フランス語で230万語通過

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2527. フランス語で230万語通過

お名前: 杏樹
投稿日: 2013/9/27(23:56)

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フランス語で230万語通過しました。

とりあえず読んだのはChatesu Magiqueの新刊2冊。原書のはずの英語版は見つからないのに、フランス語翻訳版だけが出続けている不思議なシリーズです。

「La Princesse Orla et la trefre magique」
今度はアイルランドが舞台です。なので靴作りの小人が出てきます。理解度は低いですが、無理矢理読みました。

「Les Princesses chinoise et le demon」
この巻は中国、しかもお姫様は二人。双子なのです。で、demonというのがSun Wukongつまり孫悟空です。Demonじゃないだろうと思いましたが、とりあえずいたずら騒ぎを起こす性質は近いと言えるかも。
それにしても、3巻の日本もひどかったですが、今回の中国もひどいですね。お姫様の衣装は「広い帯」という記述があって絵もじっさい日本の着物がまざってるみたいですし。
そして、宮殿の絵を見て、日本の時のも合わせて考えますと、どうやらヨーロッパ人には「木造の宮殿」というものが想像できないのではないかと。
内容は…やっぱり理解度が低くて無理矢理。

さて、相変わらず読める本を探すのに苦労してまして、中国語の時は子供向けの歴史故事関連の本を探して読みやすい本を集めていたので、それを思い出してフランス語でも子供向けの歴史の本を探してみたんですけど、どれも読めないものだらけ。それで今度はcontesまたは contes de Fees(=Fairy tale)をキーワードに検索してみました。といっても、白雪姫やシンデレラみたいなのばかりではおもしろくないので、もうちょっと知られていないようなお話はないかと思って探してみたら…そうしたら、かわいくておしゃれな表紙の本が出てきて、それに惹かれて買ってしまいました。

「Nouveaux Contes de Fees」(Comtesse de Segur(eの上にはアクサンが付きます)著、Hachette)52000語
[url:http://www.amazon.fr/Nouveaux-contes-f%C3%A9es-Comtesse-S%C3%A9gur/dp/2012014151/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1380293562&sr=8-1&keywords=nouveaux+contes+de+f%C3%A9es]

Nouveauだから知らないおとぎ話があるかなと思いました。
著者は最初に紹介があって、1799年、ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。…え?!その後家族でフランスへ移住し、Segur伯爵と結婚してComtesse de Segurになりました。フランス人に聞いたら、この人の本はかなり有名で、「古典」みたいなものだそうです。ここに入っているお話もよく知っているそうです。
買ってみたものの、ちょっと分厚いのでまだまだ読めないかな、と思いましたがとりあえずのぞいてみました。最初の1ページ…なんかわかります。そのまま読み続けます。ずっと読めてしまいます。文章はわりあい「教科書通り」みたいな感じで、クセがなくてわかりやすいように思います。未知単語も多いですが、辞書を引いたら文章の意味がちゃんとわかります。文章が難しいと辞書を引いてもわかりませんから。でもこの本はかなりわかります。おとぎ話のせいか、時々話がぶっ飛んで「?」になることもありますけれど。

5つのお話が入っています。
Histoire de Blondine, de Bonnne-Biche et de Beau-Minon
Le Bon Petit Henri
Histoire de la princesse Rosette
La Petit Souris grise
Ourson
それぞれいくつかの章に分かれていて、一つの章があまり長くないので区切りになっているのも読みやすいです。

読んでいるときに知らない単語を引いてみたら、動詞の活用なので、辞書の後ろの活用表を見てみました。そうしたら「半過去」の活用形。「ふーん」と思ってさらに読み進み、また辞書を引いたら…また「半過去」の活用形。しかも三人称単数。お話の記述に使われているので三人称単数だな、ということは想像できます。しかも語尾がほとんどみんな同じ。「半過去」という用語の意味を考えても仕方がないので、こういう形の語尾は「お話で使われる過去形」という認識で覚えました。

この人の本はほかにもありますので、そのうち読んでみたいと思います。

で、この総語数ですので、長い本が読めるようになったような気がして、置いてあったMon Histoireのシリーズを読もうと思いました。…そうしたら、さっぱりわかりません。がんばって読み進めてみましたが、「こらアカン」と思って投げました。

