Re: 途中でやめるのはなぜむずかしい?

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/7/1(07:23)]

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1714. Re: 途中でやめるのはなぜむずかしい?

お名前: kirino
投稿日: 2002/5/9(01:17)

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レスを入れた積りが、登録されていなかったようです。
久しぶりに掲示板を覗いてみてびっくり!
自分の言葉足らずのせいで、メグさんを惑わしてしまったようで反省しています。

〉〉1レベルの低いものは、そもそも「我慢して読む」べき対象になっている。

〉1について、ぼくは最近「我慢して読まなければならないなら、
〉上のレベルに行ってもいい」かな?と考えています。
〉我慢して読まなければならないということは、レベルが低すぎるのかも
〉しれないと思うのです。どうでしょう?

この点について「我慢」の定義が違うというマリコさんの指摘はその通りです。
私の使った「我慢」の意味は、レベル0に関してのものであり、ストーリーの
単純さ、短さ故の物足りなさに関してのみ述べたものです。
古川さんもフォローしていただいているように、それ以外の点でレベル0は、
大きな意味があると思います。

自分の例で言うと、最初にレベル0を読んでその速度を計った際にあまりに
速度が遅いのを知って、自分の英語の土台の危うさを徹底的に自覚できた事が
あげられます。
こんな簡単な単語だけならHPにあるように6分以下で読めるだろうとタカを
括っていたところほぼ12分かかってしまった時のショックと来たら...
しかし、多読を進めることによって、徐々にスピードがあがり、今は5分程度
で読めることがあるくらいまで来ています。
ある程度多読が進んだ節目節目でレベル0は自分の進捗度を測るツールとして
使っていて、その時の読書は「我慢」ではなくて、「わくわくドキドキ」の、
楽しいものです。
そういった目的で見ると、総語数が全て1000語で統一されていることが
かえってメリットがあると思えてくるから不思議なものです。

次に、簡単な単語を使って結構複雑なことが表現できるのだという発見があり
ます。これは特に英会話に進む際には有効になっています。
自分の問題は、まず話したいことを日本語で考えるのですが、既にその時点で
語彙の十分に発達した日本語で考えているので、すぐ英訳不能状態に陥ってい
ました。
レベル0のように、基本動詞を有効に使い、しかも短い文の連続で表現する方
法は、その矯正にかなり役立ったと思います。

結論から言うと、「ストーリーを楽しむ」という点では「我慢」が必要ですが
トータルに見ると結構楽しみ方はあって、そうやって楽しみ方を見つけた方が
後々役に立つと思います。

そして、「ストーリーを楽しむ」という点で「我慢」が必要なのもレベル0まで
で、The Coldest Place On Earth を始めとして、レベル1からは既に
ストーリーを楽しむことが十分に可能です。
俳句が究極の制限があるが故に芸術性を高めたように、The Coldest Place On
Earth などは最早芸術の域に達していると思える位です。

メグさんへ
読書の楽しみを多様に捉えて、「食傷気味」などと言わず、Happy Reading の
幅を拡げましょう。

P.S. マリコさんへ
> kirino さん気を悪くなさらないでね。
とんでもない。そもそもハンドルネームですし全く気にしていません。
こちらこそ、不用意な発言を的確にフォローしていただいて、ありがとうござい
ました。


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