時期尚早だったかもしれないと思いました。

早すぎますよー。私が読んだのは450万語ぐらいの時で、それでも難しかったです。でも感想を見ますと、かなり物語に入り込んで読めていますね。
私はこの作者の一般向けの自伝を読みたいと思いながらまだ果たせていません。外国へ行ってからもこの家族はすったもんだがあったようです。

〉レベル3(69冊)
〉Rainbow Magic(本編53冊、番外編4冊)  Daisy Meadows  YL2.5-3.5
〉8月より新宿ブッククラブに入会したため、多読環境が好転しました。タドキストのセオリーに従って、レベル3までの本をたくさん読もうと思いました。わたしはファンタジーには何の興味もありませんが、レインボーマジックを読むことにしたのは、長いシリーズ物だと、次に何を読んだいいか考えなくてすんで楽そうだと思ったからです。

〉最初は純粋に多読の修行のために読んでいたのですが、十数冊も読むとだんだん情が移ってきて、ジャックフロストとゴブリンたちがこの先どうなるのか気になって仕方がなくなってきました。がんばれ、ゴブリン!イギリスの中産階級の女の子の妄想なんぞに負けるな!妖精に支配されたこの世の秩序の欺瞞を暴いてひっくり返してやれ!ついでにうちのローンもなくなっちゃえ!とこちらも妄想が入って手に汗握ってしまいます。あ、いかん、現実逃避モードになってる。

いいですねー。楽しめるシリーズに出会えて。私がこのレベルを読んでるときには紹介されてなかったので、よく知らないのです。

〉カースティーたちはゴブリンやジャックフロストをちょっと懲らしめるだけでよいのです。周りの人の助けを借りてまでゴブリンたちをやっつけようなんて思っていません。一番困るのは、自分たちのほかの人たちに妖精やゴブリンのことが知られることです。つまり、カースティーとレイチェルの二人の女の子にとって、二人の間で秘密の物語を共有することが一番大事なことなんだ!と遅まきながら気がついた次第です。

〉あー、そーか、それで小さい女の子たちにレインボウマジックが受けるんだなあ。こないだ掲示板で、妖精の王さまの欺瞞的な世界支配に協力するイギリス中産階級の子女のカースティーとレイチェル、なんていやないい方してごめんなさいね。おじさん、つい興奮しちゃってくちばしっちゃたの。わたし、妖精の話なんてまったく興味ないんですが、マクドナルドの『ゴブリンとお姫さま』が紀伊国屋で380円と知ってついポチってしまいました。

「おひめさまとゴブリン」は私も持ってますが、購入したときに読み始めたらだんだんわからなくなってきて投げました。リベンジを願っていますがまだ果たせていません。この本には続編もありますので、そのうちまとめて制覇したいです。

〉Lizzie Zipmouth Jacqueline Wilson YL3.3
〉噂に違わぬおもしろさ。わたしも駄目な中年オヤジなので、自分が再婚相手の連れ子の女の子とうまくいくかすっごい自信ないです。わたしの老いた母がうまいことふるまってくれるといいけど、などと勝手にシュミレーションしてしまいました。

ジャクリーン・ウィルソンも読んでいるのですね。けっこうシビアな世界が書かれていますが、この人の本はたくさんありますので、本の選択肢が増えると思います。

〉Bunk 3, Teddy and Me Cathy East Dubowski YL3.5
〉フルハウス・ミッシェルの一冊。テレビは全然見たことがないけど、このシリーズもおもしろそうですねえ。軽くてすぐ読めていいなと思いました。ブッククラブにたくさんあるから今後読んでみよう。わたし、なんだかんだ言って、女の子の出てくる本が好きみたいです。

これも長いシリーズですね。私は途中で飽きましたけど…。

〉Horrid Henry Gets Rich Quick Francesca SimonTony Ross 3
〉イギリスってやっぱり悪い大人の国だけあって、悪い子供の話も堂に入っていますね。いや、別に悪口じゃなくて、成熟してるって意味です。わたし、これまで英米文化を嫌っていたのが、とっても損をしてきたような気がしてきました。などいいつつ、これも飛ばし読みで上滑っちゃって、実はあんまりわかっていません。

おもしろそうです。悪い大人の国に悪い子どもの話…イギリス人ってひねくれてますよねえ。

〉Country Bunny,The Dubose Heyward Marjorie Flack 3
〉家で子育てする主婦の不満をなだめる意図で書かれたような物語だと思いました。わたしはすかさずうちの人にあらすじを話して聞かせたところ、やはりご機嫌がよろしくなりました。家に閉じ込めて子育てばかりさせてすいません。きっと著者は良妻賢母主義者の男だろうな。

この感想を見たら興味がそそられてしまいます。どんな本なんでしょう。

〉Sylvester and the Magic Pebble William Steig 3.5
〉Chicken Soup with Rice: A Book of Months Maurice Sendak YL3.3
〉東京の区立図書館にはこの手の定番名作絵本がたくさんあります。多読を始める前は、正直言って簡単には読めなかったのですが、さすがに読めるようになりました。ありがたいことです。多読の成果がちょっとはあったということさ。驢馬のシルベスターの話は、親の子を思う気持ちが泣けますな。子供はただ不思議だなーって思って読むだけなんでしょうけど。

シルベスターは持ってます。さすが定番本ですね。最後はやっぱり感動します。定番絵本は意外と難しいものが多いです。語数が進んでこそ味わえる絵本の魅力、というところでしょうか。

〉The Cobble Street Cousins 1-6 Cynthia Rylant 2.4
〉シンシア・ライラントのコボルストリートについては、以前掲示板で詳細に感想を報告したのでここでは繰り返しません。[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2666] 
〉すばらしいの一言です。あんまりすばらしいので、よくわかりたくて禁じ手の分析読みまでしてしまいました。あんまりいい本を読むのも考えもんです。

ややこしい感想ですが、この本はいいですよね。

〉Marvin Redpost 1-8 YL2.5
〉マービン・レッドポスト。噂どおり、なかなかおもしろいです。第4巻では、ついもらい泣きしてしまいました。でも、よく考えると、読者としては、作者の計算通りの反応をしてしまったと反省しています。いくら子供向けとはいえ、ちょっと作りすぎの感じがするので、サッカー氏の著作には今後、厳しい読みをしていこうと思っています。と言う前に、ちょっと飛ばし読みをすると、上滑ってしまうのには弱りました。

サッカーってね、読者をワナにかけるのがうまいんですよ…。
そういえば私が300万語通過したときはサッカーをせっせと読んでいました。

極楽トンボさんは英語の勉強の意識が抜けなくて「楽しい本を読む」ってどういうこと?という疑問を持ち続けていたようですが、絵本、児童書をたくさん読んでかなり楽しまれている様子。この調子でどんどん読んでいってください。万年レベル3でも、そのレベルで読める本はたくさんあります。

〉それでは、4週目に入りまーす。

それでは4週目もHappy Reading!


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