| Cleopatra's Daughter | ||||||
| Michelle Moran | ||||||
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| YL（平均） | 6.5 |
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| お薦め度（平均） | ★★★★★ |
| シリーズ名 | |
| 総語数 | 125,000語 （概算） |
| その他詳細項目 | |
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出版社/Random House USA，
種類/一般，
ジャンル/Fiction：社会派もの , 歴史，
総ページ/432ページ，
メディア/書籍：ISBN 9781849160797(1849160791)，
言語/English，
価格/7.99 GBP-Pounds，
サイズ/，
縦298mm×
横129mm
厚み25mm
重さg，
装丁/ペーパーバック，
主対象年齢/大人，
初版発行年/2009，
備考/ |
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| 音源 | [音源情報はありません] |
| 邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
| 映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
| 書評委員のお薦め度：★★★★★ 読みやすさレベル(YL)：5.0 ～ 8.0 |
| 紀元前30年。エジプトの女王クレオパトラ7世とその夫、ローマのアントニウスは、ローマのOctavianの軍に敗れます。Octavian（本人はシーザーと呼ばせている）は負けて降参した相手でも殺すという評判の将軍です。夫に逃げてほしかったクレオパトラは自分たち一家が死んだといううその報せを出しますが、家族の死に衝撃を受けたアントニウスは自殺してしまいました。
語り手は10才になるクレオパトラの娘、Kleopatra Selene。クレオパトラには他に、セレネの双子の兄弟Alexander、弟のPtolemy、カエサルとの間に生まれたカエザリオンがいます。カエザリオン以外はシーザーに捕まりました。クレオパトラも子どもたちも多分全員殺される。ひょっとしたら女の子のセレネだけは助かるかもしれないけど……。 セレネはアレクサンダーと秘密の会話をしようと、2人が習得した六つの言語を使うのですが、全てシーザーの側近Juba（ユバ）にばれてしまいます（彼はヒエログリフさえ読むことがのちに判明）。ユバはヌミディア(北アフリカ)のユバ王の王子でしたが、ローマに征服されたときに連れてこられました。 他にもGaul（今のフランス？）の王女だったGalliaもいます。彼女は奴隷です。セレネはシーザーの甥で後継者のMarcellusに憧れますが、彼はガリアが自由を買えるほどの大金をろくに予測もしないで賭けに使ってしまったりします。 ローマの国内の政治的対立に、各国から連れて来られた奴隷。身分の格差、命の重さが人によって違うことがはっきりと見え、その中でセレネはどうやって考え、どう生き延びていくのか。成長物語でもあり、政治風刺でもあります。 文章はそれなりに難しいのでYLの上を8にしたのですが、最初から引き込まれるので読みやすいかと思って下は5にしてみました。【柊】 |