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Boogiepop at Dawn | ||||||
Kouhei Kadono | ||||||
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YL(平均) | 5.5 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Boogiepop |
総語数 | 52,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/児童書/Teens向, ジャンル/Fiction:短編集, 総ページ/293ページ, メディア/書籍:ISBN 9781934876060(1934876062) ( 絶版 ), 言語/English, 価格/7.95 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/高校生, 初版発行年/2008, 備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 |
タイトル:「夜明けのブギーポップ」 備考:上遠野浩平、電撃文庫、1999年 |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):4.0 ~ 7.0 |
「Boogiepop and Others(ブギーポップは笑わない)」「VS Imaginater」に続く英訳第三弾。原作ではもっと後に出ているので、間に刊行された物語をふまえての場面がある(訳者ノートでフォロー)。
連作短編の形でブギーポップの誕生の物語が語られる。人が一番美しいときに殺しに来る死神と噂されているブギーポップ。その誕生には「炎の魔女」霧間凪や、「博士」末真が関わっていた。 ブギーポップは笑わないに登場したエコーに、「歪曲王」の物語の合間にブギーポップ自身が自分の始まりを語り始め、それに関わったそれぞれの人物の回想が続けられて、最終的に読者が自分の頭の中で再構築するということになる。 上遠野作品では必ず冒頭に引用される作家、作中人物で凪の父親霧間誠一の「Public Enemy Number 1」など、元ネタがありそうなタイトルが多いが翻訳者ノートでは英語圏では知られていないもののみ言及されている。 翻訳者ノートには英語に訳しにくかった言葉や、作中に出てきた言葉の出典とその意味が書いてあり、原作は全て読んでいても知らなかったこともあってためになった。 日本の文庫本と同じ大きさ、装丁、カラーページの絵に抜粋の台詞などが書いてあるところまで同じで、とことん原書に近づけようという意図が感じられる。名前も名字が先です。それだけに英語も引きずられているのではないかというのが気になるところですが、私には判定不能でした。 翻訳はAndrew Cunninghamで、2019年に復刊されています。【柊】 |