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Madame Serpent | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★ |
シリーズ名 | Medici Trilogy 1 |
総語数 | 98,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/Random House UK,
種類/一般,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/405ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780099493174(0099493179),
言語/English,
価格/6.99 GBP-Pounds,
サイズ/,
縦mm×
横mm
厚みmm
重さg,
装丁/ペーパーバック,
主対象年齢/ , 初版発行年/1951, 備考/一度は三部作を一冊にまとめて出版したこともあったようですが、これは三冊になっています。 |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
16世紀のフランス王妃カトリーヌ・ド・メディシスを主人公にした三部作の一巻目です。
フランス王フランソア1世はスペインとの戦争に負けて捕虜になり、姉マルグリットが危険を冒して駆けつけてくれなければ、無事フランスに戻ってこれたかどうかもわかりませんでした。王を帰国させる代わりに王の身代金が支払われるまでフランソアの長男と次男がスペインの人質になり、また、フランソアはスペインから王妃を迎えることになります。 戦争にかかった費用が莫大だったため、フランスは財政危機に陥ります。その打開策としてフランソア1世は、次男の妃に、王家ではないものの金持ちのメディチ家の人間を迎え、莫大な持参金を受け取ることにしました。次男Henryは、父がけちで身代金をなかなか払わなかったため、長くスペインで育ったせいかフランス貴族らしい優雅さや教養がなく、フランソアはDiane de Poitiersに教師役を頼みます。 イタリアでは両親を亡くしたCaterina(フランスではCatherine)が支配者としての教育を受けて育ちます。本家の最期の嫡出子だったからです。感情を抑える訓練もその一つでした。一緒に育った2人のうち、いつかFlorence(フィレンツェ)の支配者になるはずのIppolitoとの間には愛が生まれます。しかし、Caterinaの父の私生児ということになっているものの、実は法王クレメント7世の私生児であるAlessandroを、法王はフィレンツェの支配者にしようとしていました。CaterinaはIppolitoとの恋を諦めさせられてフランスに嫁ぎます。 法王と国王の間で決まった縁組みに当事者2人はとまどいを隠せません。それでも妻は失恋を経験した大人らしく、同じ立場の夫に親近感を抱きますが、夫は法王と父のついでに妻に嫌悪を抱きます。 結婚にこぎ着けるまでが、結構長いです。【柊】 |