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Cleopatra's Moon | ||||||
Vicky Alvear Shecter | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 128,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Fiction:歴史, 総ページ/351ページ, メディア/書籍:ISBN 9780545221306(0545221307), 言語/English, 価格/18.99 US$, サイズ/, 縦215mm× 横146mm 厚み30mm 重さg, 装丁/ハードカバー, 主対象年齢/大人, 初版発行年/2011, 備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
紀元前25年、17歳のクレオパトラ・セレネ、有名なクレオパトラとアントニウスの娘は双子の兄弟アレクサンドロス・ヘリオスを埋葬している。ヘリオスは太陽の神、セレネは月の女神です。
なぜ神々は自分たちに厳しくするのか。セレネは10歳の時のことを思い出します。と、唐突に戻るので、どういった状況でヘリオスが死んだのか、最後までわからず、推理小説っぽいです。その頃、セレネの両親はローマの将軍Octavianに負け、二人とも死んでしまいました。母に「私の月」と呼ばれたセレネと、ヘリオスは戦利品としてローマに連れて行かれます。この辺りのどこかで、セレネは僧侶に「いつか必要になるから」と正しいエジプト王室式の埋葬方法を教えられます。しかし、誰を埋葬しろというのか、セレネは悩みます。 ローマに連れてこられたセレネは、ヘリオスと人質として暮らしつつ、元ヌミディア王子のJuba(ユバ)に惹かれていきます。この辺、ちょっときゅんとする初恋。日に日に大人の女性になっていくセレネですが、彼女自身はそれを嫌なことと考え、胸が目立たないよう、きつく布を巻いてみたりしています。どうやったら、自分の人生を取り戻し、人質としてではなく生きられる日が来るのか、必死に考えるセレネでしたが……。 ヘリオスが死んだ理由は、私には結構意外でした。Michelle MoranのCleopatra's Daughterを併せて読むと、違いが面白いです。【柊】 |