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Lily of the Nile : A Novel of Cleopatra's Daughter | ||||||
Stephanie Dray | ||||||
この本を購入する |
YL(平均) | 7.3 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 110,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Berkley,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:空想小説 , 歴史,
総ページ/351ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780425238554(0425238555),
言語/English,
価格/15 US$,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/大人,
初版発行年/2011,
備考/ |
|
音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):7.0 ~ 8.0 |
紀元前40年エジプト。イシス女神の化身とされるクレオパトラ7世が、ローマのマーク・アントニウスとの間に、男女の双子を出産。太陽神ヘリオスと月神セレネが生まれ、黄金時代が始まると盛り上がります。
その11年後、戦争に負けたクレオパトラ7世は自殺します。残されたのは彼女とアントニウス(こちらも死亡)の間の子ども、アレクサンダー・ヘリオス王子、クレオパトラ・セレネ王女、プトレマイオス・フィラデルファス王子です。クレオパトラは死ぬ前に子どもたちに護符と共に、ヘリオスには「力」、フィラデルファスには「Sight」、セレネには「Resurrection」という、能力か何かを授けます。イシス女神の信仰と関係があるようです。クレオパトラ7世はエジプト1のMagicianでした。 三人はオクタヴィアヌスによってローマへ連れて行かれます。ローマにはオクタヴィアヌスの姉妹で、アントニウスの元妻だったオクタヴィアがいました。彼女のお陰でセレネたち三人は勝利パレードの日に殺されずにすんだのですが、アントニウスの妻が誰かということをめぐり、セレネと彼女は険悪な仲に。 他に沢山の子どもたちと、オクタヴィアヌスの将軍アグリッパ、子どもたちの教師役で元ヌミディア(北アフリカ)王子のユバ等々、ほぼ歴史上の実在人物です。ですが、ヘリオスの怪力、セレネの腕に現れる血で書かれたヒエログリフなど、ファンタジーの要素もあります。 双子はエジプトに帰り、イシスとオシリスとして、女王とファラオとして統治したいと思っていますが、そこへユバが別の道を提案します。ヘリオスはともかく、セレネはWin or Dieというプトレマイオス王朝と母のやり方が良いのか考えてしまいます。 Michelle Moranに比べて、負の感情が生々しいです。その分他の感情も引き立ちます(それに誰かさんとセレネの仲も進展する)が。【柊】 |