2007 SEG

中1・中2多読クラスのBACE試験結果について

BACEは、桐原書店・三省堂が中心となって作っているNPO 英語運用能力評価協会(ELPA)が主催する、
高校1年生(入学時)対象の300点満点のTOEIC形式(英問英答記号式)の英語力判定試験です。
http://www.english-assessment.org/products/test/bace.html

BACE試験の中1の多読クラスの1月末(43回の多読授業後)の試験結果および、中2多読クラス冬期講習時の試験結果と
高1生の全国平均を比較すると次のようになっています。
高1の
全国平均点
SEG多読
中1総合
中1αクラス
(英語未習者)
中1βクラス
(英語既習
者)
中2多読
基礎クラス
中2多読
上位クラス
総合(300) 148 166(+18) 154(+6) 184(+36) 232(+84) 279(+131)
リスニング(100) 52 65(+13) 61(+9) 69(+17) 77(+25) 93(+41)
文法・語彙(100) 51 46(-5) 42(-9) 51(+0) 76(+25) 86(+35)
リーディング(100) 45 55(+10) 51(+6) 63(+18) 77(+32) 93(+48)

となり、SEGの中1多読基礎クラスは、総合点で高1生の平均を上回りました。小学生のときの英語未習者からなるαクラスでは、文法・語彙は、高1生に劣っていますが、リスニングとリーディングでは、中1生にもかかわらず、高1生に勝る結果を出し、その結果総合点で高1の全国平均生に匹敵しています。また、中2については、基礎クラス・上位クラスともに、高1全国平均を、全分野で上回っています。

中1多読の小学生時英語未習クラスで、読書記録のある25名のリーディングの得点と読書語数の相関を調べると、相関係数は0.34で、 一般の高1生と比べて、文法や語彙が弱くても、長文の理解ということになると高1生に匹敵する高い内容理解力がみにつきつつあるとわかります。



小学校での英語既習者のクラスの読解と読書語数の相関は、相関係数0.26で、分布は次の通りです。


中1多読の基礎クラスの総合点と読書語数の相関を調べると、相関係数は、0.38の正の相関で、分布は次のようです。

小学校での英語既習クラス(14名)の総合点と読書語数の相関を調べると、相関係数は、0.13の正の相関で、分布は次のようです。



今後も、多読をベースに文法や、リスニング、会話、音読、精読、Writingをうまく加味して、クラス全員の英語力を着実に伸ばしていこうと思います。

なお、英検取得者のBACE 受験者の平均点数は次の通りです。
英検準2級取得者のBACE 得点平均が 220
英検3級取得者の BACE 得点平均が 178
英検4級取得者の BACE 得点平均が 154

(2007/02/18 文責 古川昭夫)

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