Re: 英語教室

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260. Re: 英語教室

お名前: 白朋セミナー 中沢 賢治 http://www.h4.dion.ne.jp/~hakuho/
投稿日: 2003/2/25(01:23)

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〉〉ちなみに私の塾生を横から見ていまして、教室に入ってきたが最後、
〉〉中学生は2時間30分、小学生は2時間、ひとことも喋らずに、
〉〉ピクリともせず(ちょっと大げさですが、だいたいそうです)、
〉〉じっと本を読むなり、問題集をやるなりしています。
〉〉全員自主学習です。

〉  ここが正直ちょっと私の感性でわからないところです。
〉年齢による感覚の差なんでしょうか?我が家の大学生・高3生の
〉子供やその友人達も、自分のエアコン付きの勉強部屋があるにも
〉かかわらず、ファミレスやドトールコーヒーなどに勉強に行くん
〉です。知らない人の人目があった方が集中できる、自分の部屋だと
〉寝てしまったり遊んでしまったりするから...と言って。
〉ですから、自主学習するための塾と聞くと、「どうして自習しに
〉塾に行くの?」と聞きたい気持ちになるんですが、今の子ども達に
〉必要なのだということは納得できます。どなたかが心理学的に解明
〉してくれたら興味深いですね。 
〉あ、英語の話題でなくてごめんなさい。

  いい質問をいただきました。ありがとうございます。
どうして自習しに塾へ行くの?普通は誰でもそう思われると思います。
実は、この自習という言葉自体に長い間に手垢がついてしまっています。

「今日、先生お休みです。自習していてください」「えっ、自習!やった!」
という、囚われの身から開放されたような、生徒の満面笑みの顔。
自習という言葉には、このような正常ではないけれど、やむを得ない
といった印象があります。1本気の抜けたようなイメージがあります。
尚かつ、この時間を利用して、あいまいだった理解をきちんとさせよう
などと考える生徒は皆無と想像できます。
開放されたなどと考えるピントの外れた頭脳構造に全員がなってしまっています。

これは自(習)だからいけないのですね。まだ「習って」います。
現状は小学校以来、生徒はどこまで行っても「僕、私、教わる人」なわけです。

今、必要なのは自習ではなくて、自学なのです。
自ら学んで切り開いていくことを教えなければいけないのです。
それには本を読むしか方法はないのです。

もう中学生にもなったら、教わる必要などないのです。
みんな本に書いてあるのです。読めば分かることを読ませようとしないで、
わざわざ黒板に書いて「これを写しておけ」などと指示をする、
それで教育をやっていると思い込んでいる間抜けな教師が五万といます。

本を読めと言ったって生徒は読みはしないでしょう、と言われそうですが、
小学校以来、本を読んで学ぶという方法論が確立されていないのです。
しかも、ほとんど不可能です、学校では。
だから、塾へ来て学ぶのです。多少時間はかかりますが、少しずつ変わっていきます。
ただし、塾といってもたいていは学校の二番煎じですが。

ものを学ぶには、精神を集中できる環境、
「当てられる」などという不安がないこと、
書籍、図書がたくさんあること、などが必要です。

本を読み、文章をまとめる。先生と論議する。このような
学びの場をセットしてあげればいいのだと思います。
これからは「自習」と言う言葉を「自学」と変えられることを提案します。
私の所もそんな場を目指して半歩踏み出したというところです。
コーヒー屋さんに行って自学するのもまあまあだと思います。

あっ、英語の話でなくすみませんでした。
貴重なお時間を。

〉大人になって英語の本を
〉読むと、知らない単語が一つあっても、辞書で調べたくなったり
〉焦ったり、完全に理解できないことに不安や不快感が出てきます。

  もう、これは一種の病気ですね。日本語だとかなり、または思いっきり
あいまいに使っているところがおかしいですね。まさか辞書で調べませんし、
「こんにちわ」、などと堂々と書いてしまいますからね。
「始めまして」か「初めまして」か、
「思ったとうり」か「思ったとおり」か
「舌づつみを打つ」か「舌つづみを打つ」かなんて言い出したらきりがない、
みんな適当に覚えていますよね。

英語でこれができないのはテスト結果、内申点などが高校へつながる
という制度の弊害ですね。

中沢


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