Re: 200万語通過しました。

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/7/18(20:39)]

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[喜] 3041. Re: 200万語通過しました。

お名前: ヨシ
投稿日: 2002/7/17(17:13)

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しおさん,こんにちは! そしてご親切なアドバイス感謝します。 ありがとう
ございました。

先ずは,私の性格がしおさんの性格とどこか似ている様で気がして(失礼!これ
は私が勝手に思っているだけなので気にしないで下さい。)頂いたご説明にも何
か親近感が感じられて,グゥーと心の奥の方まで届く説得力を感じました。

やっぱり聞いて良かったなと言う感じです。 ずっーと読ませて頂いて得た私な
りの結論は,人それぞれの発展段階で,自分が一番必要とする学習方法(?)或
いは英語との楽しく感じる接し方が発展的に変化してくる。 そして今私が今経
験している過程をしおさんも昔は歩まれて大量のInputを通じて,辞書を引く時
間に関して,言われている様に『やっと辞書を引く時間の方がもったいなく感じ
る状態に来ることができた、という感じです。』の状態に至られたのでしょう。

私からすれば,はるか遠くのしおさんですが,同じ様な性格から多読を通じてそ
こまで進化されたpredecessorがいらっしゃることは,これから追随を目指す者
には大きな心の支えです。 今後とも色々と教えて下さい。

〉ヨシさんの質問は大変大事なところをついていると思います。
〉私もまだつかみきれていない点でもあります。

.....ご自分では”まだ”と言われましても,しおさんの実体験は説得力あり,
もうつかまれているのではないでしょうか。

〉それはもちろんあります。というより最近までずっとそうでした。
〉100万語へ行く過程で読んだ
〉THE CHILDREN OF THE NOISY VILLAGE を例にとりますと、
〉この本は本文は116ページ、挿し絵がかなりあるので実質100ページないのですが、
〉私が赤のマーカーを入れた箇所は全部で160以上、そのうち93の単語ないしイディオムを
〉英英辞書で調べ、語義を余白に書き込んでありました。(走り書きですが)
〉他の本はここまで書き込んでませんが、やはりマーカー、英英辞書の下線引きは必ずしました。
〉特にイディオムは調べたら思っていたのと全然違うとことも多いし、おまけに基本単語のイディオム
〉にかぎって、話の筋を左右したりします。そして「ああ、なるほどな。」と腑に落ちたときは
〉とても嬉しいものでした。

......この様な真摯な実体験で説明されますと,当方の心は十分にうずきます。
今私はその時代のしおさんと同じ様なことをして,でもそれはそれでenjoyして
いる状態の真っ只中です。 英語の言葉の大海の中を闇雲に泳ぎまくっている感
じです。海の中の表現をそのまま例として言えば,眼に触れる,手に触れる,食
べて食間を味わう全ての,海草や,魚,貝などを手当たり次第に好奇心旺盛にそ
の接触を楽しんでいる様態です。

〉 新しいメリットの方が、最初のメリットより大きいというよりも、
〉 調べて腑に落ちるという体験を重ねて重ねて、やっと辞書を引く時間の方がもったいなく
〉 感じる状態に来ることができた、という感じです。
〉 自分が今ある段階によって、メリットというのは違ってくるのではないでしょうか。

......今から考えればヤボな質問していますね! 上述の通りにメリットそのも
のが与える性質自体が,学習者の成長度合いによって変化してくる訳ですから比
べようがないのが当然です。 今になって判ってきました。

〉 分からないところを調べるメリットというのは大変大きいと思います。
〉 ヨシさんの場合はそれが読書の妨げにならず理解を深め、感動を増すのですからなおさらと思います。

......現段階ではもう少しこの状態で遊んでみます。 

〉 GRと一般書(児童書含む)の間には、ちょっと大きなギャップがあり、
〉 GRであまり辞書を 引かないで読み進められても、一般書では不明な単語が束になってやってきます。、
〉 私はそれらをみんな無視して進むことはできないタイプです。児童書を辞書をひきつつ12冊ほど読み進め
〉 また、GRに戻った頃、ちょうどうまい具合にハリーポッターに手をつけたのです。
〉 ハリーポッターはかなり語彙レベルが高いので調べたい言葉だらけですが、「早く先を読まなければ」という
〉 強迫観念めいたものが、私に辞書を離れ始める力をくれたと思います。

.......人間てなんかそう言うちょっとしたことがチャンスとなって次の段階へ行
ける様になるのですネ! 私もいつかは自分の英語力アップできてそんな偶然のチ
ャンスから一般書への門を開ける様に頑張ります。 でもそう言うチャンスと言う
か,きっかけと言うのはきっと英語の神様がいて,もうその人にはその実力がある
と判断されれば何らかの形で次の試練(もう一つワンランク上の材料)をそれとな
く与えてくれるものと思っています。

