知っているようで実は知らないポンペイのような題材を探し出して来るところが、作者の素晴らしい所。我々が学校で習った古代史は、ことごとく覆されているようなのでためになります。でも、火山の噴火から逃げる部分は、一寸甘いかな．．．

今回はマスターライブラリアンになってはじめての旅。

そしてこれもはじめてですが、妹がtree houseから降りるのをいやがります。反対にローマン時代大好きなお兄ちゃんは降りたくてむずむずしている。対照的な二人でした。
でも本当にこの妹は野生のカンみたいのをもっていますね。動物と話せるし危険をなんとなく察知するし。すごい能力だと思ってしまいました。

ダダダッ、と滝のように読めてスリルもいっぱいで楽しかったです。古代ローマの様子はよく分かったし、火山噴火の中を逃げ惑う人々の様子が目に浮かぶような感じでした。買ったけど棚に並んだままの「Gladiator（PR4）」を読んからの方がもっと良かったのかな？？

今シリーズはおもしろそうなテーマが多く楽しみ。
最後に2ページ歴史メモ（？）があってうれしいです。
できれば全巻につけてほしかったなあ。

Master Librarianが今度は古代ローマに行きます。Magic Tree Houseからいつも真っ先に出て行くAnnieが、外に出るのを渋っています。一方、いつも考えてから行動するためAnnieより遅れるJackが古代ローマでは積極的です。２人はお目当ての本をどうやって探していくのか、また本の題名になっているVolcanoをどう上手く逃げるのかが楽しみですよ。