そうして、段ボールの中をあれこれ探してみたら、絵本がいくつか出てきました。フランス語の多読をしようと思った時にまず何を読んだらいいのかわからず適当に絵本を何冊か買ったもののです。しかしいざ読もうと思ったらどれもこれも読めなくて挫折していたのです。フランス語の絵本って字が細かいのが多く、それに普通の絵本は英語の時も難しかった。やはり絵本は難しいもののようです。それで絵本はあきらめて、むしろある程度長さのあるお話の方が飛ばして読んでもいけるかも、と思って手を出したのが「プチ・ニコラ」だったなあ、と思い出しました。
でもこれらの絵本も今なら読めるかも?と思って読んでみました。…読める!しかもわかりやすい!220万語報告で、GRがスムーズに読めるようになってきた、と書きましたが、絵本も読めるようになって、ようやく「読みやすい本」「やさしい本」ができてきました。わからない、読めない本を無理矢理読みながらでも、続けていたら、いつかは読めるようになってくるんですねえ。

この時読んだ絵本は…
Poule rousse(860語)
Quand Coulicoco dort(293語)
La Vache Orange(732語)
Le petit bonhomme de pain d'epice(907語)
Le soupe aux cailloux(869語)
On n'a va jamias vu ca!(869語)

それから
L'enorme crocodile(2764語)
ダールのThe Enormous Crocodileのフランス語版です。

さらにフランスアマゾンを探していたら、新しいシリーズが見つかりました。

Je Suis en CP

というシリーズです。220万語で読んだ本で知りましたが、「CP」というのは小学校1年のことです。1年生が本を読むためのシリーズなのでやさしいかもしれないと思って購入してみました。そうしたら、これが「当たり」でした。とってもやさしくて読みやすいです。絵のグロサリーがあったり、発音の注意があったりします。
1冊めは
「C'est la rentree!」(257語)
最初に学校へ行く日です。
[url:http://www.amazon.fr/Cest-rentr%C3%A9e-Magdalena/dp/2081247984/ref=sr_1_sc_1?ie=UTF8&qid=1380293663&sr=8-1-spell&keywords=ju+suis+en+CP]

emilieちゃんの新刊も出ました。
「emilie en route pour l'cole」(267語)
emilieちゃんが学校へ…え?!小学生だったの?とても小学生とは思えないんですけど。幼稚園ならわかるんですけど。

さらにNathan Pocheも追加しました。

前からいくつか買っているLes animaux de Louのシリーズで
「Reviens, Petit Lapain!」(764語)
今回は学校に迷い込んだウサギさんのおはなしです。
このシリーズは読みやすいです。

題材に惹かれて買ったのが
L'apprenti Chevalierシリーズ(といっても2冊だけ)
騎士見習いecuyerのSolalのお話です。
「A vos ordres!」(749語)
とても強い騎士、Bernardはecuyerを雇うために募集をしました。やってきたのは…。
Solalが採用されるまでのお話です。
「Ma premiere mission!」(618語)
最初のmissionは…といってもあまり「騎士」らしくないような?

このシリーズはまだちょっと読みやすいとは言いにくいです。
おおむねNathan Pocheは他の絵本のシリーズよりむずかしめな気がします。

絵本ばかりでは語数がなかなか進まないので、GRも続けて読んでみました。
わかりにくいものが多くてずっと置きっぱなしだったHachetteのレベル2に挑戦してみました。
「La cite perdue」(3300語)
やっぱりわかりにくかった…。文章よりも、設定や展開がナゾで。特に最終章は何のオチやら。

やっぱりGRはCLEですね。でもNiveau3まで再読もしてしまったのでNiveau4へ…。
「Le coeur entre les dents」(4800語)
わかるようなわからないような。最初の方はまだわかりそうな気がしたんですが、展開がどうも好きになれなくて。
で、この本を読んだら230万語通過しました。

あとは、前から言っていますがシャンソンのCDを聞いています。全集10巻を全部聞いた後、気に入った歌手のアルバムを探してみたりしました。多言語カラオケでもシャンソンのレパートリーを少しずつ増やしています。フランス語の音は、英語よりもずっとわかりやすいような気がします。


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