柊さん、ありがとうございます

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/7/19(03:56)]

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2646. 柊さん、ありがとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2014/2/17(00:06)

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柊さん、こんにちは。

〉〉フランス語で240万語通過しました。

〉杏樹さん、240万語通過おめでとうございます。

ありがとうございます。

〉〉230万語からかなり月日が経っています。今調べたら9月でした。英語でプリデイン物語とか読んだり(「本のことなんでも」で報告済み)、中国語で突発的に買った分厚い本を読んだり、そしてスペイン史にハマって日本語でスペイン史の本を読んでいたり(といってもスペインの黄金時代、大航海時代とかじゃなくてイスラム時代中心)したので…。

〉おおー、私も「アラブから見た十字軍」を読もうとしては挫折しています(もちろん日本語)。Mon HistoireのBlanche de Castilleでも、イスラムの人たちとは戦っている一方で、そのおかげで紙が手に入ったり。面白そうだと思ったのですが、アミン・マアルーフ、手強いですね。

アミン・マアルーフはずっと前に「サマルカンド年代記」を読みました(もちろん日本語)。とても面白かったです。「アラブから見た十字軍」もおもしろそう、と思いながら読み損ねてます。イスラムにも興味はありますか?
スペイン関連で読んだ本では「寛容の文化 ムスリム、ユダヤ人、キリスト教徒の中世スペイン」(マリア・ロサ・メノカル著 名古屋大学出版会)がおもしろかったです。著者名を見てスペインの本かと思ったら原書は英語でした。スペイン系の人には違いないようですけれど。
原題はThe Ornament of the Worldと言います。イスラム時代のコルドバの繁栄を見て、当時の人が「世界の宝飾」と呼んだということです。

脱線ついでに、柊さんならスペインに興味を持つかと思いますので、スペインへ行ったときの写真をリンクしてみます。初めてスペインへ行って興奮しまくりでした。
[url:http://4travel.jp/travelogue/10740922]

〉〉それからJ'aime Lireもちょこっと再読。

〉ううー、私は未だに絵本が苦手というか、苦手な記憶しかないので手すら出さないです。Chateau Magiqueは例外ですが、あれで難しいんだから、もっと幼い子ども用のは、絶対に難しいに違いないと思っていて。

英語でも絵本が苦手、という人はいますね。
モンテ・クリスト伯を原書で読むなら、無理に読まなくていいと思います。
私もJ'aime Lireは何度読んでもなかなか「やさしくなった」という感じがしないんです。

〉〉「Les Malheurs de Sophie」(30000語)
〉〉小さな女の子、Sophieのお話です。
〉〉小さい子って入るなと言われたところに入り、触るなと言われたものに触り、ここで待ってなさいと言えばどこかへ行ってしまうもの。おまけに「いいこと考えた!」と言ってワクワクして何かをすると…困ったことになってお母さんに怒られてしまいます。
〉〉そんな日常を描いたエピソードを集めてあります。
〉〉で、作者は230万語報告の時にも紹介しましたが、19世紀のComtesseつまり伯爵夫人です。Sophieちゃんの「日常生活」はそのレベルの日常生活です。まずLa Booneという人が出てきます。最初はわからないまま飛ばしてたんですが、気になって辞書を引いてみました。そうしたら、女中、子守り女。SopiheちゃんにはLa Booneがついているのです。そして悪さをすると(Sophieちゃんとしては、悪いことをしようと思ったのではないのですが結果的に…)、お母さんに怒られて、「ディナー」を食べさせてもらえなくなるのです。「お部屋へお行きなさい」と追い出され、後でLa Boonneがお部屋に食べるものを持ってきてくれるのです。

〉Booneというのはするとnourriceみたいなものなのでしょうね。伯爵令嬢の日常生活、何か面白そうです。メモメモ。

nourriceとなると本当に「乳母」になるので、おつきの使用人、侍女など範囲はもうちょっと広いかも。

〉〉さらにおもしろいのは、お母さんが怒ると言葉遣いが丁寧になるのです。フランス語では普通仲のいい友達や家族が二人称で呼ぶときは「tu」を使います。初対面の人やあまり親しくない人には複数形兼用の「vous」を使います。お母さんが怒る時はSophieちゃんに対して「vous」になってしまうのです。当然動詞の活用もそれに合わせます。しかも自分の娘にMademoiselle(マドモワゼル)」なんて呼びかけるのです。するとそのうち、お母さんが丁寧な言葉遣いになると「恐い〜!」と思うようになりました。

〉メモメモ。

韓国も同じようなところがあるみたいで、おもしろいですね。

〉〉さて、それから60万語のころに、アメリカで出ているやさしいフランス語リーダーを読みました。今よりもずっと、もっと、読む本に困っていた時に、アメリカのアマゾンで学習用のリーダーがあるんじゃないかと思って探して何冊か買ってみたのです。そして本当にやさしくて読めたもの、途中で挫折したものいろいろありました。

