Re: 145万語達成しました。(ちょっと長文になりました)

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2875. Re: 145万語達成しました。(ちょっと長文になりました)

お名前: しお
投稿日: 2002/7/8(22:00)

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〉kikuhiroです。こんにちは。

〉〉 この調子で音読・シャドウイングを続けていけば、とても力がつくと思います。音だけを先に聞いて音を覚えてからテキストを見るのも是非是非やってみてくださいね。(もうしてらっしゃる?)

〉パターンとしてこんな感じでやっています。

〉1.一日のビニエットを勉強する最初の日(ビニエットの半分を中心に学習):

〉30分位静聴→30分間ディクテーション→30分位精読(意味も調べる)→30分間シャドーイング→1時間位音読

〉2.2日目以降2週間目まで:

〉1時間15分位シャドーイング→20分位ディクテーション→1時間位音読

〉但し2週間目の日曜日にもう一度ビニエットの後半について、1と同様に学習する。

〉このほかに賛否両論ありますが、和訳を英訳に変える(英作文)もしています。

〉えーっとこんな感じですが、音を覚えてからテキストを見るというのは1週間とかかけて初めてテキストを見るということでしょうか。あと文章が簡単に感じるのが不安です。というのはどこがわからないのかわからないからです。明らかにこの文法わからんというのがないんです。徹底的に調べる気が起こらない。これでよいのかちょっと不安です。

〉アドバイスよろしくお願いします。

 私が気になるのは、
 〉30分位静聴→30分間ディクテーション
 の部分です。
  ディクテーションというのは、優れた学習法だと思うのですが、聞きとれない部分をあまり何回も何回も
 意味をとろうと聞いていると、脳が勝手に「その音によく似たカタカナ発音の単語」を探しはじめてしまいがちです。
 前後の文章の意味から聞こえない部分を推測しようとしたら(たいていの人はそうすると思いますが)
 余計にこの傾向が強化されてしまいます。
  私個人としては、数回聞いて聞き取れない部分は、脳がカタカナモードになる前に、さっとテキストを見て、自分が
 聞こえた通りの音と単語(そして意味)を頭に焼き付ける方がいいのでは、と思います。そして、
 シャドウイングの量を増やして同じ音が同じ速さで出せるようにした方が、よく聞こえるようになると思います。

 
 
 〉えーっとこんな感じですが、音を覚えてからテキストを見るというのは1週間とかかけて初めてテキストを見るということでしょうか。

   その通りで、1週間とかかけて音を覚えてからテキストを見るということです。
  強力なカタカナ発音を脳から排除し、脳が耳だけからの情報に頼って情報処理できるようになるためには
  まず音だけを(なんとなくでも)覚えて、それから文章を読む・意味をとる、という順序で訓練するのが近道
  と思います。そうすることによって、知っているはずの単語を聞き取れない、ということが減ってきます。

   しかし、一日分のビニエットの半分(1分ちょっとくらい?)を30分静聴されているなら
  かなり音を覚えているのではないですか?
  いまのテキストは、現在なさっているように学習されたらいいと思います。
  ただし、先に述べたように、ディクテーションには時間をかけすぎない方がよいと思います。

  また、おすすめなのが、いまやっているテキストと並行して、違う月の「ビジネス英語」のビニエット1か月分をMDに編集して
  聴きまくっておくことです。これは時間のあるときにぼーっときいているだけでいいです。歌を聴いている気持ちです。
  できそうなら、そっくりの音をだして一緒にシャドウイングしてみるのもいいかもしれません。(鼻歌程度の気持ちで)
  無理に意味をとろうとすると、脳が聞こえた音に似ているカタカナ英単語をさがしてしまいます。
  3か月も聞いていれば、ぼやっと「次はこういうことをいうな(意味ではなく音です、念のため)」というのを自然に覚えます。
  いまのテキストの学習が進んでくると自然に分かる部分も増えてくると思います。
   そして今のテキストが終わり、MDで聴きまくったテキストにうつり、そこではじめてテキストを見て精読なりディクテーションなり
  をしたならまた一段と力がつくのではないでしょうか。ビジネス英会話を3か月分やりとおせば、そしてできるなら6ヶ月分やれば
  かなりの実力者と思います。

  もし、発音記号の識別があいまいなら、何か発音の本を買ってなんとか個々の音の区別が
  できるようにしておくのも、カタカナの強力な干渉を排除する有効な手段と思います。
  
 >あと文章が簡単に感じるのが不安です。というのはどこがわからないのかわからないからです。明らかにこの文法わからんというのがないんです。徹底的に調べる気が起こらない。これでよいのかちょっと不安です。

   別に不安に感じることはないと思いますよ。ビジネス英会話は、そんなにひねった言い方はでてきません。
  どんどんシャドウイングして吸収あるのみと思います。
 
 〉このほかに賛否両論ありますが、和訳を英訳に変える(英作文)もしています。

  シャドウイングして自分の血肉になったビニエットなら、和訳から英訳も容易と思います。
  和訳といっても、そこまで何回も音読されたなら、もはや和訳というよりイメージとして
  脳に蓄積されているのではないかと思います。自分のもっているイメージ(日本語)をすぐに
  英語にできるか確認するという意味では英作文は有効と思います。
  kikuhiroさんは、将来TOEFLを受験されるのでしたら必ずエッセイライティングがありますし、
  そのとき本当に役立つのは自分の血肉になった表現です。「この語法で正しかったかな」
  などと考え出したらもう時間切れです。私はTOEFL用のライティングの参考書を3冊ほど
  やったことがありますが、何を主題にするか、どういう論理構成でいくかを考えるのに
  に時間をとられるし、それを手が止まることなく書いていかなければ制限時間内に規定WORD数に
  達しないという感じでした。
  ビジネス英語にかぎらず、GRのシャドウイング・音読で自分が自信を持って使える表現を蓄積しておくことはとても大切と思います。

  TOEIC用の学習は本当の実力にならないという意見がありますが、アウトプット(スピーチ・エッセイ)
  等をはかる方法がない、という点ではうなずけます。しかし、リスニングセクションをきちんと聞き取れる
  ようになるのはとても重要と思いますし、これが聞き取れるようになるのは実力の向上以外何もの
  でもないと思います。留学を考えておられるなら、講義が聞き取れないほど悲しいことはないと
  思いますし、たぶんTOEICやビシネス英語のようなクリアな音声で話してくれないでしょう。

  TOEICのリーディングセクションについては、いまなさっている多読で十分でしょう。
  TOEICでは情報をザッピングする能力が主に問われていると思いますし、それよりはむしろ専攻したい
  分野の多読の方がよほど将来のためでしょう。専門書の多読をしておけば、カタカナリスニング
  をかなり補えるのではないでしょうか。
  文法や語彙は、多読+シャドウイングで基礎を盤石にされてからでよいと思います。
  


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