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お名前: 杏樹
投稿日: 2014/12/25(02:45)
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みなさま、こんにちは。
フランス語で270万語通過したので報告します。
前回フランスで購入した本を紹介しましたが、未読のままおおまかに紹介したものをだいたい読みました。ついでに、シリーズもので欠けている分をAmazonで追加購入しました。
まず前回紹介した、小型のかわいらしい歴史人物の本。
短くてかなりダイジェスト的な内容ですが、すらすらとはいきません。後ろの方に関連人物紹介、地図と主要な地名の説明、それからクイズがいくつか。関連人物と地図は予備知識の助けを借りて読みました。
Jeanne D'Arc
これは読みやすかったです。よく知ってるから…?短くてあっという間に火刑。
De Vinci
フランス語だと「De」になるんですね。フランソワ1世に招かれてアンボワーズ城に来たところの絵を見て「アンボワーズ城だー」と喜ぶ。
Francois 1er
フランソワ1世。これはちょっと難しかったです。戦争に、お城づくりに、忙しい王さまでした。
ここからは追加購入分。
Vercingetorix
ガリアの英雄、ウェルキンゲトリクス。子ども時代から始まって、教育はドルイド僧から。やがてカエサルとの戦いに…。19世紀に銅像が建てられるなど、その頃にフランスの古代の英雄として注目されるようになったようです。
Charlemagne
シャルルマーニュ。
こういうのが絵本で読めるっていいなあ〜。アーヒェン大聖堂などけっこう臨場感あります。
Louis XIV
ルイ14世です。5歳で即位。両側には母后アンヌ・ドートリッシュとマザラン枢機卿。
ベルサイユ宮殿を建て、戦争をして…。
Marie-Antoinette
マリー・アントワネット。l'empereur Francois 1er de Lorraineって誰?と思ったら、お父さんのフランツ・シュテファンのことでした。確かにロートリンゲン公で神聖ローマ皇帝の帝位には付きましたけど。お母さんはMarie-Therese d'Autriche。
「ベルサイユのばら」で見覚えがある場面が次々と…。プチ・トリアノンのアモー(農家)やバスティーユ襲撃やヴァレンヌ逃亡、ルイ16世の処刑…。
NAPOLEON
有名な雪合戦の場面から始まります。戦争にどんどん勝って、エジプトに行って、皇帝になって。ロシア戦線にワーテルロー。短い、早い。そしてセント・ヘレナ島へ。フランス語他とSainte-Helene。
De Gaulle
ド・ゴールのことはあまり知りませんでした。第一次大戦に参加してたんですね。フランスがドイツに占領された時にイギリスに亡命してレジスタンスを呼びかけ、戦争が終わった後不遇の時代があり、やがて大統領に…。人物紹介のところには、ルーズベルト、チャーチル、ヒトラーが並んでいます。
次、シノン城でみつけた「Histoire de France」
子供向けでイラストが豊富で、ちゃんとした通史になっています。でも途中でわかりにくくて投げようかと思いました。それでもがんばって読んでいったら、なんとか最後までたどり着きました。フランス史をコンパクトにうまくまとめてあります。フランス人が基礎知識として知っておくべき「フランス史」ってこうなんだな、と思いました。
それから、アンボワーズ城の売店でみつけたGuillaume petit shevalierシリーズを、Amazonで残り全部購入しました。これは「大当り!」でした。
1.LE TOURNOI DE TRISTELANDE
GuillaumeはComte Aldebert de la Bretelle-Demonsacの息子で、Malecombe城に住んでいます。お父さんはComteですが、貧乏でお城もボロボロ。でも両親と妹といつも楽しく暮らしています。しかしあまりにも貧しくて食べるものすら不自由する日々。お父さんはGuillaumeに家を出てDuc Tristelandeの所にに騎士修行くように言いました。見るからに尊大で悪人面のDucに、性格の悪そ〜な息子のAdhenar。Guillaumeはいろいろいじめられます。
やがて馬上槍試合の日が来ました…。
2.LE SECRET DE L'ABBAYE
Guillaumeは今度は修道院へ勉強に行かされます。修道院へ行くと、同じような年齢の男の子たちが修道士から教えを受けています。そこにいたのはAdhemar!またもやAdhemarはGuillaumeをいじめます。
3.LA NUIT DES LOUPS
寒い冬、相変わらず食べ物のないMalecombe城。Guillaumeはお父さんに連れられて狩りに行きます。夜になり、森で夜明かしをすることになりましたが、そこに狼が!
そして、やっぱり登場するAdhemar。
4.TRANCHELARD LE BRIGAND
ついにお城の塔の屋根が崩れてしまいました。お父さんはいとこに修理代を借りに行くため出かけます。そうしたら、森で盗賊に遭って捕えられてしまいます。それを知ったGuillaumeはお父さんを助けようと…。そのためにDuc Tristelandeへ…?
5.LE FESTIN DE MALECOMBE
やっぱり食べ物のないMlecombe城。Guillaumeは家族のために、Duc Tristelandeのお城へ働きに出かけます。今度は厨房でのお手伝い。しかしそこにもAdhemarがやってきます。
6.LA GRANDE FOIRE
城の金庫はからっぽ。Guillaumeはお母さんの作るbeignet(焼き菓子みたいなものらしい)が好きなのですが、これをたくさん作って市へ持って行って売ることを思いつきます。家族みんなで市へ行き、beignetを売ろうとしたら、Duc de Tristelande親子がやってきた!
