Re: 100万語停滞倶楽部 部員の悩み

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/7/17(12:49)]

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473. Re: 100万語停滞倶楽部 部員の悩み

お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/4/21(22:59)

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samatsさん、こんにちは。あずきです。
100万語以降って、思ったより悩み多き時期ですよね。私も、130万語のときに
見事に停滞しました。きっと、ある程度、自由に本を選べるようになったから
こその悩みだと思いますし、また、100万語〜200万語あたりは、何をどう読む
か悩む時期でもあると思います。ですから、100万語過ぎても、なーんにも気に
しないでどんどん、こちらで、報告したり、悩み相談してください。

〉でも、前半部分はちっとも体に響いてこないのです。
〉結局君に会えてpleasedなのかnot pleasedなのかわかりにくいのです。
〉これも結局は経験なのかなと思いながら、こういうのを読み飛ばし
〉続けてきました。
〉後半さえわかればストーリーの進み方にはあまり支障がないので。

〉だから時にはふとこういうのを読み込んで身に着けていった方が
〉いいのかなあと。
〉この時期、どんな風に読み飛ばしていくものなのか、ちょっと
〉悩んでいます。

既に、お気づきのようですが、これも経験というか、量が解決します。
何度も何度も同じ単語に出会ううちに、単語の意味がみえてくるように、文章
も、似たような文章に何度も出会ううちに、こういう文章はこうこんな感じの
意味というふうに、文章全体のニュアンスがみえてきます。そこまでくれば、
次に、同じような文章に出会ったときには、もうその文章は読みとばさなくて
も、意味やニュアンスを感じられるようになるでしょう。

"Not that I'm not pleased to meet you"は、
君に会えてうれしくない/わけじゃないんだよ。ということを、言いたいのだと
思いますが、たとえば、日本語なら、子供が、「うれしくない/わけじゃない」
という言葉の意味がわかるようになるまでの道のりで、文法を使って解釈して、
これは二重否定だ!とか、思いつつ、理解できるようになったわけではありま
せんよね。
「読みたくないわけじゃない」
「話したくないわけじゃない」
「聞きたくないわけじゃない」
といった似たような文章を、聞いたり、読んだりして、「うれしくないわけじゃ
ない」という言葉の意味やニュアンスも、わかるようになったんだと思います。

ですから、飛ばしているところは、そのうちわかるところだと思って、安心して
読み飛ばしてください。読んでいて楽しいなら、どんどん読んで、似たような言
葉に触れてわかるようになればいいのです。実際、私もそうやって読めるように
なりましたし、文章のニュアンスを感じられるようになりました。反対に、飛ば
していた文章を、毎回読み込んでいたら、1冊読むのもいやになって、きっと、
たくさんの文章には触れられなかったと思います。読み飛ばしは、たくさんの
言葉に触れるための、ひとつの技だと思って、楽しめる範囲で、どんどん読み飛
ばしてください。

もし、読み飛ばしが上手くなったけれど、あらすじだけ追っていて、なんとな
く、しっくりこないというときは、易しい本をあわせて読むのもいいと思いま
す。GRが苦手なら、児童書でもいいし。難しい文章の中に埋もれているとわか
らない文章も、易しい文章の中で読むと、ふとわかるということもありますよ。
とにかく急ぐことはないですよ。本は、逃げませんから。あらすじだけ追って
いるだけではつまらないと思ったら、本棚に戻して十分、熟成させてからでも、
楽しめます(^^

ではでは、Happy reading !


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