Re: SEG英語科について

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1552. Re: SEG英語科について

お名前: SSS英語学習法研究会 事務局 古川昭夫 http://www.seg.co.jp/fakio/
投稿日: 2002/4/29(16:03)

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>私は、SEGの高1eMasterコースにおいて英語を習う一生徒です。
>多読とはあらゆるSEG講師の目指すものなのでしょうか?
>数学者でおられる古川代表が英語について口を出すのはどうかと
>思うのですが、その点どのようにお考えなのでしょうか?


多読の必要性は、すべての英語講師が強調しているといっても過言では無いでしょう。SEGに限らず、すべての英語講師は、英語講師と名乗る以上「生徒が多読できる」よう目指す義務があると思います。 「英会話学校であろうと、学校の英語科であろうと、教えた結果を問題にするなら、多読ライブラリーを備えて学生に開放し、読みたい学生は自分に合ったレベルの本を薄い本でもよいから週に少なくとも1冊読めるようになっていなければならない」というのは至言だと思います。


意見の相違は、多読力も含めた英語力を養成するのに、方法論とととして「多読が中心が」「精読が中心か」「多読が先か」「精読が先か」と言うことでしょう。これについて、「精読中心」が効果的と思う教師はそのように教えれば良いし、「多読中心」が効果的と思う教師はそのように教えれば良いかと思っています。生徒は、どちらでも自分に向いていると思う方を選べるということではいけませんか?


むしろ、現在の問題は、どこの塾でも、学校でも「精読中心」の英語のクラスしかないために、その方法に違和感を感じる生徒も「精読・訳読」を余儀なくされていることです。「精読・文法・訳読」で教えている塾は多数あり、幅広い選択が可能であるのに対し、「多読中心」で学びたい生徒にはほとんど選択肢が無いのです。その観点から、SEGでは今後、「多読中心」のクラスを増やしていく方針です。


どちらの方法がより多くの生徒にとって効果的か、あるいは、どういうバランスが最適かということを調べていくのがこれからの課題だと思います。


現在、「多読中心派」は全世界的にみても少数派なため、その成果が、教師の個人的能力の高さによるものなのかメソッドによるものかを厳密に判定できません。しかし、少ないながらもその成果は、十分に高く評価できるものだと思います。たとえば、SEGで河合塾の模試で英語の偏差値が30だった生徒が、1年間でpaperbacksを楽しめるようになっています。この事実をひとつとってみても、「多読中心」のクラスを増やしていく、精読中心のクラスにも多読の部分を増やしていくことは十分に価値のあることだと思います。


私は、数学者出身ですが、今は数学者ではでは無いですよ。今の専門は教育と思っています。もちろん、私はSEGの経営責任者であるので、英語に限らず、日本語でも理科でも社会でも、すべてのことについて意見をもっています。もし、意見を持っていなければ、それこそ無責任というものでしょう。

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なお、今回は、この掲示板にてお答えしましたが、今後、SEGの英語についての
質問については、
<a href="http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb.cgi?b=eng"><URL:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb.cgi?b=eng></a>
の方をご利用ください。
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「新宿駅前学習塾」は、小川先生の中1数学クラスの新聞の名前ですね?


▲返答元

▼返答


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