SSS多読通信 第312号 (2012/6/28)

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1415. SSS多読通信 第312号 (2012/6/28)

お名前: SSS 事務局 http://www.seg.co.jp/sss/
投稿日: 2012/6/28(02:38)

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       SSS多読通信 第312号 (2012/6/28)

       〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

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【1】100万語通過報告 (6/11〜6/24)
【2】今週のお薦め本特集 「考える絵本」3冊      (古川)
【3】SSSコラム   「英語が会社の公用語になる日」 (トオル)
【4】SSSニュース             (SSS英語多読研究会)
【5】編集後記                     (古川)

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【1】100万語通過報告 (6/11〜6/24)
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前回は、4名でしたが、この期間は報告が寄せられませんでした。また、次の
期間の報告をお待ちしています。
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【2】今号のお薦め本 考えさせる絵本
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The Conquerors (David Mckee)              YL1.2 406語
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 象のElmerの絵本の作者David Mckeeによる絵本です。強力な軍隊をもった、
ある独裁国の将軍は、次々に他国への侵略をして占領していきます。そして、
いよいよ最後に残った辺境の国に軍隊を送ります。しかし、その国には、軍隊
がなく、侵略軍は、住民の歓待を受けたのでした。しかし、歓待を受けている
うちに、軍人達は、戦争より平和が好きになっていくのでした。
http://www.amazon.co.jp/dp/1842704680/sss-22/
……………………………………………………………………………………………
Tadpole's Promise (Jeanne Willis, Tony Ross)   YL 1.5 370語
……………………………………………………………………………………………
柳と水面が出会う場所で、オタマジャクシとあおむしが出会い、恋に落ちます。
あおむしは、「黒真珠のようなあなたが好きよ、ずっとそのままでいてね」と
ねだります。しかし、オタマジャクシは、どんどん成長し、体の形も変わって
いきます。そして、オタマジャクシは、カエルになり、あおむしは、
チョウチョになって、再会しますが……
 イギリス人の子供は、こんな絵本で育つんだと、びっくりする人も…
http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007088
……………………………………………………………………………………………
Mr Wolf's Pancakes (Jan Fearnley)     YL 2.0  703語
……………………………………………………………………………………………
パロディ絵本です。昔話のいろいろな人物が登場しています。ある時、オオカ
ミさんは、パンケーキを作ろうと思い、隣人達の力を借りようとしますが、隣
人たちは、冷たく、協力してくれません。そこで、なんとか、自分で作りだし
ます。美味しい香りに引きつけられて、協力を断った隣人達が、お相伴にあず
かりたくてやってきます。オオカミさんは、それでも、ケチで強欲な彼らを、
食卓に招きます。
 オオカミさんが、日頃悪いことをしているから、隣人達は手助けしてくれな
かったのでもなさそうです。虐めているものは、逆襲にあってもしかたがない
という「教訓もの」です。なお、CD付きもあります。
http://www.amazon.co.jp/dp/140521581X/SSS-22
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【4】SSS コラム  「英語が会社の公用語になる日」(トオル)
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 こんにちは、トオルです。先日、工藤著「英語が会社の公用語になる日」を
読みました。もしも、突然公用語が英語になった会社に、英語が苦手な社員が
いたらどうなるだろうか?という発想から著者が書いたリアルストーリです。
 私が一番なるほどと思ったのは、自分の周りの環境が急に変わった時に、覚
悟を決めてやるか、それとも自分にはできないと諦めてやらないかの違いが成
果に大きな差をつけることです。私の同僚に英語のできないAさんがいます。
 Aさんは昨年、私のチームに異動して来ました。私のチームが担当している
プロジェクトは対象市場がグローバルなので、アメリカやヨーロッパの現地法
人の方々とテレビ会議、電話会議、メールでのやり取りを毎週のように行い、
年に数回はFace to Faceのミーティングをします。Aさんは英語があまりでき
なかったのですが、私のチームに来てから、覚悟を決めて英語に取り組んでい
ます。英語での会議に苦労しながら、励ましたり、叱ったり、とても大変な毎
日だったと思います。半年経って、実務ではまだまだ通用する英語力は身につ
いていませんが、TOEICは150点アップし、700点になりました。
 どうして短期間のうちに150点アップすることができたのでしょうか?異動し
て間もなく、英語ができるようにならないとグローバルなプロジェクトを進め
ていくことはできないと自覚し、覚悟を決めて英語に取り組んだからだと思い
ます。取り組み方もAさん本人が考え、自分の使える時間を最大限使ってでき
ることをやったからです。
 英語が会社の公用語になるのがいいと思ってはいませんが、Aさんにように
覚悟を決めてやる人が出てくることは組織が活性化され、結果として、仕事が
上手く進んでいくと思います。

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【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会)
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■多読関連セミナー など
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7/15   田原 図書館で英語多読を楽しもう  講師 西澤一
7/28-29  浦安 日本多読学会年会

内容・申込方法は、http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html
をご覧ください。
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■朝日小学生新聞 タドキッズ The Trampoline (Oxford)
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朝日小学生新聞では、毎月1回第4木曜日に、C'mon Tadokids コーナーで、
やさしい絵本を紹介しています。絵本の内容と音声は、朝日小学生新聞の
Web pageでもアクセスすることができます。
今月は、Oxford大学出版局の学習絵本シリーズ Oxford Reading Tree Decode
and Develop Stories Stage 1+ から『The Trampoline』を紹介しています。
コム風船を加工してできるBalloon Animalsが主人公達の絵本です。
下記で、絵本の内容と、その音声を楽しむことだできます。
http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm

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【5】編集後記                        (古川)
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 どこの国でも、政府は「増税」したく、国民は、「不要な増税」は嫌なわけ
で、本来、国会というのは、「増税したい政府」に対し、与党であれ、野党で
あれ、国民の代弁者たる国会議員は、それを精査して、歯止めをかける存在で
あるはずです。そして、税や社会保障制度に対して大きな変更をするのであれ
ば、事前にきちんとしたプランを説明し、その上で、選挙をやって国民の声を
聞いた上て決めるのが筋というものでしょう。
 増税は最終的にやむを得ないにしても、「消費税」を上げるのか、「資産
税」を上げるのか、「所得税」を上げるのか、「法人税」を上げるのかは、
もっと、議論がなされるべきで、「増税」=「消費税増税」ではなく、99%の
国民にとって、何がベストミックスなのか、真摯な議論があるべきです。
 そしてそれ以上に、「税」をなにに使うのか、どうやって使うのがが大きな
問題で、その議論が無く、「財政の健全化のため、税金は上げ、社会保障は
削る」というのは、本末転倒でしょう。
 正しいことをやっている自信があるならば、正々堂々と訴えて、選挙の洗礼
を得て、決めるべきで、選挙での国民の審判を避け、大政党の幹部だけの談合
で物事を決めるのでは、民主主義とはいえません。
 「国民と痛みを分かち合う」というのなら、もっと、正々堂々とした政治を
してもらいたいものです。
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多読通信、次号もお楽しみに! 【第2、第4木曜日発行】

〜読める本、読みたい本をお気楽に〜

今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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