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Flaunting, Extravagant Queen | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
この本を購入する |
YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | French Revolution 3 |
総語数 | 142,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Random House UK,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/484ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780099493389(0099493381),
言語/English,
価格/7.99 GBP-Pounds,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/ , 初版発行年/1957, 備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
Marie Antoinetteが主人公の小説ですが、途中オルレアン公やジャンヌ・ド・ラモット・ヴァロワが主人公っぽいときも。
15歳のオーストリア大公女マリー・アントワネットは遊ぶこと、家庭教師と仲良くなって楽をすることしか考えない少女。しかし、政略からフランス国王の孫、王太子ルイに嫁ぎます。 国王の娘アデレード(と彼女に何でも従う妹2人)はオーストリアとの縁組みを面白く思っていませんでした。そこで、アントワネットに優しくするふりをして、色々と聞き出しては彼女に不利なうわさとして流し、また、彼女が愚かなことをするよう扇動しました。 国王の愛人デュ・バリー夫人は、夫人の方から対立する気はなかったのですが、アデレードに焚きつけられたアントワネットに全面対決をしかけられ、宮廷の二大勢力の対立に発展します。アデレード自身はといえば、デュ・バリー夫人を嫌ってはいたものの、正面切っては対立しないように立ち回っていました。 王族の1人オルレアン公は、自分は国王にふさわしいと思い、それがかないそうもないことがわかると、庶民の味方のふりをして、人気取りをするようになります。「王妃についてどう思う?」と聞かれると席を立つ。そして「王妃の味方をするなら残って話すべきだ」と言われると、「それができないから席を立つのだ」と、悪口を言うよりも効果的にアントワネットの評判を傷つける。 アントワネットは何も考えずに行動していた頃の行いから生じた事件の記憶とかつてできた敵が多過ぎたのです。前の2作を読むと、ルイ15世の時点で手の打ちようがなくなって、アントワネット(とルイ16世)が何をしても無駄だったという気になります。【柊】 |