2011 SEG |
英検の級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 |
ACE039:英検取得者の平均点 | - | 681 | 518 | 464 | 437 |
ACE038:英検取得者の平均点 | 813 | 667 | 531 | 464 | 436 |
全国の受験者全員および上位27%(いわゆる進学校生の英語が平均以上の生徒)、下位27%の学年別平均点は次の通りです。
(試験番号 A039 )
高1 全体 |
高1 上位 27% |
高1 下位 27% |
高2 全体 |
高2 上位 27% |
高2 下位 27% |
高3 全体 |
高3 上位 27% |
高3 下位 27% |
|
A039総合(900) | 419 | 492 | 354 | 472 | 575 | 387 | - | - | - |
A038総合(参考) | 436 | 520 | 376 | 478 | 578 | 385 | 501 | 616 | 398 |
A039語彙(150) | 67 | 83 | 54 | 75 | 92 | 59 | 80 | 103 | 65 |
A039文法(150) | 69 | 81 | 58 | 77 | 96 | 60 | 85 | 106 | 63 |
A039リーディング(300) | 133 | 165 | 101 | 155 | 198 | 122 | 160 | 213 | 115 |
リA039スニング(300) | 149 | 179 | 122 | 165 | 200 | 135 | 173 | 205 | 142 |
(A039テストは、高3受験生が少なかったため、高3については、A038の結果を参考値として使っています。)
2011年の6月〜7月に行われたSEGの多読クラスと、SEGの文法中心クラス(eMaster)の得点の平均は、次の通りでした
ACE039テスト | 文法 (150) |
語彙 (150) |
読解 (300) |
聴解 (300) |
総合点 (900) |
SEG高1多読クラス | 95.2 | 95.3 | 225.7 | 252.2 | 651.4 |
SEG高1精読クラス | 88.7 | 87.9 | 210.1 | 214.8 | 601.5 |
多読クラスと精読クラスの差 | 6.3 | 7.3 | 14.9 | 37.2 | 49.9 |
全国高2上位27%平均 | 575 |
精読クラスの平均も、高2の全国上位27%の平均を超えており、eMasterコースも十分高い効果を上げていることがわかります。しかしながら、文法・語彙・読解・聴解いずれの分野でも、多読クラスの平均がeMasterクラス(文法中心クラスの従来型クラス)を上回っています。この49.9点の差は、英語が得意な層の比率が英語多読クラスの方が高いという要因も否定できませんが、同一学力層に限っても、多読の方が効果的だということは、昨年からの継続生の得点の変化をみてみるとはっきりします。
ACEテスト高得点者は、テストの測定限界に近づいているため、正しく英語力の伸びを測定できませんので、
昨年度ACEテスト600点未満(満点は900点)の継続生のみ対象に調査した結果は、以下の通りです。
ACE039テスト: 2011 ACE038テスト: 2010 |
語彙 (150) |
文法 (150) |
読解 (300) |
聴解 (300) |
総合点 (900) |
SEG高1多読クラス 2011/07 下記対象者平均 |
93.1 | 94.3 | 216.5 | 234.5 | 638.3 |
SEG中3多読クラス (ACE 600未満) 2010/07 |
77.9 | 76.5 | 167.9 | 180.4 | 502.6 |
1年間の伸びの差/多読 | 15.2 | 17.8 | 48.6 | 54.1 | 135.6 |
SEG高1精読クラス 2011/06 下記対象者平均 |
83.0 | 87.7 | 208.7 | 229.2 | 608.5 |
SEG中3精読クラス (ACE 600未満) 2010/06 |
76.3 | 76.8 | 174.8 | 170.0 | 498.0 |
1年間の伸びの差/精読 | 6.7 | 10.8 | 33.8 | 59.2 | 110.5 |
多読と精読の伸びの差 | 8.5 | 7.0 | 14.9 | -5.1 | 25.1 |
多読と精読の伸びの比 | 2.27倍 | 1.65倍 | 1.44倍 | 0.91倍 | 1.23倍 |
上記の結果から、中3の夏には、多読クラスと精読クラスで、平均が4.6点しか違わなかった、ほぼ同学力の母集団が1年後には、平均点の差が29.8点に拡大し、多読クラスの方が精読クラスに比べて平均25.1点分、点数が伸びていることがわかります。
(1) 多読クラスは、語彙力の向上については、精読クラスより、点数の伸びが2倍以上である
(2) 多読クラスは、文法力の向上についても、従来クラスよりはるかに効果が高く、
中3時では、精読クラスに比べて0.3点低かったのが、高1では、6.6点差と文法力が逆転する。
点数の伸びは、多読クラスの方が精読クラスの1.65倍となっている。
(3) 多読クラスは、読解力の向上についても、従来クラスよりはるかに効果が高く、
中3時では、精読クラスに比べて6.9点低かったのが、高1では、7.9点差と読解力が逆転する。
点数の伸びは、多読クラスの方が精読クラスの1.44倍となっている
(4) 精読クラスは、中3から高1にかけて多読クラス生より聴解力が伸び、中3時にあった10.4点差が、
高1時では、5.3点差に縮まるが、高1でも多読クラスには追いつかない。
(5) 総合的・平均的にみると、同一学力の生徒層について、多読クラスの方が、従来クラスより、効果的に英語力が伸びる
といえます。
4年続けて、中3から高1の1年間の英語の伸びにおいて、多読クラスの方が、学力中堅層においても従来クラス(eMasterクラス)よりも効果的であることが実証されましたので、SEGでは、順次文法訳読中心クラスを閉鎖し、多読クラスに統一していきます。
2010年のBACEテストによる多読クラスと精読クラスの比較を見る 全国平均との比較を見る
(2011/08/22 文責 古川昭夫 2011/10/23i一部修正)
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