2018 卒業生座談会【理系】:受験勉強はオンとオフの切り換えが大事
2018年に見事志望大学に合格した理系の卒業生に集まっていただき、志望大学を決めたきっかけや学習方法等についてお話いただきました。
内海 武憲/東京大学理科Ⅱ類
岡田 雄司/東京工業大学第2類
高木 祐希/東京大学理科Ⅰ類
日浦 愛子/東京大学理科Ⅱ類
山田 歩/東京大学理科Ⅰ類
渡邊 和樹/東京工業大学第6類司会 大澤 裕一(SEG高2・3数学主任)
敬称略
[自己紹介] SEGに入ったきっかけ
大澤 最初に自己紹介をお願いします。あわせて、SEG入塾の経緯についても教えてください。
山田 早稲田高校出身で、東京大学理科Ⅰ類に進学した山田歩です。中学受験の会場で配っていたSEGのパンフレットに載っていた「直線を定規のみで二等分せよ」という問題が解けなくて悔しかったからという理由でSEGに行ってみることにしました。数学Extreme を受講して面白かったため、続けて通うことにしました。
渡邊 本郷高校から東京工業大学第6類、建築系に進学した渡邊和樹といいます。SEG出身の父の勧めで来てみたら、数学が面白かったため、そのまま通うことにしました。中1の春から6年間通いました。
岡田 駒場東邦高校出身の岡田雄司です。東京工業大学第2類の材料系に進学しました。中1のとき数学の塾に2つ通っていましたが、両方ともつまらなかったため、中2のとき母の勧めでSEGに来ました。授業が面白く、以来ずっと通いました。
日浦 女子学院高校出身の日浦愛子です。東京大学理科Ⅱ類に進学しました。小学校のとき通っていた塾の先生に、母が「(私を)勉強させるためにSEGに行かせろ」と言われ(笑)、中1の春、無理やり入れられたのですが、楽しくてそのまま最後まで通いました。
高木 東京学芸大学附属高校出身の高木祐希です。東京大学理科Ⅰ類に進学しました。高校受験がある中学で進度が遅く不安があったため、塾を探していたとき、姉の友だちなどからSEGの評判を聞いて良さそうだと思い入りました。中1の最初から通いました。
内海 内海武憲といいます。筑波大学附属駒場高校出身で、東京大学理科Ⅱ類に進学しました。他塾で挫折していたとき、同級生に勧められたことで、中3からSEGに通い始めました。
[SEG の印象] 受験勉強の辛さを感じさせない授業
大澤 SEGの印象を教えてください。
山田 印象に残っているのは、やはり数学Extremeの授業です。カリキュラム的なしばりがあまりない授業形態で、自由な雰囲気がとても良かったです。
渡邊 同感です。どの授業、どのクラスに関しても、自由さを感じました。明るく、楽しげな雰囲気もあり、塾に通っているというより、どちらかというと遊びに来ている感覚がありました。さすがに高3になると、そういうわけにはいかなくなりますが、それまではずっと楽しみながら勉強できました。特に印象に残っているのは数学Extreme と多読です。とりわけ、多読については英語の本を読むだけでいいのかと驚きましたが、絵本は面白いし、絵も綺麗なため、読書の時間を楽しんでいました。
岡田 吉久先生の化学速修を一番覚えています。高校の化学で行き詰まり、高3の夏から通いました。無機と有機しかとらなかったのですが、初めて授業を受けたときに感動してしまいました。化学は暗記科目だと思っていたのですが、全くそうではないことが分かったからです。もう1つ、高3のときの岡本先生の数学も印象に残っています。受験勉強の辛さを感じさせないくらい面白い授業をしてくれ、感謝しています。
日浦 私は、首藤先生の化学が楽しかったです。問題だけでなく、そのときのエピソードも思い出せるような、話上手な先生でした。暗記用の語呂合わせを作ってくださり、模試前などに見たりしていました。
