発音の勉強と書き取り(dictation)練習について

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936. 発音の勉強と書き取り(dictation)練習について

お名前: 柴田武史
投稿日: 2002/3/12(13:59)

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〉〉1.発音の勉強
〉 これは、発音記号とかの勉強ですか。

発音記号ももちろん含みますが・・・。きちんと英語の音を出すことができる
ようになる練習をすべきだということです。例えば、次の各組を発音し分ける
ことができない人は、理論(というと大げさですが、要するに音の出し方の説明)
を知り、正しい音に耳を傾けて、声を出して練習する必要があります。

bag / bug
fast / first / fussed
road / load
boat / bought
sum / sun / sung
best / vest

さらに音と音とのつながりの練習や弱形の発音の習得も望ましいと思います。
例えば

him [him]→弱形[im]
have [haev]→弱形[v]
I might have seen him.
[ai maitv si:nim]
seen himが「スィーニム」となりますから、「アイマイトハブスィーンヒム」と
しか言えない人は聞き取りにも苦労するでしょう。

少々高価ですが、アルク社の「英語の発音パーフェクト学習事典」はお薦めの
教材です。アマゾン日本から買うことができます↓
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〉〉3.多量の音読(同じものを何十回でも読むこと)
〉 現在、中学校の教科書を利用して音読を行っているのですが、
  中学の教科書には賛否両論があります。音読の素材としては、教科書、
  NHKラジオ講座(いろいろありますがおすすめのものがあれば教えて
  いただきたいと思います。)GRなどいろいろありますが、何が1番ベスト
  なのでしょうか。

先ほどの書き込みに書いたことと重複しますが、数百語のまとまった内容の英文
で、自分が気に入った内容を持ち、自分のレベルに合った英語で書かれたものなら
よいのではないでしょうか。中学校3年生の教科書の英文も結構なレベルでは
ありますし、学習者自身がそれでいいと思って取り組めば効果はあると思います。
私の生徒たちは中学三年生ですから、教科書の音読しかしていません(単語集など
一部の教材は高校生用もさせていますが)けれど、先週英検2級に合格した人が
出ましたよ。彼はパッセージの音読の得点が最高点の5でした。

〉〉7.テープなどを利用して英語の書き取り練習をする。
〉 これは、日頃音読練習したものや、暗唱してしまったものでいいのでしょうか。

それも効果があります。しかし、聞き取りの力をつけるためには次のように
なさるといいと思います。

まったく練習していないもので、だいたい何の話なのかくらいは聞き取れるもので
その英文原稿が手に入るものを少しずつ何度も聞いて、できるだけ正確に書き取り、
その後答え合わせをし、録音を聞き直したあと、何度も「録音そっくりに」言える
よう、音読練習をする。

私は発音の技術的な面をおろそかにしたままで単にシャドウイングするのは
カタカナ発音を強化するだけであり、危険なことだと思っています。外国語の
勉強をするのに発音の(ある面では機械的ともいえる)練習は絶対必要だと
考えます。本当は中学1年生からきちんと学校の先生が指導すべきことなの
ですが、多くの先生は生徒の発音については「ほったらかし」にするので、
学習者自身が努力するしかないのが日本の英語教育の現状です。


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