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Serial Killers : The method and madness of monsters | ||||||
Peter Vronsky | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 175,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Nonfiction:自伝・人物紹介 , 社会科学, 総ページ/ページ, メディア/書籍:ISBN 9781101204627(1101204621), 言語/English, 価格/6.59 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/ , 初版発行年/2004, 備考/Kindle版ASIN: B000OIZVEI |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 |
タイトル:「シリアルキラーズ―プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実」 備考:ピーター・ヴロンスキー、青土社、2015年 |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
連続殺人犯の事件ファイルと、分類と分析、それだけなら普通の怖い本だが、それに加えて、正しい見分け方と正しい逃げ方がついている。
70年代から連続殺人犯は増えたといわれているが、捜査手法が確立され、州をまたいで犯行を重ねていても連携して捜査して逮捕できるようになったこと、メディアが騒ぐようになったことが大きい。たとえばニューヨークの殺人犯は有名だが、少し離れたところでもっとひどい事件を起こした犯人は無名だ。 ドキュメンタリー映画を撮っている著者は、2回、連続殺人犯と遭遇したことがある。たまたますれ違い、あとで逮捕されたのを見て思いだした。1人は気味が悪いと思ったので顔も覚えていたが、もう1人のことは奇妙な妄想を話しているので多分当人だろうというだけで、顔は覚えていない。連続殺人犯の共通項は、目撃者が見たあとで忘れる、透明人間ということである、と著者は強調する。ちなみに、連続殺人犯と会ってしまう確率はそれほど高くはないが、会いやすい場所や行動はある。犯罪の多いところを通ったり、ヒッチハイクをすることだ。 ここからひたすら、実際の連続殺人犯の事件の様子と、その分類が続く。わざと怖さを強調はしていないが、何十人も殺した人間の話はどう書いてもかなり怖い。 殺人犯が殺そうとする人間を選んでいるとき、声をかけられたのに逃れた人は皆、「理屈に合わない嫌な予感、恐怖を覚えたので、ついて行かずに口実を作って去った」と証言している。相手は警察官を名乗っていたり、見るからに紳士だったのに、なぜか怖さを感じたという。普通に仕事と家族を持ち、地元の名士だったり人気者だったりした犯人も多い。【柊】 |