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Daughters of Spain | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 7.3 |
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お薦め度(平均) | ★★★★ |
シリーズ名 | Isabella and Ferdinand 3 |
総語数 | 103,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Random House UK,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/312ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780099513544(0099513544),
言語/English,
価格/7.99 GBP-Pounds,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/大人,
初版発行年/1961,
備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
グラナダ陥落から数年。末っ子のカタリナも10歳になりました。それぞれに結婚の話が持ち上がっています。
JuanとJuanaという名前は似ているのに性格は正反対の二人には、ハプスブルク家とのダブル結婚が成立します。カタリナはイングランドへ。長女イサベラはポルトガル王太子だったアロンソを亡くして以来ふさぎ込んでいますが、新しい王でアロンソの従兄弟のエマニュエルからずっとラブコールがあります。 長く結婚しているイサベラ女王とフェルディナンド王には相変わらず深い溝があります。狂信的なカトリックで、国で一番の重職トレド大司教もそうして選びたいイサベラと、自分の息子アルフォンソ(いつかのサラゴッサ大司教)にほしいフェルディナンド。フェルディナンドは王冠や地位さえあれば人は幸せになれると思っていて、結婚に戸惑う娘達の心を打ち砕いていきます。しかし、それでもこの二人がスペインなのです。 グラナダ陥落と異端審問の導入で、敬虔で一つにまとまったスペインはできました。しかし、ユダヤ人を、やがてはイスラム教徒をも追い出し、スペインは一つの宗教しか許さない国になっていきます。 狂信的な大司教Ximenes、ラ・ロカ・フアナ(フアナ狂女王)と呼ばれるJuana、ユダヤ人の恨みに怯えるポルトガル王夫妻、金に執着するフェルディナンドに、敬虔すぎるイサベラ女王。狂った人を書かせると、プレイディは上手いですねー。【柊】 |