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Other Queen, The | ||||||
Philippa Gregory | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 140,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Simon & Schuster,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/563ページ,
メディア/書籍:ISBN 9781416598008(1416598006),
言語/English,
価格/ ,
サイズ/,
縦172mm×
横104mm
厚み30mm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/ , 初版発行年/2008, 備考/ |
|
音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
1568年、スコットランド女王メアリ・ステュアートはイングランドにいます。メアリはイングランド女王エリザベス・テューダー(エリザベス1世)が自分をスコットランド王位に就け直すため、協力してくれるだろうと思って亡命してきました。しかし、エリザベスには一切その気がなく、メアリをなるべく穏やかに飼い殺し、もしくは本当に殺してしまいたいようです。
話はメアリの看守(?)に任命されたベス・オブ・ハドウィック、その夫で伯爵のジョージ、メアリの3人それぞれの一人称で順々に語られます。3回結婚して、段々に夫の位を上げていったベスは、やはり3回結婚していずれも失敗したメアリを、割と見下しています。ジョージはメアリに心を奪われていて、メアリは自分がいかに美女で色んな人にほめられたか、女王の上には神しかいなくてただの人といかに格が違うかを語ります。 鮮やかな描写力と、ドラマティックな展開でどんどん読ませるタイプです。メアリを自由の身にする計画や、その失敗など、非常にどきどき、わくわくさせます。ただ、メアリの性格と伯爵が夫人を裏切っていく過程が、後味が悪すぎました。 PlaidyのCaptive Queen of Scotsを読んだ方が、ずっと有意義だと思いました。グレゴリーは、今までの小説でいかにこの3人が誤解されてきたかを後書きで力説していて、プレイディのことも言っているのかなと思いましたが。 ただ、メアリの死を契機に起きたスペインの侵略「アルマダ」を存命中に出してきたり、冗談みたいな歴史の間違いがありました。英語は間違っていないですが、ネイティブでも読み通せないほど退屈だというアマゾン・レビューが多かったです。【柊】 |