Re: たださん、素敵な紹介ありがとうございました!

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/7/18(02:57)]

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1645. Re: たださん、素敵な紹介ありがとうございました!

お名前: ako
投稿日: 2007/11/18(23:20)

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たださん、こんにちは。お元気でしたか〜!akoです。
いつも面白そうな本、読んでますね。
ちょうどいいタイミングだったみたいで嬉しいです。

〉・・・単なる和書の羅列だけですね、すみません・・・
〉(最近和書しか読んでないし・・・)

単なる和書の羅列だなんて、無用な謙遜ですよ(^^)。
だって、ふだん好きな和書を読んでいて、たまたま知っていたことが、
どれほど、洋書多読にプラスになるか、ということは、
SSS多読法のFAQのところにも書いてありましたし〜
(おかげさまで久しぶりに基本に戻って確かめました。例は数学でしたが(笑))

〉『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』 岸田秀著 新書館

本の帯〉われわれは、世界史というと何となく世界人類の歩みの客観的記述のよう
本の帯〉に思い込んでいるが、ひょっとしてそうではなくて、一種のプロパガンダ、
本の帯〉コマーシャルなのではないか・・・

うわ〜、たださん、ako好みのツボを心得てくださってて感激です。
ありがとうございます。

世界各地の皆様は、羨ましいくらい自信満々のオレ様中心史だものね(笑)
そこに広報のプロがいて、国際世論を味方につける報道の仕方を研究してるらしいですから。
多読で英語バリバリできるようになったら(早くなりたいものだ)、
英語の新聞やテレビで報道されたことをバリバリ読んで、そのあたりを見抜けるようになりたいです。
(英語できないほうが、英語メディア発信源の言いなりにならなくていいんだったりしてね〜。黒いアテナ、もといBlack ako英語学習パラドクス、それは Stranger than パラダイス(笑))

本の帯〉コマーシャルなのだから、ヨーロッパ文明の悪事や欠陥は隠蔽され、
本の帯〉この文明が最高の文明で、イスラム文明やアジア文明などの他の文明が劣
本の帯〉っていることになっているのは当然であった。

〉・・・これには、なるほどー、と思ってしまいましたよ。

コマーシャルと言い切ったところが、岸田先生ってすごいですね!(思ってても言えない人もいるから(笑))

歴史専門“以外”の人が、どんどんそういう発言して欲しいです。
そのほうが結局、専門家のレベルも上がるから。
岸田先生の本ってことは、書店や図書館じゃ、心理学や精神分析のほうに置かれちゃうのかしら。
高校世界史の教材のタナに置いたら面白そう〜〜
(受験生が混乱するばかりで罪深いか…。でもこれ読んで、学校の歴史教師と議論するくらいの高校生がいたら素晴らしい)

とにかく世界史愛好家としては、ファンが増えることは喜びなので、
日本語で書かれた面白そうな歴史本はどんどん出て欲しいです!
→そうなることで歴史が面白くなって、歴史好きが増える。
→学校で教わることや専門家の言うことをみんなが簡単には信じなくなる。
→信頼されるために歴史の専門家も頑張る。
→いい歴史の本が出る。(ファンは未読本増加で嬉しい悲鳴)
→世界史なんてたいして興味ないと思っていた人も、歴史についてフツーにいろんなことを知るようになる。
→西欧中心史観の世界史やオレオレ詐欺にだまされない日本人になれる。
→いろいろ知ってさえいれば、英語でいろんな外国の人と話をするときも、
 アッチの言いなりにならず、対等に話ができるようになれるかも〜〜!

怪しい勧誘にだまされない対策の話をしているような気が…(笑)

そもそもわかりやすくてセンセーショナルで、大手出版社が部数たくさん出してくれるような目立つ本…、
ていうところで、すでにプロパガンダということは前提だけどね〜(何を信じたらいいか、ますます混迷するばかりで御免なさい…)

〉一方で、『アメリカもアジアも欧州に敵わない』八幡和郎著 祥伝社新書
〉なーんて本も買ってたりするんですが。

わかるわかる。
それほど、ヨーロッパはすごいってことですから。
ヨーロッパ内部もすごい軋轢があって、とてもとても一枚岩じゃありませんし。
ふだんは、ついつい西洋だの欧米だの、ひとくくりにしてしまいますが、
実のところ、ヨーロッパとアメリカの関係もね〜〜、怪しいわよね〜、
…つまり、面白いですよね〜。
(「面白いですよね」・・・だなんて、何てつまらない返答を…。たださん、ごめん。。。)

〉ヨーロッパ史も、興味は尽きないですよね。

尽きないです。尽きないです。無限です。
読みたい本が山のようにあって、それ読むだけで数百年でも生きていたいです。不老不死の魔女になって中世ヨーロッパの修道院の図書室で暮らしたいです。書棚が天井まであって、書棚ごと扉になっていて、その裏が秘密の部屋になってるの、ありますよねー。その扉を開けて階段を下りると秘密の部屋。もちろん映画とネットも見られるよう秘密の部屋にはハイビジョン大画面設置とWEB接続。(←十分、今の日本人(爆)) 修道院の外を出ると、深い森にマジックツリーハウスを作ってジムシーになるのが夢〜。そのときはたださん、コナンねー!

〉最後に『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』で紹介されていた、
〉マーティン・バナールの『黒いアテナ』という本を紹介します。
〉(いまの僕の実力ではとっても太刀打ちできないケド)

原書は無理っていう話ですよね? そりゃ無理です、わたしも(笑)

〉(邦訳『黒いアテナ−古典文明のアフロ・アジア的ルーツ2』上・下巻、藤原書店、2004〜2005年)
〉紹介のみで失礼します・・・

ありがとうございます〜。藤原書店の世界史本ではブローデルの地中海を推薦!
わたしからもお一つお礼に検索ワードをたださんに捧げます。
「黒いマリア」
アテナとマリアで、たださん、両手に花〜!


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