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Italian Woman, The | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 7.3 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Medici Trilogy 2 |
総語数 | 99,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Random House UK,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/388ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780099493181(0099493187),
言語/English,
価格/6.99 GBP-Pounds,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/大人,
初版発行年/1952,
備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):7.0 ~ 8.0 |
第一章はカトリーヌではなく、ナヴァール女王ジャンヌ・ダルブレの物語です。ナヴァール王女ジャンヌは、母方の叔父フランス王フランソワ1世の次男のアンリと結婚したかったのですが、アンリはメディチ家のカトリーヌと結婚。ジャンヌは格下ながらフランスにとっては大事な援軍のDuke of Clevesと結婚しますが、結婚が気に入らない上に王女が王族でない公爵夫人になってしまうと気づき、常識外れの抵抗をします。抵抗むなしく結婚となりますが、幸い、12歳なので婚礼の儀式だけがあり、結婚生活そのものはスタートしません。数年後、王家の分家でカトリーヌの産む子どもの次に王位継承権が高いブルボン家のアントワーヌと恋に落ちます。夫のDuke of Clevesがフランソワを裏切ったため、結婚がなかったことになり、ギーズ公かアントワーヌと結婚することに。新しい国王のアンリ2世は愛人ディアヌの意向でギーズ公を押していましたが、カトリーヌはディアヌの鼻を明かすため、ジャンヌにアントワーヌと結婚する方法を授けます。
カトリーヌに話が戻ります。最愛の夫は失ったけれども、これでもう夫の愛人に王妃面で指図されることもなく自由の身になったと思ったら、新王妃メアリ・ステュアートの叔父、ギーズ家の兄弟に命令される身に。唯一愛する子ども、三男のアンリに王位を継がせたいカトリーヌは、ギーズ家に妻にナヴァール国王にしてもらったアントワーヌをぶつけ、双方の力を削いで自分に有利に事を運ぼうとします。しかし、それは実際にはジャンヌとカトリーヌの対決の始まりでした。 新教徒代表ジャンヌと旧教徒代表ギーズ家の対立が激しくなってくるのですが、どっちの宗派も狂信的で変わらないと冷めているカトリーヌが、なんだか一番まともに見えます。【柊】 |