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お名前: たこ焼
投稿日: 2004/12/2(08:18)
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SSS多読通信 第59号 (2004/12/02)
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【1】今週の100万語通過者(11/22-11/28)
【2】今週のお薦め本 「Step into Reading (SIR) 特集」
【3】今週の掲示板ダイジェスト
【4】SSS コラム 「『教えない』を教えられた経験」
【5】SSS ニュース
【6】編集後記 「I love SIR.」
編集:たこ焼
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【1】今週の100万語通過報告者 (11/22-11/28)
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今週の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございま〜す♪
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■つぼみさん・・英語の本を読むのが趣味に
「学生時代は英語が苦手。楽しくなかったから。」と仰るつぼみさん。そんな
つぼみさんが再び英語に取り組み始めたのは、2年前、続き読みたさに、当時
まだ未訳だったHarry Potterの第4巻を読み始めてからだとか。その時は、
「1ページに何十語も辞書をひきながら」の読書、「辞書は、引けば引くほど
ためになる」と信じてましたが、多読のおかげですっかり変わり、この辞書の
呪縛から抜け出し、日本語にも訳さなくなったそうです。「英語が嫌いだった
わたしが、いつのまにか、英語の本を読むのが趣味になっていました。」うん、
うん、よかったですねー。まだまだこれからもたくさん楽しめますよ〜。(^^)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=4485]
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【2】今週のお薦め本 「Step into Reading (SIR) 特集」
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う〜ん、数多いSIRの中から、どの本をお薦めするかは、とても難しいです。
評判のよい超定番としては、SEG Bookshopの「Starter Set C」がありますが、
この素晴らしいセットに負けじと、たこ焼も「お薦めSIRたこ焼セレクション」
をがんばって選んでみましたー。SIR1、SIR2、SIR3の各レベルから5冊ずつの
計15冊で〜す。さて、みなさんのお気に召しますでしょうか?(^^)
なお、各本のYLは、SIR1=0.3、SIR2=0.5、SIR3=0.9〜1.4、ぐらいです。
(SIRの公式サイト [url:http://www.randomhouse.com/kids/books/step/])
【ご注意下さい】流通やSSS書評において、SIRは現在、新版と旧版が混在して
います。新版は旧版よりもレベルの表示が1つ上です(旧Early SIR→新SIR1、
旧SIR1→新SIR2、旧SIR2→新SIR3)。この特集では、全て新版の表示です。
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■Bear Hugs (SIR1) 85語
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子ぐまがママやパパに"hug hug"をおねだり〜。実にいろんなhugがあります。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008130]
……………………………………………………………………………………………
■See the Yak Yak (SIR1) 88語
……………………………………………………………………………………………
「サルが去る・・」みたいなダジャレの英語版を集めた楽しい本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008132]
……………………………………………………………………………………………
■Dancing Dinos (SIR1) 113語
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踊る恐竜たち♪ リズムと韻が気持ちいい〜。躍動感ある楽しい絵もナイス!
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008131]
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■Piglet Feels Small (SIR1) 162語
……………………………………………………………………………………………
SIRには、この他にも「くまのプーさん」の本が5冊あります。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000004874]
……………………………………………………………………………………………
■There Is a Town (SIR1) 116語
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これが、西洋人の「物の捉え方・考え方」の一端なのかもしれません。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001264]
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■Want a Ride? (SIR2) 300語
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ワニが犬にちょっとイタズラ。するとその犬も・・。巡り巡って、最後には?
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008134]
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■Five Silly Fishermen (SIR2) 343語
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5人の"silly"な釣り師たち。数かぞえは苦手だけど、とても優しい人たち〜。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001288]
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■Platypus! (SIR2) 342語
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哺乳類でありながら卵を産むカモノハシ。その生態を詳しく解説。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007653]
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■A Dollar for Penny (SIR2) 246語
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レモネードを売ってお金がいっぱい〜♪ たくさん韻をふんで調子がいい〜♪
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001331]
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■My New Pet Is the Greatest (SIR2) 168語
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動物好きのサムは、ある日、恐竜を拾ってきてペットにしますが・・。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008135]
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■Mud Soup (SIR3) 719語
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Mud Soup! うげッ、何それ? やだぁ〜。ほんとに食べられるのぉぉ〜?