このあたりで気が付いたのですが、これはただ単にお話のシリーズとして続いているだけではなくて、それぞれの巻で中世の生活状況がわかるように一つずつテーマを設定してあるようです。1巻では騎士修行、2巻では修道院、という風に。
ここからは端折りますが、建設中の聖堂が出てくる巻、ペストと薬草、さらに中世の恋愛事情まで。そしてお話自体はけっこうワンパターンで、Guillaumeが何かしようとするとAdhemarが出てきて邪魔をするのです。ということで、現在12巻まで出てます。
J'aime Lireより短くてやさしくて読みやすいです。中世の気分にひたれます。たまにオチがわからないこともありますが…。でもこのシリーズに出会えてよかったです。
それから、パリの児童書店で「J'aime Lire Plus」を見つけたので、この間何冊か読めたし挑戦してみようと思って購入しました。
Le fantome du theatre
1930年代、パリで古い劇場を父親から受け継いだGabriel。しかしその劇場には若い女性の幽霊が出るのです。彼女は昔劇場で死んだ女性だそうですが、いったいなぜ…しかもそこに父親が関係しているらしい?Gabrielは真相究明しようとします。
…これ、児童書?主人公のGabrielは絵ではヒゲをはやしてるし、出てくるのも大人ばかり。1930年代のパリの雰囲気とか、私は好物ですけど子どもにどこまで伝わるのか。
謎解きはあまりわからず。
Leila et la memoire des roses
お母さんと新しい街にやってきたLeila。雑貨屋さんで出会ったおばあさんの荷物を運んであげたことから、その家に出入りするようになります。そうしたら、おばあさんには重い過去がありました。おばあさんはユダヤ人で、戦争中に捕えられ、夫と子供と離ればなれになってしまったのです。
空港で衝動買いした雑誌版J'aime Lireは挫折しました…。中世が舞台の騎士物語なのでなんとか読みたかったんですが、あまりにも何が書いてあるかわからなかったので…。
これでフランスで買ってきた本はほとんど読んでしまったので、あとは持っているものから。
まず、フランスへ行く前に途中まで読んでいた本。
Letteres de mon moulin
ACHETTEの文学もののNIVEAU2です。アルフォンス・ドーデの「風車小屋だより」です。南仏の風車小屋に住んで、そこで見聞きしたことを綴っています。この中に「アルルの女」もありました。後半はこの作品と作者に関する解説です。やっぱり2だけあって、理解はまだら…。
Attention aux pickpockets!
ACHETTEのGRで再読です。
Le Roi Arthur
これも再読。多読のかなり初期に買ったCD付きシリーズですが、たぶん最初に読んだときはほとんどわかってなかったと思う…。今読んだらスムーズに読めました。アーサー王物語です。でもかなりはしょってます。
Simon, l'ami de l'onble
J'aime lire Plusで未読のもの。とりあえずPlusはまあなんとか読めるようになってきたみたいです。理解度は高くありませんが…。
これはドイツ占領下のフランスの話です。Charleneはドイツ軍が来たー!ということで、両親と弟と、突然家を出ることになりました。お父さんは荷車に荷物を載せ、近所の人たちも一緒にみんなでひたすら歩いて行きます。そうしたら、途中の森で一人の男の子に出会います。細かい所はわからないものの、緊迫した雰囲気やおおまかな内容は伝わってきて、二人の交流にじんときました。
ここでそろそろ通過しそうなので何を読もう…と思って、引っ張り出してきたのはACHETTEの文学もののNiveau1の「CARMEN」
多読の初期に買ったGRで、その時「1」だから読めるかな〜と思ったら…大間違いでした。有名な話なのであらすじは知ってるつもりで無理矢理最後まで読んだので一応再読。
でも、今読んだらかなり内容はわかるようになったのですが、私が知っていると思ったのはオペラの内容で、原作はいろいろ違うことがわかりました。最初読んだときはこんなこと、全然わからなかった!理解度5%ぐらいだったかも…。
ミカエラはオペラの創作だと言うことは知っていました。でもエスカミリオもいなかった。別の闘牛士が出てきましたけど。そしてこれはホセが牢獄で身の上話をしている内容だったのです。
地図もありました。フランス語だとスペインの地名が微妙に違います。登場人物の名前とか、フランス読みにするべきなのか…?でもJoseは「ホセ」じゃないと変な感じだし…。
ここで270万語通過しました。
やっぱり、読んでいればそのうち読めるようになるんだな〜と思います。ずっと置いていた文学もののGRやJ'aime Lire Plusが読めるようになったので、これから読める本が広がって行きそうです。ただ、投げずに最後までいけるようになった、というだけで、わからないところはまだまだ多いんですけれど。
おまけ。
mixiで旅行記を書いていたら、人からブログの方がもっと広く読んでもらえると言われてブログを開設してしまいました。フランスの旅行記です。
[url:http://ameblo.jp/serindia/entry-11947420065.html]
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