うれしかった話

　shinです。
　唐突ですが、きのう床屋さんに行きました。

　ここのご主人は明るくて、実にユニークな人なんです。お客さんにも友人にも英語
圏の人がいるとのことで、英語がもっとできるようになりたいとつねづね言ってたん
で、酒井先生の本が出たときに買ってプレゼントしたんです。

　で、昨日行ったら驚きました。「GOLDMAN SACHS読んだことありますか？」といき
なり聞かれて。「あれはキレイ事みたいでなんか胡散臭くて、最初だけでやめまし
た」と言うと、「もっと経営戦略みたいなことを中心に書いてほしかったですね」と
の感想。
　それからは、「WOMEN IN BUSINESS読みましたか？あれはいいですよ。マドンナの
ところが特に好きで、あのマドンナの言葉は実にいい（と言って一節をそらんじ
る）」。「でも、ご主人、森英恵の所は、なんか閉鎖的家族経営に冷淡な書き方だっ
たですよね。」、「ほんとですね。やっぱり、つぶれちゃいましたね。森英恵。ハハ
ハ」。「そういえばボディ・ショップって葬儀社からクレームがついたんじゃなかっ
たでしたっけ」と言うと「あの解決の仕方がなかなかすごいですよ。そういえば、あ
そこの旦那さんは遊び歩いてましたね。うらやましい」など、WOMEN IN BUSINESS談
義で１０分、Curious George, The Wind in The Willowsその他もろもろ、次から
次に書名を挙げては「面白い、面白い」を３０分間連発してました。

　いやー、多読を始めたときのあの気持ちを思い出しました。どんな本でも読めると
うれしくてうれしくて、つい誰彼となく話したくなる気持ち。私もタイタニックのＧ
Ｒも２冊読んだ時は、ずいぶんといろんな人にタイタニック沈没についてしゃべった
記憶が（聞くほうは迷惑だったろうなあ、でもみんな不思議だったろうでしょうね、
異様に詳しいんで）。

　床屋さん、実は、マイペースでゆっくりやりますといっており、まだ登場していな
んですが、ハンドルネームは店の名前と決まってると言ってました。
　掲示板には現れないでＳＳＳ方式の多読を続けている人は結構多いんでしょうね
え。
　いいことしたなあと道すがら思ったことでした。