〉 ハリーポッターのときも、電子辞書は頻繁に使いましたが、英英をさっと見るだけでした。
〉 とにかく物語の世界から落っこちたくなかったので。このときはまだ「筏下り読み」一歩手前です。
〉 なにしろ、ハリーポッターは伏線、伏線また伏線で、ささいなことが大きな展開につながったりするので
〉 前のページを読み直したり、発言の意図をつかもうと同じ部分を何回も読んだりなどしていました。
〉 そして、ハリーポッターよりも易しいHEIDIを読んだとき、「筏下り読み」が突然訪れました。
〉 一種のパンダ読みでしょうね。この感覚を失いたくないばっかりに、他の児童書を次々読んでいます。
〉 この時点で、辞書を(あまり)ひかないメリットが自分のなかで大きくなったといえます。

〉 だから、新しいメリットと前のメリットは、比べようとしても比べることができません。

......『この時点で、辞書を(あまり)ひかないメリットが自分のなかで大きくな
ったといえます。』これがすごいですね。 それは辞書を引いて引いてもう辞書を
調べる段階を卒業した人だけにこんな感覚が沸く様になるのだと思います。

〉 調べることで心から納得して読み進むことができるならその方がよいと思います。
〉 私も気になる語を調べないのは不安です。辞書は不安を取り除くのにいいのではないかと
〉 思います。ただ、辞書を引くことと、意図的に覚えることはイコールではないと思います。
〉 調べても、すぐ忘れるものですが、「意味を調べて、すぐ忘れる」でいいようです。
〉 上記のTHE CHILDREN OF THE NOISY VILLAGEを、この書き込みのために見直したら、「どうしてこんな
〉 単語調べたのかな?」という単語が多数になっていました。辞書を見たおかげと、多読の過程で何回も見た
〉 おかげとたぶん両方でしょう。辞書で調べても、覚える努力は全くしていません。

.......私は自分の語彙力に付いてはどちらかと言えば,自分の実力の中では弱点
の部類に入ると思っています。 その語彙不足の原因としては,敢えて意図的に覚
えようとして単語を覚えて来たことがなく,ズッーと何かの書き物,聞いた内容等
から自然に身に付いたものばかりで努力をしたことがありませんでした。そこで,
その弱点を克服の為にこの多読SSSを始める前に,語彙力をアップさせようと意図的
に単語を語源から記憶しようと学習をスタートさせたところだったのです。 その
事に影響されて,私の前の質問メールで『それらは,意図的に記憶してしまった方
が最終的には自分の力になるのではないか』と言う発言をしたのかも知れません。
この質問に付いても,しおさんの言われる ”「どうしてこんな単語調べたの
かな?」という単語が多数になっていました。”の一言でなぞ解きが出来ました。
 

〉 昔の私なら、全ての単語を調べたあげく、その単語・イディオムのはいった文章を50回は音読しなければ
〉 覚えられないと思っていました。実際Jacqueline Wilsonの児童書を軒並み読んでいたときは、同じ作者の
〉 本なら使われる語彙は共通のものが多いから、どれかひとつのカセットを買って、徹底的に不明の語を調べた後
〉 シャドウイングしようかと思ったほどです。(カセットは買いましたが、実際にはやりませんでした。)
〉 
〉 英語の本は、究極の用例集だと思います。辞書を見て(辞書を見なくても心は平安な方は必要ないと思いますが)
〉 安心して忘れ、そしてたくさん読むのがよいのではないかと思います。

.......この辺の努力のアプローチの仕方が私にはしびれるのです。 私と同じ様
な考え方をされていたのですネ!(しおさんも昔は)。 でも多読修行中の私には
,既にしおさんはこの段階を卒業して,”読み”からだけで,昔のアプローチの仕
方で得られる知識を吸収できるだけの英語脳にturned into されてしまっているの
ですね。

それとそれと,最後に『英語の本は、究極の用例集だと思います。』これです,こ
れです。 すごいです。これは一つの英語学習の悟りです。(話が大きすぎま
すか?) 良く考えてみれば,本を読むこと,その行為が,常に英英辞書を読んで
いることに他ならないのです。 だから多読を続けている限りにおいて,辞書を読
み続けていると同じで,その後の英語力は私たちが日本語を話すレベルの差が見ら
様な程度に,その人の脳みその素養で英語力が決まるのでしょう。

ながながと書きました。 また質問させて下さい。 そして大きなヒントを下さい。
ありがとうございました。


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