Re: 英語って易しいの?

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/7/17(13:51)]

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1654. Re: 英語って易しいの?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/20(14:23)

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まりあさん、今日は。古川さんに対するご回答かもしれませんが、衝撃的に興味深い内容なので、もっと詳しく教えていただきたいです。(僕にはほとんど理解できないのです。)

〉古川@SSSさん、Ryota さん、みなさん今晩は。 まりあ@SSSです。

〉〉こんにちは、古川です。基本的に Ryotaさんと同じ考えです。
〉〉特定の言語が特に易しいということは無いと思います。
〉〉その理由は、

〉   どの民族にも、どの言語にも優劣はありません。
〉   そうしたヒューマニズム論が投影されているように感じます。
〉   優劣はないけれど、難易の差はあると思わざるを得ません。

古川さんの意図は分かりませんが、たしかに民族的な優劣や、道具・文化としての優劣と、難易度の差は区別すべきでしょうね。 

〉〉母語であれば、知っている限り(たいして知っているわけではないですが)
〉〉どの言葉でも子供の年齢により習得程度は同じだからです。

〉   6歳くらいまでの子どもについてはそのようにいって良いように
〉   感じます。客観的根拠はありませんから、主観的ですみません。

〉〉どの言語にも、易しい部分も難しい部分もあり、ある一定のレベルに
〉〉達するのにに必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じではないでしょうか?

〉   成人するまでに母語に触れる量は同じようなものでしょう。
〉   でも、学校で受ける母語教育の量は異なっています。
〉   母語教育にかなりの時間をかける国と、そうでない国が
〉   あります。

国語の勉強を沢山やれば国語の力も向上するという前提での主張でしょうか。

〉〉なぜなら、どんな言語を話す人間も、かなり複雑な行動や考え方をしているので
〉〉したがってそれを表現する複雑さはたいして変わりないと思います。

〉   ここは同意します。

〉〉よく、日本語は「特殊な言語」なので学びにくいといわれますが、
〉〉日本に住んで、日本人を友達にもっている外国人の子供や大人(
〉〉例えば力士)は、非常にスムーズにみにつけていると思います、

〉   日本語は、英語よりやさしく、現在先進国といわれている国の
〉   言語のうち、最も易しいだろうと推定しています。
〉   
〉   ひとつは、リスニングがたやすいことで、まったく別の言語
〉   体系を母語とする人にも、日本語の母音の聞き分けには訓練を
〉   必要としない、とアメリカの言語研究所の実験結果を示した
〉   本を読んだことがあります。本が見あたらず、出典を明示できず
〉   申し訳ありません。ベストセラーになったCD付きの新書版の
〉   リスニング練習の本なんですが...

たしかに日本語は母音の種類が少なく、判別しやすいです。この点に限って言えば、日本語や易しいです。

母音の種類が少ない結果として同音異義語が多くなり、多様な表現を駆使したり文字の助けを借りないと日本語会話が成り立たないと言うことはないでしょうか。母音のリスニングがたやすいことが結果的に日本語を難しくしていると僕には思えてしまうのです。

〉   もう一つは、日本の国語教育は、大変文芸的側面に偏っており、
〉   文字と語彙の学習以外は文芸作品の読解にあてられ、日本語の
〉   表現練習をしないことです。最近表現練習の必要性を叫ぶ人が
〉   ようやく出てきましたが。
〉    *表現練習とは、いわゆる作文ではなく、今日の天候を記述する
〉     とか、見せられた品物の説明文を書くといった、客観的説明文
〉     を正しい文法で綴る練習です
〉   こうした訓練を行わなかったのは、日本語がやさしく、放って
〉   おいても成人する頃には正しく日本語が運用出来るようになる
〉   のが普通だからではないでしょうか? つまり日本語はやさしい。

そもそも実用的な国語の勉強を長時間おこなえば高度な国語力が身に付くのでしょうか。僕の知る限り、日本語の読解力や文章表現力が高い人というのは、国語の勉強に時間をかけてきた人より、読み聴かせや自由読書を長期間楽しんできた人の方が多いです。(文字を覚えたばかり時期や、漢字の書き取りなどに限定すれば勉強の量が点数にでることはあると思います。)

〉   多読を始めて学習用レベル別絵本の存在を知りましたが、日本に
〉   これに相当するものがありません。Berenstain Bearのようなもの
〉   児童書にも明らかに語彙増強を意識している本がたくさんあり
〉   ますが、日本語にはあまりそういう傾向の本は見あたりません。
〉   不幸本とかね。

絵本をレベル別にするのは比較的最近の傾向です。日本の公立図書館などで、10年以上まえに発行された I Can Read Books を手に取って見れば、レベル分けされていなかったことに気づくはずです。

〉   日本語は、家族や友人との会話など社会生活で習得出来、読書は
〉   既に獲得した日本語力を利用して、文芸作品に触れることを
〉   目的として書かれていると感じます。

〉   成人に達するまでに学習する母国語学習量には、国により相違が
〉   あります。日本よりアメリカの方が多く、ヨーロッパはさらに
〉   多いです。フランス人はフランス語ばっかり勉強するから
〉   科学技術が遅れる、と嘆く人もいました。

これも初耳です。米国の学校で働いている友人が僕には沢山おり、中西部の小中学校は10校ぐらい訪問して教室や図書室を見学したこともありますが、日本の学校における国語の授業より多くの時間を英語の勉強に費やしている様には見えませんでした。

国語も含めて子どもたちの学力が最も高いのはフィンランドですが、あの国では、国語も含めて授業時間は日本より少ないと聞いています。

〉   古川さんのいわれるように、「ある一定のレベルに達するのに
〉   必要な学習量(=その言語に触れる量)は同じ」であるとすると、
〉   成人に達するまでに受ける母語教育の少ない日本語はやさしい、
〉   ということになります。

古川さんのばあい、数学や歴史の勉強における言語の使用や、遊びも含めて日常における言語の使用を通して学ぶ時間も含めて考えているようです。

〉   日本語がやさしいから、外国語学習についても取り組みが甘い。
〉   それも日本人が外国語が出来ない理由のひとつだと思います。

これも僕には理解できません(^-^;)。たしかに韓国や中国ほど厳しく外国語とは取り組んでいないと思いますが、日本における英語熱は相当なものだと僕には感じられます。

〉   とかく、言語の難易度を論ずると、優劣論と混同してヒューマニズム
〉   の観点から反撃されることがあり、地雷です。
〉   難しい言語が優れている、やさしい言語は劣る、と評価しているの
〉   ではありませんから、ヒューマニズム論で反撃しないで下さい。

はい。ここから後はよく分かりました。またいろいろ教えてくださいね。

以上


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