初めの一歩！

　勤務する高校の授業で初めて多読をとりあげてみました。
英語が苦手と公言する生徒が多いので、まさかこんなに英語の絵本に飛びついてくるなんて、うれしい誤算でした。
図書室から借りたワゴンに、少しずつ買いためたＯＲＴやＩＣＲ、ＧＲを200冊くらい入れて、教材室から教室に向かうとき、ろうかに生徒の花道が出来たのにはぴっくりでした。英語圏の絵本が発するオーラ（？）が、生徒たちの足を止めさせたようです。
　授業の中でもあちこちで女の子たちの楽しそうな笑い声や、驚いたような声、一人でにっこりする男子など色々な反応でした。ＳＳＳ方式のやり方を初めに徹底したせいか、単語の意味を聞く者もなく、辞書もひかずに楽しく読み始めてくれて、何だか夢をみているようでした。
　この感動が今後うまく続いていくのか、その力量が今の私には不足しているので、どう生徒たちを導いてあげたらよいのか、新たな悩みは出てきています。
でもとにかく、初めの一歩を踏み出すことが出来ました。英語教師になって以来、こんなに授業中うれしく思ったことはなかったです。
生徒に英語を好きになってもらいたい、多読を楽しみながら力を付けていってもらいたいという悲願に向けて始動できました。
　まずは、たくさんの励ましを頂いた酒井先生、古川先生、神田先生に感謝申し上げます。
　これからも継続的に報告していきたいと思います。