穀物を作り、牛や馬を育てる、Farmでの家族の物語。
男の子が主人公なので、ローラのシリーズよりも多くの労働シーンが書かれています。
家族みんなが休みなく働く厳しさに圧倒されました。
街には商店や会社などができ、今でいうサラリーマンも出現するなか、
誰にも媚びず誰の恩恵も受けないで生きられるFarmerという職業に誇りを持つ
お父さんお母さんの姿がとても感動的でした。
Little Houseシリーズの2作目。Almanzoは、兄弟姉妹の一番下で9歳になったところ。パパ、ママ、Royal、Eliza Jane、Aliceと一緒にNew York州の北部の農園で暮らしている。農場の四季おりおりの出来事をAlmanzoを中心に描いている。この頃の子供達は、親からも働き手として期待されていたことがよく分かる。そして、自分の手でものを作り、動物の世話をし、家の片づけをする。親は子供達に任せることで責任をもたせ、一人前になる準備をさせるのだ。農場で生きる楽しさ、農場で生きる厳しさ、を垣間見させてくれる。
知らない単語満載ですが、Full-color Collecter's Edition(ISBN: 0060581824)なので、挿絵で想像がつきます。
ローラのだんな様、アルマンゾの子供時代のお話です。
農場で育ったアルマンゾ、開拓者の子供として育ったローラ。
あらためてこんなに違う環境なのかと思いました。
アルマンゾはローラよりかなり年上なのでこのお話ってローラが生まれるかその前くらいだと思うのですがローラの大きな森の頃よりずーと都会的(?)ですものね。
まぁ、地理的な違いも反映されているとはおもいますが。
農夫になるべくしてなったというアルマンゾの子供時代のお話。必見です。
1冊が長いだけあり、少年のいろいろな体験が書かれています。動物とのふれあい、家や農場での仕事、また、学校や、町でのことなど、幅広く書かれています。一つ一つとても楽しめました。
また、少年が両親をとても尊敬しているのが印象的でした。
とにかく、おすすめの1冊です。