〉英語の本のTOEICスコア何点相当、というのもあてになりませんし、文法や語彙暗記をやった人の簡単と、タドキストの易しいも違うでしょうしねえ。先日、Wayside Schoolが470点というのを見ましたが、あのギャグを理解するのは結構大変そうな気が。470点、私取れないと思いますけど。

TOEIC何点、って全くアテになりませんね。もっとも英語圏の作家がそんな試験の言葉を基準にして本を書くわけがありあませんから。特に児童書は点数だけでは読めないものが多いと思います。

〉〉Beginner's French Reader(1987語)
〉〉これが一番薄くてやさしくて、当時もちゃんと読めました。ということでまずこれを再読。

〉1987語だったら、無理矢理ごりごりしても読み切れるか。あ、私、ラ・フォンテーヌの詩が二つでお手上げだったんでした。

これは本当にやさしいので、柊さんなら楽勝じゃないでしょうか。

〉〉Easy French Reader(25735語)

〉名前がまず怪しいですね。内容を聞くともっと怪しいですね。絶対Easyじゃないと思います、それは。

Part1は本当に初級者向けのリーダーなので大丈夫です。
Part2はEasyとは言えませんが、フランスの歴史ですので、柊さんなら興味のある時代だけでも読んでみたらいけるんじゃないかと思います。
Part3は嫌がらせかと思うような難しさです。

〉〉それから、前に本を開いて即挫折したリーダー。
〉〉Elementary French Reader(15671語)
〉〉それほど分厚くはないのですが、字が細かくて、しかもちょっと不鮮明。なんだ、これは…と思ったら、なんと1918年出版の本だったのです。本自体はきれいで新しいので、ロングセラーなんでしょう。出版社はマクミランです。こんなの、読んでられない〜と投げてしまったのですが、今回細かくて不鮮明な字に挑戦してみました。

〉字の大きさを変えるだけで、顕著にYLが変わりますよね。私は紙の本では読めないモンテ・クリスト伯が、Kindleで思いっきり文字を大きくしたら読めましたし、字が不鮮明で投げた本が沢山あります。大体が、その後Project Gutenbergで見つかるんですよね、そういう本。

そうでしたか。文字でも読みやすさは変わりますね。
このリーダーは人にはお勧めできないと思いました。字があまりにも読みにくすぎます。

〉〉で、この本で240万語通過しました。

〉〉また、フランス語の歌のCDを買いました。
〉〉ダニエル・ビダルって知ってる人いますか?昔「天使のらくがき」や「私はシャンソン」という歌が日本でもヒットしました。「私はシャンソン」は、カーペンターズの「イエスタデイ・ワンスモア」で初めて「洋楽」を覚えたころに知った歌です。ダニエル・ビダルは日本にも何度か来て、テレビで歌っているのを見ました。ふと思いついて探してみたら、日本でベストCDが発売されているのを知って購入しました。歌詞対訳付き。わかりやすいフランス語です。今頃になって「私はシャンソン」をもう一度聞くことができるなんて思いませんでした。今聞いてもこの歌は好きですね。

〉どこかで試聴してみよう。メモメモ。

〉〉それから、クロード・フランソワ。シャンソン全集で「シャンソン・ポピュレール」という歌を知って、もっとこういう歌聞きたいなと思って探したら、これも日本でベストCDが出ていました。歌詞対訳付き。こちらもわかりやすくて聞きやすいです。この中に「イエスタデイ・ワンスモア」のフランス語版が入っていました。英語は知っているので、聞いていると英語の連想で歌詞がわかります。

〉Shalalaですね。今すごく気に入って、寝る前にかけています。歌詞を書いて暗記しようとしていたら、それなりに歌えるようになりました。

そうです、フランス語版はタイトルがそうなっっちゃってるんですよね。柊さん、お気に入りですか。

〉〉最近この人を主人公にした映画ができました。「最後のマイウェイ」というタイトルで日本でも上映されました。…見てないんですけど…。実はフランク・シナトラで有名な「マイ・ウェイ」は、クロード・フランソワが歌った「Comme D'habitude(いつものように)」という歌が原曲なのです。この歌をポール・アンカが聞いて、原曲とは全く違う英語の歌詞を考えて、フランク・シナトラが歌って大ヒットしたのです。原曲は「いつものように」というタイトル通り、全然「マイ・ウェイ」つまり自分の歩んできた道を歌い上げるようなじゃありません。

〉Comme D'habitudeですか。これも探してみよう。メモメモ。

〉Comme d'habitude。CLAMPのCloverで「調子はどうだね?」「いつもとおんなじだよ」という台詞の訳で出てきたのが忘れられない言葉ですね。

そういう風に出会うと覚えやすいですね。この歌もこのフレーズがしつこく繰り返されるので、聞いたらイヤでも覚えます。

〉〉さらに、「フレンチ・カフェ・ミュージック〜パリのミュゼット」というCDも買いました。ミュゼットといえば、フランスの映像などでBGMで流れるアコーディオンのような調べ。これを聞くと気分はパリです。

〉気分は大事ですよね。参考になる情報が沢山ありました。色々探してみます。A bientot!

参考になりましたか。読んでる本は全然違うんですけどねー。
A bientot!


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