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Road to Compiegne, The | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | French Revolution 2 |
総語数 | 124,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Random House UK,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:社会派もの , 歴史,
総ページ/388ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780099493372(0099493373),
言語/English,
価格/7.99 GBP-Pounds,
サイズ/,
縦198mm×
横130mm
厚み25mm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/大人,
初版発行年/1957,
備考/ |
|
音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
もうWell Belovedとは呼ばれなくなったルイ15世は、パリに行くことをできるだけ避け、Compiègneを通る新しい道を造って、ヴェルサイユからお気に入りの別の宮殿に行っています。その道もまた高くつきました。
ポンパドゥール夫人は侯爵となり、体力が保たないので愛人はやめたものの、親友としてルイのお気に入りの座を保っています。ベッドでルイを喜ばせるのは、頭の軽い少女達の仕事。でも、ポンパドゥール夫人ともあろう人がやるのですから、売春宿とは違う威厳があるのです(多分)。それを見ていた王妃マリー・レクザンスカは、自分もルイが愛人を作り始めたときに賢い対応をしていれば、大切な友人としてルイの愛情は保てたのだろうかと思います。そして王妃は、狂信的なまでに宗教にのめり込みます。 ポンパドゥール夫人は自分を援助してくれた人を援助しようと、とても向かない人を軍の司令官に任命したりしています。彼女はルイを愛していて、自分の周りの人にも親切にしたいのですが、彼女が実質国を支配している状況で、恩返し人事を繰り返すことは、非常に危険なことでした。 嫉妬と野心から、王太子はポンパドゥール夫人と父を敵視しています。彼は国王の人気が落ちると喜ぶのですが、自分はとても徳の高い善人だと信じているので、愛人を作ったあとも、父とは違って自分の場合はいいのだと思い続け、国を害するポンパドゥール夫人を宮廷から追放しようとする勢力のリーダーになっています。 最後にちょっとだけアントワネットも出てきます。ポンパドゥール夫人に仕えたMadame du Haussetは実在で、Project Gutenbergに回想録があります。【柊】 |