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008137]
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■Twisters! (SIR3) 1064語
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竜巻やハリケーンのあれこれについての解説。この本、絵がとっても印象的。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001391]
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■Johnny Appleseed: My Story (SIR3) 876語
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西部開拓時代、リンゴの苗を配り歩いたJohnny Appleseedさんのお話。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008136]
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■Down on the Funny Farm (SIR3) 1071語
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若い農夫が老人から農場をたった1ドルで買いました。この農場、なんか変!
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001349]
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■Tentacles! Tales of the Giant Squid (SIR3) 842語
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巨大イカの謎に迫る! エッ、巨大イカが船を襲う!ってホントの話!?
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008138]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト
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■スランプ気味・・
「五万語達成後、気分的には少し不調」と自己分析されているまこゆうさん。
返答のアドバイスは、多読入門者のみなさんにとても役立つと思います。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=t&id=7846]
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■「短時間にたくさん読まないと効果は薄い?」
というみゆぱぱさんの質問に、ゆ〜っくりでもいいから、自分のペースで長く
続ける事が大事、というアドバイスがありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=t&id=7847]
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■「早く読むことは大切なのでしょうか?」
というだいばーさんの質問に、返り読みさえしなければ、特にスピードを意識
する必要はなく、マイペースで読めばいい、というアドバイスがありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=t&id=7851]
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■「最近、GRがつまらなくなりました。レベルを落としたほうがいい?」
というチョコパフェさんの質問には、読みたいものを読むのが一番良くって、
好きな児童書をどんどん読んじゃいましょう♪というアドバイスがありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-level3&c=t&id=388]
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■「受験に向けてご指南をよろしくお願いします。」
もう少しで100万語到達という高校2年生のShigeさん。酒井先生をはじめ
とするみなさんからの返答は、受験に関わる人にとても参考になるでしょう。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=t&id=20380]
……………………………………………………………………………………………
■TOEIC初受験で感じたこと
「楽しんで読んでいるだけなのに、これだけの効果。」「私はもう英語の勉強
(単語丸暗記)に戻る気はありません。そう確信を持てた受験でした。」という
あめんぼさんの報告です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=20407]
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■カイさん・・「素敵な本とたくさん出会って400万語通過♪」
かつて「まだ読めるはずがない」と思っていた『The Neverending Story』を
スラスラ読めたことがきっかけとなり、「今まで大切に熟成させていた本達」
を次々と手に取られたそうです。この経験から、【読みたい本は手元に置いて
たまにはパラパラしてみよう】という教訓が生まれました。さらにこの他にも、
「なんでも読めるような気がする」や「ひょっとしてこのまま続けたら英語で
会話できるようになる?」など、素晴らしい言葉満載の報告です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=4352]
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■摂津富田さん・・「400万語通過。この方法ならずっと続けられる♪」
「SSS多読を知らなければ、決して読むことの無かったであろう本と出合えた
ことが大きな収穫のひとつ。まだまだ速く読めるようになりたい、聴けて話せ
て書けるようにもなりたいと、だんだん欲も増えてきた」と報告がありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=4361]
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■Jeremy Strong は、所ジョージ
「あっかるーいの。万人向けのお気楽さです♪」というJeremy Strongの本。
Julieさんの分析によれば、おバカ系と児童書系の2系統あるそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=14656]
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■『The Baby-Sitters Club (BSC)』についての残念な情報
BSCは、かなり多くの巻が絶版になっているようです。現在、購入できそうな