高木 私も岡田君と同じく、化学速修が一番印象に残っています。化学は本当に手つかずの状態で高3を迎え、同日模試でも3点しかとれなかったのに(笑)、本番に間に合わせることができたため、私のなかでは吉久先生は神だと思っています。
山田 物理は吉田先生のクラスだったのですが、「微分方程式の解き方」みたいなプリントを配られていました(笑)。3時間のうち2時間は普通の授業でしたが、1時間は「解析力学」でした。まだ大学でもやっていない内容で、ありがたかったです。
岡田 高1のとき、学校の物理の定期テストで5回中3回赤点ギリギリの点数をとったのでSEGの物理を受けたのですが、普通に授業を受けているだけで得意になって、本番でも8割は取れたので、さすがSEGだなと思いました。
内海 今大学で化学のけっこう難しい授業を受けているのですが、SEGの化学で扱っていた内容が多く、SEGは進んでいたのだと、改めて思っています。
プロフィール
[志望大学・学部について] 自分の志向を考えて学部系統を選択
大澤 志望大学や学部は、いつ頃、どのようにして決めたのですか。
山田 うちの高校はそのまま早稲田に進学もできるのですが、塾にも通っているし、早稲田を蹴ってまで受験するのであればここしかないと、高3の最初の模試で、取りあえず東大理Ⅰと書いてみました(笑)。理Ⅰにしたのは、生物系にはあまり興味がなく、理学の場合、もっと頭のいい人がいてかなわないと思ったため、工学系に進もうと思ったからです。
渡邊 理系の学問が好きだったため、理系に進むのだろうなと思っていました。高3の2学期頃になると、英語の成績が思わしくなくなったため、この成績で行ける大学を探して東工大に辿り着きました。山田君と同じ理由で理学系を諦め、生物も興味がなかったため、工学系を選び、何かを作ることが好きだったため、建築を学べる6類にしました。
岡田 理系に決めたのは中3くらいです。高2で部活を引退して受験勉強を始めると、自分があまりにも国語と英語が嫌いだということに気づきました。しかし、英語が0点でも東工大に合格している先輩たちがたくさんいたため(笑)、自分もそうなろうと高2の1月くらいに大学を決めました。化学系志望のため、2類の材料系か、3類の応用化学系になりますが、3類は2年次になるとき、120 人中20 名が経営工学に振り分けられます。落ちこぼれて化学から離れるのは嫌だと思い、2類にしました(笑)。
内海 もともと法律家志望で、高2の春まで文系でした。世界史がついていけなくて理系に変えたのですが、高3になると化学に目覚めてしまい、化学系に進みたいと思うようになりました。東大の場合は理Ⅰでも理Ⅱでも進振りで化学系を選べますが、万一、法学部に変更しようと思っても理Ⅱの方が対応しやすいと思い、理Ⅱにしました。
日浦 ぼんやりとではありますが、ずっと東大には行きたいと思っていました。機械系が好きだったので理Ⅰかなと思っていたのですが、高3から化学が好きになってきたため、理Ⅰか理Ⅱはセンターで決めることにしました。結局、センターの国語で大コケしてしまったため、理Ⅱにしました(笑)。
高木 高校は水泳部で、大学でも水泳がやりたいと思っていました。ただ、水泳で活躍するとなると、私立大だと無理ですし、余裕で入れる大学に行っても……と思っていたところ、東大水泳部はちょうどよく強いことが分かりました(笑)。ですから、高1くらいから東大を考えていて、物理が好きなため理Ⅰにしましたが、今は文転して経済学部に進むのもアリかなと思っています。はっきりと進路を決めないまま進学してしまった気がします。
大澤 水泳が第一だったのですね(笑)。
高木 そうです(笑)。
座談会はまだまだ続きます!
続きはこちらのp.5からご覧ください。
*卒業生一人ひとりのお勧めの問題集等、詳しい勉強方法も掲載されています。