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Queen Jezebel | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 7.3 |
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お薦め度(平均) | ★★★★ |
シリーズ名 | Medici Trilogy 3 |
総語数 | 119,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Random House UK,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/467ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780099493198(0099493195),
言語/English,
価格/7.99 GBP-Pounds,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/大人,
初版発行年/1958,
備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
三部作も最後になり、カトリーヌは段々怪物じみてきます。
カトリーヌの娘、王女マルグリットとナヴァール王子のアンリの結婚は、カトリーヌの夫アンリ2世の決めたことでした。ずっと反対してきたプロテスタントの指導者ナヴァール女王のジャンヌもついに結婚に賛成し、直後に「病死」しました。カトリーヌに毒殺されたとパリの人々はうわさし、シャルル9世までが疑って検死をさせ、毒物は検出されなかったものの、カトリーヌは相変わらず疑われています。 ついには、カトリーヌがフランスに来て以降フランスに起きた悪いことは全て彼女のせいだとする本まで出版されましたが、カトリーヌはフランスの真の支配者が誰か、皆わかっているようだと言って、笑っています。 そして1572年8月18日、ユグノーの指導者の1人となったナヴァール王アンリと、カトリックのフランス王女マルグリットとの結婚が行なわれました。カトリックの多いパリにユグノーが沢山集まり、そして23日、St. Bartholomew's Eve、フランスの歴史に残るユグノー大虐殺の幕が開けます。 これで熱狂的カトリックのスペイン国王に戦争をしかけられなくてすむと安心するカトリーヌですが、国内はますます不安定になり、「こちらがやらなければあちらがしかけてくるのはわかっているけど、自分はしかける側になりたくない」と言ったシャルル9世が、狂王というあだ名の割にしっかりして見えました。 Jezebelというのは、聖書に出てくる悪女で、日本ではイゼベルという方が通りがいいようです。【柊】 |