巻についての紹介が、さば猫さんからありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=14787]
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■素敵なクリスマス本
ケルアックさんたちから、「タドキストへのプレゼントにぴったり♪」という
素敵な本の紹介がありました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=t&id=14748]
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■オーディオブックいろいろ
オーディオブック好きを自認するみちるさんから、オススメの紹介がたくさん
ありました。アマゾンへのリンク付きです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=14719]
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■ネット上の音源素材の見つけ方
リンカーンのゲティスバーグ演説の朗読を聴けるサイトってあります?という
のっぽ@大阪さんの質問に、yamasinaさんから「検索サイトを使った探し方」
のアドバイスがありました。これで、いろんな素材を見つけられそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=t&id=1618]
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■英語で趣味…「洋楽」−カラオケにおける素晴らしき多読効果♪
歌を歌うのが大っ好きなakoさん。洋楽のカラオケでは、以前はメロディしか
アタマになかったのに、多読を始めてからは、「歌詞の字幕をしっかり読んで
るんです。大好きな趣味が、さらに深いものに・・」という報告です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=341]
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■世界史クラブ活動報告〜児童書編Part2〜
「今回見つけたオススメ!」「個人的に気に入った本」「歴史的背景を持つ
お話の本」の紹介などなど。杏樹さんの盛りだくさんな報告です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=345]
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【4】SSS コラム 「『教えない』を教えられた経験」(マリコ)
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数年前、あるところに投稿する英語の文章を酒井先生にチェックしてもらっ
たことがあります。「先生」に見てもらうときには、言い回しなども細かく赤
ペンでチェックされるのだろうと覚悟をして、原稿が戻ってくるのを楽しみに
待っていました。
ところが、実際には文法事項を数ヶ所直されただけで、「よく書けています」
というコメントまでついていました。自分の英語がどの程度のものかは自分が
一番よく知っています。「もっとしっかり読んでください」と言いましたが、
それ以上の添削はありませんでした。少しがっかりしましたが、「いいたいこ
とはよくわかる」という言葉に少し自信を得て、それ以降手紙を含めていろい
ろな短い文章を積極的に書くようになりました。
その後、前に見てもらった文章はやっぱり「よく書けた」文章とはいえない
ことがわかったのですが、その間、間違いを気にせず、意味が通じることを第
一目的として気軽に書けるようになりました。もし文章をみてもらったときに、
細かく添削されていたら、そのときは上手な文章に変わっていたとしても、も
っと書こうという気にはならなかったと思います。
多読授業三原則に、「教えない」というのがあります。方向性が間違ってい
なかったら、細かいことを訂正したり教えたりしないほうがいいということで
す。英語を書く初級者の場合、内容が正確に通じる文章であれば、よい文章で
ある必要はないのではないでしょうか。考えてみれば、日本語の文章でもそう
です。文章を細かく添削されたあとは、もっと書いてみようという気になかな
かなりません。文章を書いてみたいという気持ちがわいてきて、意味の通じる
文章をたくさん書き続けることが上手な文章を書けるようになる近道だと思い
ます。多読の「たくさん読んでいるうちに長い本も、難しい本も読めるように
なる」ということと通じると思います。
「書く気にさせる」「読む気にさせる」ことがSSS式教授法の真髄であり、
確かに有効な方法だと納得させられたエピソードでした。
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【5】SSS ニュース
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■多読を始めようと考えている英語教師の方を対象としたセミナーです。
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◆Nellies 池袋講演会
12月5日(日)池袋ハナシンビル
申込方法:電話03-3865-6213(担当:山中)まで。
※予約なしでの参加も原則可能ですがなるべくご予約下さい。詳細はこちら。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html#Tokyo-Nellies]
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【6】編集後記 「I love SIR.」 (たこ焼)
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やさしい絵本・・というと、最近のSSSでは、ORT (Oxford Reading Tree)や
LLL (Longman Literacy Land)といったシリーズが皆の注目を集めていますが、
たこ焼はSIR (Step into Reading)が大っ好きです。うふ、愛してますぅぅ。
リズムや韻に気を配られたSIRの文章は、声に出さない脳内音読であっても、
読んでいてとても気持ちがいいんです。また、様々なイラストレーターたちが
描いているいろんな絵は、味がそれぞれ異なっていて飽きません。絵をじっと
眺めているだけでもこれまた楽しいです。さらには、お話のバリエーションが
とっても豊富。1冊1冊の語数は少ないので、すぐに読み終ってしまいますが、
時間をおいての再読を繰り返して楽しめる本なので、コストパフォーマンスは
思ったほど悪いわけではありません。
極めつけのポイントは、SIR3以下のレベルの多くの本では、意味の区切りの
ところで頻繁に改行されているところ。この改行のおかげで、全く意識せずに
いつの間にか自然に「かたまり読み」の練習ができてしまう!という優れもの。
ね? すごいでしょ。
どうですぅぅ? あなたもSIRを読みたくなりましたぁ?(^^)
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次号の担当は あずきさん でーす。
今 週 も H a p p y R e a d i n g 〜♪
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