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Mary, Queen of France | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 6.5 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Tudors 7 |
総語数 | 96,420語 (出版社提供) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Fiction:歴史 , 恋愛, 総ページ/293ページ, メディア/書籍:ISBN 9780609810217(0609810219), 言語/English, 価格/12.95 US$, サイズ/, 縦203mm× 横131mm 厚み16mm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/大人, 初版発行年/1964, 備考/ |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 7.0 |
16世紀イングランド、兄、のちのヘンリー8世を神様のように思って育ったメアリですが、とある仮面舞踏会で兄だと思って近づいたのはチャールズ・ブランドンでした。兄ほど背が高くてダンスが上手い男性はいないはずだと思っていたのですが、ブランドンは賢明にも、ぎりぎりでヘンリーに勝たせる術を心得ていたのです。メアリはブランドンを意識するようになります。
ところが、14歳のメアリは見た目からしてトロそうな(肖像画しか見ていないけれども、本物もそうだったと報告された)Prince of CastilleのCharles(のちの神聖ローマ皇帝カール5世・スペイン国王カルロス1世)と婚約させられます。絶対に嫌だ。もう一人のCharlesがいいと言っていると、なんと婚約が解消に。喜んだのもつかの間、兄の命令でフランス国王ルイ(Louis)12世と結婚することになります。メアリは18歳、ルイは52歳でした。 メアリは、一度は王族の義務として結婚するから、ルイが死んだあとは自分が望む人と結婚させて欲しいとヘンリーに頼みます。ヘンリーは承知しましたが……。 ルイには男の子がいないため(フランスの法律では王女には王位継承権がなく、王女の子どもにもない)、もしメアリが男の子を産まなければ国王になることのできるフランソア。フランソアを溺愛し、彼を王位に就けることが生涯をかけた目標であるフランソアの母Louiseと姉Marguerite。さらに、年の割に賢くてメアリがつい本音を打ち明けてしまう侍女Anne Boleynと、魅力的で個性あふれる人々がメアリを囲みます。 Plaidyの小説としては珍しくコミカルな場面が多く、また、I know what I wantと何度も言って、本当にやりたいことをやってしまう主人公の性格のためか非常に明るく、読みやすい作品です。【柊】 |