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Queen's Confession, The | ||||||
Victoria Holt | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 173,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Fiction:歴史, 総ページ/430ページ, メディア/書籍:ISBN () ( 絶版 ), 言語/English, 価格/5.95 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/ハードカバー, 主対象年齢/大人, 初版発行年/1968, 備考/出版社: Doubleday |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
Marie Antoinetteが1755年に生まれてからの自分の人生を振り返る、一人称の小説。著者は別名Jean Plaidy。
アントワネットの特技はいかにも聞いている振りをしながら人の話を聞き流すこと。オーストリアの大公女時代は母の注意を聞き流し、結婚してフランス王太子妃になってからは女官長の注意を聞き流す。そして自分がとんでもないことをしているという自覚がないまま、重要なエチケットを次々に「つまらないから」「楽しくないから」とやぶっていく。 生涯の最後になってあそこを間違えた、ここが悪かったと振り返っていく形式で小説は進み、ここまで愚かだった少女が自分で気づけるものだろうかとか、生涯でほとんど本を読まなかった女性がこんなにちゃんと文章が書けるものだろうかとは思うものの、結構リアリティがあります。 Flaunting, Extravagant Queenを読んだ時は、どうしてアントワネットだけがこんな目にあったのかがわからなかった(同じ時代のヴィクトリア女王や、同じぐらい愚かなQueen from Provenceと比べて)ですが、今回はどこで間違えたのか、何度もここでああすれば良かったと書かれているので、どうしてアントワネットだったのかがよくわかりました。【柊】 |