SSS多読通信 第35号:「絵本300冊で10万語!」はブッククラブから生まれた(マリコ)

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[う〜む] 12481. SSS多読通信 第35号:「絵本300冊で10万語!」はブッククラブから生まれた(マリコ)

お名前: apple http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5353/
投稿日: 2004/6/26(16:25)

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> 【4】SSS コラム                    
>    「絵本300冊で10万語!」はブッククラブから生まれた (マリコ)
> ───────────────────────────────────
>  最近、新宿ブッククラブの会員で絵本300冊で10万語を読んだ方の報告
> がありました。それを今回の多読通信の特選投稿に選ぶかどうかで編集者の中
> で意見がわかれました。
>  掲載に反対組の理由は、
>   (1)300冊の絵本というと約18万円もの費用がかかるため、だれにで
>    もできることではないので参考にならない。
>   (2)むしろ近くにブッククラブがある人に対してうらやましい気持ちがつ
>    のるだけになるかもしれない。
> というものでした。
>  ブッククラブは全国にまだ数えるほどしかなく、公共図書館にある英語の絵
> 本は多読に適さないものが多いこともあり、現在のタドキストはほとんどが自
> 費購入派です。仲間と貸し借りをしたり、used book shopで購入しても、絵本
> 300冊にはとうていかなわないでしょう。
>  多読の費用の問題を話すときに、英会話教室に通う人は、何十万円も払って
> いるということが比較としてあげられます。多額の出費をしても英語ができる
> ようになるのなら安いものだという「英会話教室」に対する信頼と期待がある
> からだと思います。
>  英会話教室に通うことを考えたら、SSS多読の効果対費用はずっと良いこと
> は多くのタドキストの報告しているとおりです。これが、世間一般のコンセン
> サスとして受け入れられるようになれば、絵本300冊で18万円かかっても
> 安いという評価になるのかもしれません。しかし、たとえ、お金をかける価値
> があることがわかったとしても、だれもが英語の習得に何十万円もつぎ込める
> わけではありません。予算の十分ある人でも費用がかからないにこしたことは
> ありません。
>  公共の図書館に多読に適したやさしい絵本がたくさんあれば、どんなにいい
> でしょう。それよりも、SSS多読が効果的に進められる蔵書をたくさんそろえた
> ブッククラブが近くにあったら、どんなに便利でどんなに楽しいことでしょう。
> 何も行動しないで自然にそんな状態ができあがるはずはありません。
>  図書館に働きかけるには、やさしい本がたくさん必要な多読を始めたばかり
> の人ではなく、やさしい本を入手するのに苦労してきた、ベテランタドキスト
> の協力が必要だと思います。会費制のブッククラブを立ち上げるにしても、
> SSS多読の効果を実感している主催者の情熱があってこそ、成り立って行くも
> のだろうと思います。
>  近くにブッククラブがないから、近くの図書館には多読に適した本がないか
> らと、あきらめないで、少しずつ自分のできることからやっていきましょう。
> 図書館に多読に適した本の購入リクエストをすることや、地域で仲間を集めて、
> 貸し借りの輪を少しずつ大きくしていくことなどは、だれにでも実行可能なレ
> ベルの活動ではないでしょうか。
>  多読人口が増えて、英語はやさしい絵本から読むのが一番効率的というよう
> な一定の評価が得られるようになり図書館やブッククラブが充実していけば、
> 本の入手が簡単になる→さらに多読人口が増える→効果もあがるという良循環
> が期待できるのではないでしょうか。

 apple@購入派,です。

 あるタドキストのかたとお話ししていたとき,そのかたはブック
クラブの近くのかたなので当然ブッククラブに入っていらっしゃる
と思っていたのですが,答えはNoと伺い,驚いた覚えがあります。
そのかた曰く,「仕事が遅いので,ブッククラブの時間までに行け
ない。」だそうです。
 近くに図書館やブッククラブがあれば行けるか?というと,やは
りNoの場合があるな,というのが実感です。私自身,家の近くには
図書館があり,洋書絵本もありますが,図書館の開館時間には帰れ
ません。平日に返すときはいつもポストに入れています。近くにあっ
て,かつ土日両方開館していないと,きついなというのが実感です。
コンビニエンスブッククラブ(24時間営業で近くにある)なら,
申し込むでしょうが。

 そうして「家庭内ブッククラブ化(=ようは洋書の増殖)」が進
み,ひとりで読んでいるだけではもったいないなぁという気持ちが
起きます。実際に知り合いのタドキストと見せっこをしたりという
のはありますが,そう頻繁ではありません。
 かといってブッククラブを経営するわけにもいきません。せめて,
身近で多読グループでも作れないかと思いつつ。

 英会話スクールと多読は,英語の習得という点では目的が似てい
ても,微妙な違いがあります。英語を話す積極性を付けたいなら,
家に閉じこもって多読をしているより,英会話スクールで度胸を付
けるチャンスを得た方がいいでしょう。一方,英会話スクールに行っ
て洋書が読めるかというとこれまた疑問。長い目で見ればどちらを
取っても到達目標に達するかもしれませんが,個人個人が身につけ
たい英語のスキルによって,手段も変わるのではないかと思います。


▼返答


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